針と糸
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テニスと手芸に、なんの接点があるのだろうか
「今日はいつもより小春が冷たかったんや…なんでやと思う?」
「いや知らないし、部活行きなよ」
一氏ユウジくん。彼はたまに手芸部に遊びにくる。
前までは、彼はただのクラスメートだった
と言うのも、中学二年生の夏まで、彼とは話したことがなかった
「なぁ、お前って裁縫できるんやろ」
「え?あ、一応…」
「作ってほしいもんあるんやけど」
これが彼との初めての会話である。
作ってくれなんて頼みは今までなかったし、何か作るのが難しいものを頼まれるのだと思いワクワクしたのは覚えてる。
そしてらそれを裏切られたのも。
ぬいぐるみかな、カバンとか?なんて思いながら放課後まで待った。
一氏くんが頼んできたのはミサンガだった。
「えっ、ミサンガだけ?」
「せやで、ミサンガ8個」
「えぇ…まぁ、わかった」
できたら教えてと言われ、そのまま彼は部活に行ってしまった。
いや、そんなの1時間で終わるよ…
って思いながら作り、彼の下駄箱に入れて帰った。
後日お礼の言葉があり、それから一氏くんは私によく話しかけてくれるようになった
そんな彼は、めんどくさいし、変人である。
「今日はいつもより小春が冷たかったんや…なんでやと思う?」
「いや知らないし、部活行きなよ」
一氏ユウジくん。彼はたまに手芸部に遊びにくる。
前までは、彼はただのクラスメートだった
と言うのも、中学二年生の夏まで、彼とは話したことがなかった
「なぁ、お前って裁縫できるんやろ」
「え?あ、一応…」
「作ってほしいもんあるんやけど」
これが彼との初めての会話である。
作ってくれなんて頼みは今までなかったし、何か作るのが難しいものを頼まれるのだと思いワクワクしたのは覚えてる。
そしてらそれを裏切られたのも。
ぬいぐるみかな、カバンとか?なんて思いながら放課後まで待った。
一氏くんが頼んできたのはミサンガだった。
「えっ、ミサンガだけ?」
「せやで、ミサンガ8個」
「えぇ…まぁ、わかった」
できたら教えてと言われ、そのまま彼は部活に行ってしまった。
いや、そんなの1時間で終わるよ…
って思いながら作り、彼の下駄箱に入れて帰った。
後日お礼の言葉があり、それから一氏くんは私によく話しかけてくれるようになった
そんな彼は、めんどくさいし、変人である。
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