テニスが…したいです
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「やっぱり運動は苦手です。マネージャーが1番ですねー。」
「運動苦手なんか。意外やな」
頭を冷やしている謙也さんが隣で言う。
「いやー体育だけ成績悪くて、嫌になりますよ…って、謙也さん涙目じゃないですか。なんかほんとすみません。」
「衝撃でハゲたかと思ったわほんま…」
そう呟く謙也さんの近くにまた豪速球のボールがとんでくる。
「うわ!!」
「危なっ!!…財前!!!!」
謙也さんが咄嗟に私を庇うように顔を手で覆う。
やだ…かっこいいわ…。
完全に謙也さんが狙われてたけど。
ボールを打ってきた犯人、光くんが悪気がないように近づいてくる。
「謙也さんサボりですか。はよラリーやりますよ。」
「うっさいわアホ!ほんっまお前ら生意気や…。」
ぶつぶつ言いながら謙也さんがベンチから離れる。
お前ら?私を含む意味ある?
光くんもドリンクを少し飲んで、ちらっとこっちを見てから私に背を向けコートに向かった。
「がんばれー。」
「うるさ。」
かわいくないなほんと。
「…涼し」
さっきまでの汗が風邪で冷えていく。ちょうどいい涼しさだ。
銀さんと金ちゃんも練習にひと段落着いたのか、金ちゃんはコートに座り込んでいた。
2人が汗を腕で拭い、笑い合うのが見える。
私は労いを込めて、タオルとドリンクを持って行くことにした。
テニスはできないけど、楽しいものなんだなって、今なら思える。
みんなが教えてくれる。
「運動苦手なんか。意外やな」
頭を冷やしている謙也さんが隣で言う。
「いやー体育だけ成績悪くて、嫌になりますよ…って、謙也さん涙目じゃないですか。なんかほんとすみません。」
「衝撃でハゲたかと思ったわほんま…」
そう呟く謙也さんの近くにまた豪速球のボールがとんでくる。
「うわ!!」
「危なっ!!…財前!!!!」
謙也さんが咄嗟に私を庇うように顔を手で覆う。
やだ…かっこいいわ…。
完全に謙也さんが狙われてたけど。
ボールを打ってきた犯人、光くんが悪気がないように近づいてくる。
「謙也さんサボりですか。はよラリーやりますよ。」
「うっさいわアホ!ほんっまお前ら生意気や…。」
ぶつぶつ言いながら謙也さんがベンチから離れる。
お前ら?私を含む意味ある?
光くんもドリンクを少し飲んで、ちらっとこっちを見てから私に背を向けコートに向かった。
「がんばれー。」
「うるさ。」
かわいくないなほんと。
「…涼し」
さっきまでの汗が風邪で冷えていく。ちょうどいい涼しさだ。
銀さんと金ちゃんも練習にひと段落着いたのか、金ちゃんはコートに座り込んでいた。
2人が汗を腕で拭い、笑い合うのが見える。
私は労いを込めて、タオルとドリンクを持って行くことにした。
テニスはできないけど、楽しいものなんだなって、今なら思える。
みんなが教えてくれる。
5/5ページ