好きだった
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
夜、明日の準備を終わらせてひまになる時間
ベッドでダラダラしていると、帰ってきた父から、話があるとリビングに呼ばれた。
行ってみると、神妙な面持ちで母と父が座っている。
真面目な話なのかと思い、大人しく正面に座った。
すると、父が急に頭を下げる。
驚いて何も言えずにいると、そのまま父は泣きそうな声で言った。
「…イギリス行きが早まった。8月には行かなければならない」
言葉が出なかった。
そこにすかさず母が補足をする。
「あのね、早く行く代わりに早く帰って来れるらしいの。長くても2年もすればこっちに戻ってこれるって。」
2年といえば、私が高校2年という頃だろうか。
もう決まったことらしい。
今は7月中旬だから、もうすぐここを離れるということ
すまない!と父が叫んで、母がその背中をさする。
驚いたけど、父が私のために会社に掛け合ってくれたんだとわかっている。
だから、もう何も文句は言わない。
「ありがとう。迷惑かけてごめんね。…本当にありがとう」
なんて言えばわからなかったから、それだけ言って部屋に戻った。
不思議と、悲しくはなかった。
ベッドでダラダラしていると、帰ってきた父から、話があるとリビングに呼ばれた。
行ってみると、神妙な面持ちで母と父が座っている。
真面目な話なのかと思い、大人しく正面に座った。
すると、父が急に頭を下げる。
驚いて何も言えずにいると、そのまま父は泣きそうな声で言った。
「…イギリス行きが早まった。8月には行かなければならない」
言葉が出なかった。
そこにすかさず母が補足をする。
「あのね、早く行く代わりに早く帰って来れるらしいの。長くても2年もすればこっちに戻ってこれるって。」
2年といえば、私が高校2年という頃だろうか。
もう決まったことらしい。
今は7月中旬だから、もうすぐここを離れるということ
すまない!と父が叫んで、母がその背中をさする。
驚いたけど、父が私のために会社に掛け合ってくれたんだとわかっている。
だから、もう何も文句は言わない。
「ありがとう。迷惑かけてごめんね。…本当にありがとう」
なんて言えばわからなかったから、それだけ言って部屋に戻った。
不思議と、悲しくはなかった。