文化祭
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「本当にごめん…」
「いやいや、こんぐらいええって。はいこれ」
教室まで来てくれた田中くんから焼きそばを受け取る。
文化祭終了間際に、先日交換したメールアドレスに連絡をした所、暇だからと持ってきてくれた。
田中くんはお化け屋敷の列を眺め、困ったように笑う。
「せやけど、俺もごめん。今更並んでもあかんやんな。」
舐めとったわと申し訳なさそうに言う。
文化祭が始まった直後よりは少なくなったが、未だ列は長い。
確かに今並んでも無理かとは思うけど、全然気にしないのに。
「気にしないで、むしろ、お化け屋敷入れないのにこさせちゃって……」
「何してんねん」
ごめんね、と言いかけたけど、言えなかった。
光くんが邪魔してきたから。
「財前」
「なんや田中か。…お前らそない仲良かったんか」
田中くんを睨みながらヤンキーのように言う。
何でそんなに機嫌が悪いのか。
「まぁ、去年同じクラスやったし」
「あーせやったんか。そんだけ?てか真琴はよ受付代われや」
自分で聞いたくせに、どうでもいいように吐き捨てたあと、私の腕を掴んで引っ張るようにした。
無理やり引っ張られ、私も田中くんも困惑を隠せない。
「あ、焼きそばほんとにありがとう!」
「おお、頑張りやー!」
「真琴やかましい」
「あ、はいすみません」
「いやいや、こんぐらいええって。はいこれ」
教室まで来てくれた田中くんから焼きそばを受け取る。
文化祭終了間際に、先日交換したメールアドレスに連絡をした所、暇だからと持ってきてくれた。
田中くんはお化け屋敷の列を眺め、困ったように笑う。
「せやけど、俺もごめん。今更並んでもあかんやんな。」
舐めとったわと申し訳なさそうに言う。
文化祭が始まった直後よりは少なくなったが、未だ列は長い。
確かに今並んでも無理かとは思うけど、全然気にしないのに。
「気にしないで、むしろ、お化け屋敷入れないのにこさせちゃって……」
「何してんねん」
ごめんね、と言いかけたけど、言えなかった。
光くんが邪魔してきたから。
「財前」
「なんや田中か。…お前らそない仲良かったんか」
田中くんを睨みながらヤンキーのように言う。
何でそんなに機嫌が悪いのか。
「まぁ、去年同じクラスやったし」
「あーせやったんか。そんだけ?てか真琴はよ受付代われや」
自分で聞いたくせに、どうでもいいように吐き捨てたあと、私の腕を掴んで引っ張るようにした。
無理やり引っ張られ、私も田中くんも困惑を隠せない。
「あ、焼きそばほんとにありがとう!」
「おお、頑張りやー!」
「真琴やかましい」
「あ、はいすみません」