近づく距離
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「なあ、消しゴム貸してくれへん」
「なんでここ急にyが消えたんや?…あ、代入したんか。え、それでも…」
「シャー芯くれ」
「あー腹減ったわ、なんかないん?」
「一氏くんうるさい」
べらべらよく喋るなこの人。
授業中話しかけないでって言ったのに、毎時間話しかけてくる。
それだけなら怒れるけど、一氏くん小声で話しかけてくるし、授業に関係あることしか言わないから、なんだか怒りにくい。
にしても、我慢できない
「なんや、今休み時間やろ!」
「あーはいはい。おやつは何もないです」
「なんやねんお前…」
返事が雑だったからか、その後話しかけてはこなかった。
代わりに凄いこっちを見てくる。
じーっと、目を見開いている一氏くんが視界に入ってくる
一氏くん、授業聞きなさいよ
耐えられなくなり、一氏くんの方を見る
「…なに?」
私がそう言うと、一氏くんは目を細めて笑い口パクをしてきた。
それは短く、わかりやすいものだった
"ど、ア、ホ"
「一氏くんうるさい」
「喋ってへんやろ」
授業終わり、再び一氏くんに怒る。
「喋ってないけど、私は授業に集中してほしいの!」
「よう言うわ!お前、前の席でずっとノートに落書きしてたの知ってるで!バレバレや!」
「えっ、そうなの!?」
「先生もなあ、お前が頭ええから言えないだけで、ほんまはガチギレしてるで!」
形勢逆転したと思ったのか、まくし立ててくる
いや、実際逆転はしたけど
そのまま何も言えず授業は始まった。
一氏くんはその日ずっと私の邪魔をしてきた
「なんでここ急にyが消えたんや?…あ、代入したんか。え、それでも…」
「シャー芯くれ」
「あー腹減ったわ、なんかないん?」
「一氏くんうるさい」
べらべらよく喋るなこの人。
授業中話しかけないでって言ったのに、毎時間話しかけてくる。
それだけなら怒れるけど、一氏くん小声で話しかけてくるし、授業に関係あることしか言わないから、なんだか怒りにくい。
にしても、我慢できない
「なんや、今休み時間やろ!」
「あーはいはい。おやつは何もないです」
「なんやねんお前…」
返事が雑だったからか、その後話しかけてはこなかった。
代わりに凄いこっちを見てくる。
じーっと、目を見開いている一氏くんが視界に入ってくる
一氏くん、授業聞きなさいよ
耐えられなくなり、一氏くんの方を見る
「…なに?」
私がそう言うと、一氏くんは目を細めて笑い口パクをしてきた。
それは短く、わかりやすいものだった
"ど、ア、ホ"
「一氏くんうるさい」
「喋ってへんやろ」
授業終わり、再び一氏くんに怒る。
「喋ってないけど、私は授業に集中してほしいの!」
「よう言うわ!お前、前の席でずっとノートに落書きしてたの知ってるで!バレバレや!」
「えっ、そうなの!?」
「先生もなあ、お前が頭ええから言えないだけで、ほんまはガチギレしてるで!」
形勢逆転したと思ったのか、まくし立ててくる
いや、実際逆転はしたけど
そのまま何も言えず授業は始まった。
一氏くんはその日ずっと私の邪魔をしてきた