その先を君と
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「なんや急に?」
「部長になってから、真琴さんテニスしてる時笑ってへんのに気づいたんや。自分、気負いすぎやで」
「…部活中に私のこと見てんのか白石くん」
「そりゃ気になるもんやろ!やって…あの…」
今までの威勢がなくなり、急に口ごもる
その姿は、自然に笑えてくるものだった
「わかっとるって、私もよく白石くんのこと見てるで」
「えっ!?そうなんか、そりゃあ…嬉しいわ…」
「白石くん、楽しそうやなって、羨ましくなるんや」
……ほんま、なんでなんやろ。1年の時はお互いに…
「白石くんは昔っから変わらないって言ってくれたけど、昔から変わってないのは断れないことだけなんや」
「真琴さん…楽しくないん?」
「…うん。全然楽しくない。むしろ」
辛いんや
なんや、目が熱い
「白石くん…テニスって、こんな辛いもんやったっけ…」
きっと、正解なんてないのに、目の前にいる人に助けを求めてしまう
いたたまれなくて、思いっきり目をつぶった
「真琴部長いますかー?って、誰もいいひんわ」
「すれ違ったんかな、戻ってみるか」
教室のドアからそんな声が聞こえたあと、走っていく足音が遠のいた
なんで、隠れたんやろ
なんで、白石くんは私を抱きしめてるんやろ
「…なんで、隠れたん?」
「そんな顔、部員に見せれるんか?…テニスは、楽しんだもん勝ちなんやで。そんな辛そうにやるんは、偽物や」
「そっか…そうやな…白石くん」
「ん?」
「あと、5分だけ…」
「せやな…存分に俺の胸使い」
「部長になってから、真琴さんテニスしてる時笑ってへんのに気づいたんや。自分、気負いすぎやで」
「…部活中に私のこと見てんのか白石くん」
「そりゃ気になるもんやろ!やって…あの…」
今までの威勢がなくなり、急に口ごもる
その姿は、自然に笑えてくるものだった
「わかっとるって、私もよく白石くんのこと見てるで」
「えっ!?そうなんか、そりゃあ…嬉しいわ…」
「白石くん、楽しそうやなって、羨ましくなるんや」
……ほんま、なんでなんやろ。1年の時はお互いに…
「白石くんは昔っから変わらないって言ってくれたけど、昔から変わってないのは断れないことだけなんや」
「真琴さん…楽しくないん?」
「…うん。全然楽しくない。むしろ」
辛いんや
なんや、目が熱い
「白石くん…テニスって、こんな辛いもんやったっけ…」
きっと、正解なんてないのに、目の前にいる人に助けを求めてしまう
いたたまれなくて、思いっきり目をつぶった
「真琴部長いますかー?って、誰もいいひんわ」
「すれ違ったんかな、戻ってみるか」
教室のドアからそんな声が聞こえたあと、走っていく足音が遠のいた
なんで、隠れたんやろ
なんで、白石くんは私を抱きしめてるんやろ
「…なんで、隠れたん?」
「そんな顔、部員に見せれるんか?…テニスは、楽しんだもん勝ちなんやで。そんな辛そうにやるんは、偽物や」
「そっか…そうやな…白石くん」
「ん?」
「あと、5分だけ…」
「せやな…存分に俺の胸使い」