｢あーほんま可愛ええわ。何なんあれ？｣


テニスそっちのけで部室で白石と小春と謙也と4人で話す。

｢白石、何やこれ｣

｢あー…なんや。恋バナ？｣


白石としては、部活をしようとしたら一氏が肩を掴んで部室に連行されたから、されるがままで相談を受けた。

そして謙也は部室に入ればすぐに座るよう言われたので、何もわからず現在に至る。


｢ユウくん、相手は真琴ちゃんやで？もっとガンガン行くべきや！｣

｢は？ユウジお前、滝瀬さんのこと好きなん？｣
｢あ"あ"あ"！！言うな！！｣

｢すまん…｣

ユウジは耳を塞いで叫ぶ。

誰かから直球で言われると、恥ずかしさに耐えられない。


｢どうしたらええって…自分の好きなようにやればええやろ｣


白石がそう言う。

自分が思うようにできていたら、こんなに困っていないと心の中で悪態をつく。


そこに小春が具体的なアドバイスをくれた


｢わかったわユウくん。とりあえず、私の言う通りにしてや！｣


次の日から、ユウジは早速小春のアドバイスに従うことにした