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テニスが…したいです

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「やっぱり運動は苦手です。マネージャーが1番ですねー。」

「運動苦手なんか。意外やな」


頭を冷やしている謙也さんが隣で言う。


「いやー体育だけ成績悪くて、嫌になりますよ…って、謙也さん涙目じゃないですか。なんかほんとすみません。」


「衝撃でハゲたかと思ったわほんま…」

そう呟く謙也さんの近くにまた豪速球のボールがとんでくる。

「うわ!!」

「危なっ!!…財前!!!!」


謙也さんが咄嗟に私を庇うように顔を手で覆う。

やだ…かっこいいわ…。
完全に謙也さんが狙われてたけど。


ボールを打ってきた犯人、光くんが悪気がないように近づいてくる。


「謙也さんサボりですか。はよラリーやりますよ。」

「うっさいわアホ!ほんっまお前ら生意気や…。」


ぶつぶつ言いながら謙也さんがベンチから離れる。

お前ら?私を含む意味ある?


光くんもドリンクを少し飲んで、ちらっとこっちを見てから私に背を向けコートに向かった。


「がんばれー。」

「うるさ。」


かわいくないなほんと。



「…涼し」

さっきまでの汗が風邪で冷えていく。ちょうどいい涼しさだ。


銀さんと金ちゃんも練習にひと段落着いたのか、金ちゃんはコートに座り込んでいた。


2人が汗を腕で拭い、笑い合うのが見える。


私は労いを込めて、タオルとドリンクを持って行くことにした。






テニスはできないけど、楽しいものなんだなって、今なら思える。



みんなが教えてくれる。
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