能ある鷹と私とスキャンダル
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結果的に言うと、財前くんと私が思った通りにはいかなかった
最近は話している時の視線が強くなった気がする
耐えられなくなって途中で会話を辞める時もあったし
今だって
「真琴これ部室に忘れてったやろ」
「あ、ごめん」
ほら、みんなが見てる
「お前らそんな見てなんやねんいつも」
「財前くん…」
おぉ、ついに言ったこいつ
みんなもうろたえている
「…いや、あんたら付き合うてないんやろ。それはもう、うちらも知ってるわ」
琴子ちゃんがそう言う
あれっ、そうなの?
クラスの人も同意するように黙っている
「じゃあなんでそんな見るの?」
「なんでって…財前さ」
「なんや」
「あんたそれ無意識なん?」
財前くん…?
財前くんのほうを見ても、いつも通りな気がする
「どういう意味や」
財前くんもよくわかっていないようだ
「やって…なあ?」
琴子ちゃんが近くの人に同意を求めると、その人が代わりに言った
「財前、滝瀬と話す時顔が緩んでるもんな」
「気を許しとるっていうか…保護者感あっておもろいってみんなで話してたんや」
「…そうかな、私にはいつも通りにしか見えないけど」
財前くんの顔をじっと見る
「見んなや」
「いだいっ!」
デコピンをされた。保護者こんなことしない!
「そんな顔しとらんし、とにかくジロジロ見んのやめいや。鬱陶しい」
そう言って席に座る。
ちょうど授業のチャイムがなって先生が入ってくる
各々が渋々というよに準備を始めて席につく
「…保護者て」
「本当だよ、心外だよね。私の方がしっかりしてるってのに」
「それはない」
きっぱり言われてしまった。というかこっち向いてくれない。
「財前くん顔が赤いよ」
「うっさい」
さては照れてるなこいつ
なんか嬉しい。勝った気分
今日の授業は、いつもより楽しかった
でもやっぱり、いつも通りの財前くんがいいな
最近は話している時の視線が強くなった気がする
耐えられなくなって途中で会話を辞める時もあったし
今だって
「真琴これ部室に忘れてったやろ」
「あ、ごめん」
ほら、みんなが見てる
「お前らそんな見てなんやねんいつも」
「財前くん…」
おぉ、ついに言ったこいつ
みんなもうろたえている
「…いや、あんたら付き合うてないんやろ。それはもう、うちらも知ってるわ」
琴子ちゃんがそう言う
あれっ、そうなの?
クラスの人も同意するように黙っている
「じゃあなんでそんな見るの?」
「なんでって…財前さ」
「なんや」
「あんたそれ無意識なん?」
財前くん…?
財前くんのほうを見ても、いつも通りな気がする
「どういう意味や」
財前くんもよくわかっていないようだ
「やって…なあ?」
琴子ちゃんが近くの人に同意を求めると、その人が代わりに言った
「財前、滝瀬と話す時顔が緩んでるもんな」
「気を許しとるっていうか…保護者感あっておもろいってみんなで話してたんや」
「…そうかな、私にはいつも通りにしか見えないけど」
財前くんの顔をじっと見る
「見んなや」
「いだいっ!」
デコピンをされた。保護者こんなことしない!
「そんな顔しとらんし、とにかくジロジロ見んのやめいや。鬱陶しい」
そう言って席に座る。
ちょうど授業のチャイムがなって先生が入ってくる
各々が渋々というよに準備を始めて席につく
「…保護者て」
「本当だよ、心外だよね。私の方がしっかりしてるってのに」
「それはない」
きっぱり言われてしまった。というかこっち向いてくれない。
「財前くん顔が赤いよ」
「うっさい」
さては照れてるなこいつ
なんか嬉しい。勝った気分
今日の授業は、いつもより楽しかった
でもやっぱり、いつも通りの財前くんがいいな