駆け引き
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北原さんとおしゃべりをしながら玄関をでる。
玄関を出た先には多くの体育会系の部活の人がいた。
ちょうどテニス部もランニングの準備運動をしているところで、当然一氏くんもいる。
いつも通り、小春さんとくっついてイチャイチャしていた。
仲いいなぁなんて思いながら横を通り過ぎようとしたら、一氏くんが私に気づいたようだった。
別に気づいても無視すればいいのに、一氏くんは私の腕を掴んできた。
「うわっ!…な、なに」
腕を掴まれたのに驚いていると、今度は顎を持ち上げられる。
これも絶対わざと、からかってるんだよ私の事!テニス部の人も驚いてこっち見てるし!
そう思い一氏くんの腕を離すと、なにすんねんと、いつも通りのような声で怒られる。
それにすかさず反論する。
「最近変なことしすぎ!小春さんと何か企んでるの、知ってるんだからね!これもそうなんでしょ!?」
そう叫ぶと、一氏くんは数秒ほど間があって考えたあと、何食わぬ顔で私に言う
「はぁ?ちゃうわ。顔の痣消えたんやな思て確認しただけや。お前こそ自意識過剰なんやボケ」
「えっ」
嘘をついているとは思えない言い方に、思わず私が狼狽えてしまった。
確かに、さっき一氏くんが私の頬に触った時、小春さんも驚いてた気がする。
あれ、私の勘違い?
私が、変に期待しただけ…?
「…ごめんなさい」
なんだか恥ずかしくなり、素直に謝る。
気まずく感じて、北原さんの手をとってその場をあとにした。
その後に一氏くんが手で顔を覆い項垂れていたのを私は知らない。
玄関を出た先には多くの体育会系の部活の人がいた。
ちょうどテニス部もランニングの準備運動をしているところで、当然一氏くんもいる。
いつも通り、小春さんとくっついてイチャイチャしていた。
仲いいなぁなんて思いながら横を通り過ぎようとしたら、一氏くんが私に気づいたようだった。
別に気づいても無視すればいいのに、一氏くんは私の腕を掴んできた。
「うわっ!…な、なに」
腕を掴まれたのに驚いていると、今度は顎を持ち上げられる。
これも絶対わざと、からかってるんだよ私の事!テニス部の人も驚いてこっち見てるし!
そう思い一氏くんの腕を離すと、なにすんねんと、いつも通りのような声で怒られる。
それにすかさず反論する。
「最近変なことしすぎ!小春さんと何か企んでるの、知ってるんだからね!これもそうなんでしょ!?」
そう叫ぶと、一氏くんは数秒ほど間があって考えたあと、何食わぬ顔で私に言う
「はぁ?ちゃうわ。顔の痣消えたんやな思て確認しただけや。お前こそ自意識過剰なんやボケ」
「えっ」
嘘をついているとは思えない言い方に、思わず私が狼狽えてしまった。
確かに、さっき一氏くんが私の頬に触った時、小春さんも驚いてた気がする。
あれ、私の勘違い?
私が、変に期待しただけ…?
「…ごめんなさい」
なんだか恥ずかしくなり、素直に謝る。
気まずく感じて、北原さんの手をとってその場をあとにした。
その後に一氏くんが手で顔を覆い項垂れていたのを私は知らない。