住めば都
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あの時、白石さんが私をテニス部に入れた事情を知った時
少し怒りの感情が湧いた
「それだったら、解決したんだから私もうテニス部にいらないじゃんって思って。なんというか…虚しくなりました。辞めるなんて言っちゃったし。でもみんなは、ここにいてと言ってくれて…」
照れていたからか、白石さん他数人は言ってくれなかったけど、きっと辞めて欲しくはないんだろうなって思った。
自惚れというか、何となくそう思えた。
「辞めるなんて言って、本当にすみませんでした。あと…ありがとうございます」
照れてばかりじゃ何も伝わらないと思って、素直に言ってみたんだけど
白石さんはいつも通りだった
「なんやえらい素直やな…別に俺はどっちでもええけど。せやな…これからもテニス部におるんやから、呼び方変えへんか?」
なんかいつもより冷たくない?
いや、それよりも…
「呼び方?」
「せや。白石さんやなくて、もっとくだけた感じで…」
「白石?」
「ちゃうわ!蔵之介やろ!」
「冗談ですよ…」
頭をペシっと叩かれる。
「…気が向いたら言いますよ」
「いやいや今言うてや。ほら、せーの」
「暑いんで帰ります」
あほらしい、付き合ってられない。
そろそろ熱中症になりそうだから帰りたい。
「あ、おい待ってや!」
「置いてきますよ、蔵之介さん」
「えっ」
「あ、言っちゃった」
自然と蔵之介さんと言ってしまった。
言うつもりはなかったから何だか恥ずかしい。
蔵之介さんも吹き出してお腹を抱えて笑っている。
「あー、ほんまアホやな自分」
涙を浮かべて可笑しそうにそう言う。
「うるさいですよ。それより私、アイス食べたいです」
「はいはい、しゃあないな」
私達はコンビニに向かった。
夏の暑さに、アイスはとても身に染みた
そして、いつもより美味しく感じた
少し怒りの感情が湧いた
「それだったら、解決したんだから私もうテニス部にいらないじゃんって思って。なんというか…虚しくなりました。辞めるなんて言っちゃったし。でもみんなは、ここにいてと言ってくれて…」
照れていたからか、白石さん他数人は言ってくれなかったけど、きっと辞めて欲しくはないんだろうなって思った。
自惚れというか、何となくそう思えた。
「辞めるなんて言って、本当にすみませんでした。あと…ありがとうございます」
照れてばかりじゃ何も伝わらないと思って、素直に言ってみたんだけど
白石さんはいつも通りだった
「なんやえらい素直やな…別に俺はどっちでもええけど。せやな…これからもテニス部におるんやから、呼び方変えへんか?」
なんかいつもより冷たくない?
いや、それよりも…
「呼び方?」
「せや。白石さんやなくて、もっとくだけた感じで…」
「白石?」
「ちゃうわ!蔵之介やろ!」
「冗談ですよ…」
頭をペシっと叩かれる。
「…気が向いたら言いますよ」
「いやいや今言うてや。ほら、せーの」
「暑いんで帰ります」
あほらしい、付き合ってられない。
そろそろ熱中症になりそうだから帰りたい。
「あ、おい待ってや!」
「置いてきますよ、蔵之介さん」
「えっ」
「あ、言っちゃった」
自然と蔵之介さんと言ってしまった。
言うつもりはなかったから何だか恥ずかしい。
蔵之介さんも吹き出してお腹を抱えて笑っている。
「あー、ほんまアホやな自分」
涙を浮かべて可笑しそうにそう言う。
「うるさいですよ。それより私、アイス食べたいです」
「はいはい、しゃあないな」
私達はコンビニに向かった。
夏の暑さに、アイスはとても身に染みた
そして、いつもより美味しく感じた