針と糸
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「今日は部活あらへんわ。…せや、小春になんかプレゼントしたらええんやないか!?」
そんならまた小春も俺に惚れなおすわー
そうやって一氏くんはガッツポーズをする
「それより、小春さんが冷たい理由を知るのが先じゃない?」
「うっさいわ。お前に小春の何がわかんねん」
「…確かに何も知らないけど、だったらここに来ないで帰ってよ」
一氏くんが来ると作業が進まない。ずっと話し続けるし、無視すると怒るから
「ここ人おらへんやん。やから気が楽なんや」
手芸部は部員が私1人
だから部室も広々と使えるし、それはいいんだけど
「…私は部員が欲しいの。話し相手じゃなくて」
卒業までに部員を確保しないと、来年にはなくなってしまう。
去年先輩に託されたこの部活、なんとしても残したい
「…ほんまかわいそうやな。部員集めに必死ならなあかんなんて……そんなことより、お前ぬいぐるみとか作れるんか?」
「そりゃ手芸部だから…」
「小春のために作ってや」
「…一氏くんが作りなよ」
「…お前の方がうまいやろどアホ」
さっきからなんでこんなに罵倒されなきゃいけないんだ。
「簡単なものでも、自分で作ったほうが愛は伝わるんじゃない?……例えば、ミサンガとか」
それで一氏くんがピンときたような顔をする
「あぁ、そういえば小春、去年のやつ切れとったな…」
「じゃあいいじゃん!作り方教えるから、作ってみなよ!」
「せやな…やってみるわ!」
早速糸を持ってきて教えると、一氏くんはスラスラできるようになった
そんならまた小春も俺に惚れなおすわー
そうやって一氏くんはガッツポーズをする
「それより、小春さんが冷たい理由を知るのが先じゃない?」
「うっさいわ。お前に小春の何がわかんねん」
「…確かに何も知らないけど、だったらここに来ないで帰ってよ」
一氏くんが来ると作業が進まない。ずっと話し続けるし、無視すると怒るから
「ここ人おらへんやん。やから気が楽なんや」
手芸部は部員が私1人
だから部室も広々と使えるし、それはいいんだけど
「…私は部員が欲しいの。話し相手じゃなくて」
卒業までに部員を確保しないと、来年にはなくなってしまう。
去年先輩に託されたこの部活、なんとしても残したい
「…ほんまかわいそうやな。部員集めに必死ならなあかんなんて……そんなことより、お前ぬいぐるみとか作れるんか?」
「そりゃ手芸部だから…」
「小春のために作ってや」
「…一氏くんが作りなよ」
「…お前の方がうまいやろどアホ」
さっきからなんでこんなに罵倒されなきゃいけないんだ。
「簡単なものでも、自分で作ったほうが愛は伝わるんじゃない?……例えば、ミサンガとか」
それで一氏くんがピンときたような顔をする
「あぁ、そういえば小春、去年のやつ切れとったな…」
「じゃあいいじゃん!作り方教えるから、作ってみなよ!」
「せやな…やってみるわ!」
早速糸を持ってきて教えると、一氏くんはスラスラできるようになった