幸せとは
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「友達を作ることよりね、英語勉強しなきゃいけなくなったの」
「どっちもやればええやろ」
一見正論に見えるようなことを一氏くんに言われる。
でも今回はそうはいかない
「いやそうじゃなくて。…来年からイギリスに住むことになったから、もうこっちの友達とか…作っても意味ないの」
「は?イギリス…?」
「お父さんの転勤」
意外なことに、一氏くんは多少驚いていた
まあ、いきなり言われたらビックリするよね
「そうなんか…」
「うん…」
こういう時、誰かに言うと少しスッキリするっていうけど
全然スッキリしない
「転勤は今までもあったから慣れてるはずなんだけど…」
「…」
「千歳くんとか北原さんが友達って言ってくれて、一氏くんとか白石くんとも話せるようになって…」
離れたくない
そう言いたかったけど、言えなかった
涙が止まらない
「ごめんね…」
一氏くんは、黙って泣き止むのを待っててくれた。
まだ夏だから
そう思って、卒業とかを今までは実感することはなかった
でも、大阪を離れると知ってからは一気にそれが押し寄せてきた
「どっちもやればええやろ」
一見正論に見えるようなことを一氏くんに言われる。
でも今回はそうはいかない
「いやそうじゃなくて。…来年からイギリスに住むことになったから、もうこっちの友達とか…作っても意味ないの」
「は?イギリス…?」
「お父さんの転勤」
意外なことに、一氏くんは多少驚いていた
まあ、いきなり言われたらビックリするよね
「そうなんか…」
「うん…」
こういう時、誰かに言うと少しスッキリするっていうけど
全然スッキリしない
「転勤は今までもあったから慣れてるはずなんだけど…」
「…」
「千歳くんとか北原さんが友達って言ってくれて、一氏くんとか白石くんとも話せるようになって…」
離れたくない
そう言いたかったけど、言えなかった
涙が止まらない
「ごめんね…」
一氏くんは、黙って泣き止むのを待っててくれた。
まだ夏だから
そう思って、卒業とかを今までは実感することはなかった
でも、大阪を離れると知ってからは一気にそれが押し寄せてきた