不純
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たくさん歩いた割にはごみは全くなかった。
そのせいでまたサボったのかって先生に疑われた。
今回も私はちゃんとやったのに、千里のついでで怒られる。
考えてみると千里は全く何もしなかった。
私の髪の毛いじったり、道端の花が見たいからと足を止めて、私もそれに付き合わされる。
そんなことをしていたら、いつもの倍は時間かかった。
「うっさい先生たい。俺らは真面目にやったんに。ちゅうか、ゴミ全然なかったとね」
「千里は知らないかもしれないけど、いつもみんなでゴミ拾いしてるの。ないのは当たり前なの!」
つい声を大きくしてしまう。
千里が反省してないような声音で話すので少しイラッときた。
「なしてそげん怒っちると?珍しかね」
呑気な声が頭上から聞こえる。
先生に怒られたのに怒ってると思ってるのか、ヘラヘラしながらまた頭を撫でられる。
その手を払って、逆方向に歩き出した。
「私帰る。バイバイ」
私は帰宅部で、千里はテニス部。千里には部活があるだろうから、帰りを誘うのはやめた。
千里は、部活には行こうとするから。少なくとも授業よりは。
一緒にいる理由がないから、足早に去ろうとした。
「真琴、もう俺ば探しに来なかと?」
後ろからそんな声が聞こえる。
少し笑みを含んだ声だ。
「そう、もう行かない!」
千里の思う通りになってたまるか。
今日でもうサヨナラだ。
そのせいでまたサボったのかって先生に疑われた。
今回も私はちゃんとやったのに、千里のついでで怒られる。
考えてみると千里は全く何もしなかった。
私の髪の毛いじったり、道端の花が見たいからと足を止めて、私もそれに付き合わされる。
そんなことをしていたら、いつもの倍は時間かかった。
「うっさい先生たい。俺らは真面目にやったんに。ちゅうか、ゴミ全然なかったとね」
「千里は知らないかもしれないけど、いつもみんなでゴミ拾いしてるの。ないのは当たり前なの!」
つい声を大きくしてしまう。
千里が反省してないような声音で話すので少しイラッときた。
「なしてそげん怒っちると?珍しかね」
呑気な声が頭上から聞こえる。
先生に怒られたのに怒ってると思ってるのか、ヘラヘラしながらまた頭を撫でられる。
その手を払って、逆方向に歩き出した。
「私帰る。バイバイ」
私は帰宅部で、千里はテニス部。千里には部活があるだろうから、帰りを誘うのはやめた。
千里は、部活には行こうとするから。少なくとも授業よりは。
一緒にいる理由がないから、足早に去ろうとした。
「真琴、もう俺ば探しに来なかと?」
後ろからそんな声が聞こえる。
少し笑みを含んだ声だ。
「そう、もう行かない!」
千里の思う通りになってたまるか。
今日でもうサヨナラだ。