近づく距離
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それからも何も話さないまま、別れ道まで来てしまった
「なんか話題探したけど…ほんまに何もなかった」
何故かショックを受けている一氏くん
「いやいや、無理はしないでいいよ…起こしてくれてありがとう。じゃあ、また明日」
そう言って歩きだそうとしたけど、それはできなかった。
一氏くんが、私の腕を掴んでいる
「…どうしたの?」
「…」
私の顔を見て黙っている一氏くん
腕を掴まれて、見つめ合っている
通行人の視線が痛い
「ひ、一氏くん?」
「言いたいことあったわ」
「…うん」
真剣な顔をされるから、手を離そうにも離せない
というか、こんなに真剣な一氏くんは見たことないから、ドキドキしている
心臓が、うるさい
数秒して、一氏くんは意を決した様に言った
「ジャージ縫ってくれへん?」
「…何が?」
「やからジャージ。…ほんまは借り作るみたいで嫌なんやけど…お前にしか出来ひんから」
一氏くんは、私に頼みたくないのを堪えるために、あんなに黙っていたの?
この人、ほんとにバ…アホだ
「…急に黙るからびっくりした。借りとかないから別にいいよ」
私の言葉を聞いて、一氏くんはおおきにと言って手を振って帰ってしまった
ぽつんと取り残された私
周りの視線が痛かった
でも、なんだか一氏くんらしいと思って安心した
私も一氏くんみたいに、走って家路についた
「なんか話題探したけど…ほんまに何もなかった」
何故かショックを受けている一氏くん
「いやいや、無理はしないでいいよ…起こしてくれてありがとう。じゃあ、また明日」
そう言って歩きだそうとしたけど、それはできなかった。
一氏くんが、私の腕を掴んでいる
「…どうしたの?」
「…」
私の顔を見て黙っている一氏くん
腕を掴まれて、見つめ合っている
通行人の視線が痛い
「ひ、一氏くん?」
「言いたいことあったわ」
「…うん」
真剣な顔をされるから、手を離そうにも離せない
というか、こんなに真剣な一氏くんは見たことないから、ドキドキしている
心臓が、うるさい
数秒して、一氏くんは意を決した様に言った
「ジャージ縫ってくれへん?」
「…何が?」
「やからジャージ。…ほんまは借り作るみたいで嫌なんやけど…お前にしか出来ひんから」
一氏くんは、私に頼みたくないのを堪えるために、あんなに黙っていたの?
この人、ほんとにバ…アホだ
「…急に黙るからびっくりした。借りとかないから別にいいよ」
私の言葉を聞いて、一氏くんはおおきにと言って手を振って帰ってしまった
ぽつんと取り残された私
周りの視線が痛かった
でも、なんだか一氏くんらしいと思って安心した
私も一氏くんみたいに、走って家路についた