お礼デー...
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「一氏くん、ごめんね待たせて」
「ん、終わったんか」
屈んでた一氏くんが姿勢を戻す
一氏くんが見ていたのは花の刺繍の入った鞄のサンプルだった
「刺繍やりたいの?」
「いや、別に。こういうの滝瀬に似合いそうやなって」
「は…?」
「…あ、ちゃう!!間違うただけや!…あーもう行くで!!」
一氏くんの言葉に呆然としてしまった
私の腕をつかみ一氏くんが店を出る
何、これは…なんでドキドキしてんの私
「いや、一氏くんも似合うと思うよ…」
「気使うなや…もう買い物ええんか」
心を落ち着かせてようとして言ったのが裏目に出てしまった
「うん、一氏くんは…いいの?」
「特にないな。…帰るか」
「まあ、することないしね」
結局このまま帰宅することになった。
帰宅途中、一氏くんに聞いてみる
「ねぇ、なんで今日誘ってくれたの?」
「あ?…あれや、ユニフォームのお礼」
「お礼?」
お礼みたいなことなんて、今日されたっけ…?
「これやる」
一氏くんが持っていた袋を私に渡す。
「あ…このために今日?」
「白石達とはちゃうことしよ思て、誘ってみた。適当に散歩しよ思たけど、行きたいとこあったんならちょうど良かったわ」
ちらっと見えた袋の中身は、かぎ針とか手芸道具だった
…私が今使ってるの、見るからに使い古してるからな…
「…嬉しい、ありがとう。一氏くんと雑貨屋行けて良かった…あ、でも楽しかった?」
一氏くん、私に興味ないんだと思ってたけど、ちゃんと見てくれてるんだな。
自然と笑顔になる
「ああいう店は見るだけでも楽しいもんや」
一氏くんがバンダナを触る
「そっか」
バンダナを触った時の顔が少し綻んでいたので、私もほっとする。
なんだかんだ今日はすごく楽しかった。
休日に一緒にお買い物…これはまるで…
「ひ、一氏くん!」
「なんや」
「私たち、お友達になれない、かな?」
私は意を決して言ってみた
「ん、終わったんか」
屈んでた一氏くんが姿勢を戻す
一氏くんが見ていたのは花の刺繍の入った鞄のサンプルだった
「刺繍やりたいの?」
「いや、別に。こういうの滝瀬に似合いそうやなって」
「は…?」
「…あ、ちゃう!!間違うただけや!…あーもう行くで!!」
一氏くんの言葉に呆然としてしまった
私の腕をつかみ一氏くんが店を出る
何、これは…なんでドキドキしてんの私
「いや、一氏くんも似合うと思うよ…」
「気使うなや…もう買い物ええんか」
心を落ち着かせてようとして言ったのが裏目に出てしまった
「うん、一氏くんは…いいの?」
「特にないな。…帰るか」
「まあ、することないしね」
結局このまま帰宅することになった。
帰宅途中、一氏くんに聞いてみる
「ねぇ、なんで今日誘ってくれたの?」
「あ?…あれや、ユニフォームのお礼」
「お礼?」
お礼みたいなことなんて、今日されたっけ…?
「これやる」
一氏くんが持っていた袋を私に渡す。
「あ…このために今日?」
「白石達とはちゃうことしよ思て、誘ってみた。適当に散歩しよ思たけど、行きたいとこあったんならちょうど良かったわ」
ちらっと見えた袋の中身は、かぎ針とか手芸道具だった
…私が今使ってるの、見るからに使い古してるからな…
「…嬉しい、ありがとう。一氏くんと雑貨屋行けて良かった…あ、でも楽しかった?」
一氏くん、私に興味ないんだと思ってたけど、ちゃんと見てくれてるんだな。
自然と笑顔になる
「ああいう店は見るだけでも楽しいもんや」
一氏くんがバンダナを触る
「そっか」
バンダナを触った時の顔が少し綻んでいたので、私もほっとする。
なんだかんだ今日はすごく楽しかった。
休日に一緒にお買い物…これはまるで…
「ひ、一氏くん!」
「なんや」
「私たち、お友達になれない、かな?」
私は意を決して言ってみた