寝泊り会5題
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03 そんな多人数受け入れられねーよ!
「邪魔するぞ」
いやいや
「ブン太が迷惑かけてねーか?」
いやいやいや
「一人暮らしには最適な広さですね」
いやいやいやいやいや
「いいデータがとれそうだな」
いやいやいやいやいやいやいや
「なんでお前らまでいるんだよ!」
「ブン太に呼ばれてな」
「仁王君に呼ばれまして」
「精市がどうしてもと、な…!」
「データの眠る場所に俺が行くのは当たり前だ」
後半はあえてスルーさせてもらうけど!(
「全員来るなんて予想外じゃけ…残念ながら寝る場所が…」
「あるじゃないか。ホラ」
えっ………
…ベランダ……?
「柳生は仁王と一緒、ジャッカルはブン太と一緒でいいよね。柳はベッドで寝ればいいよ。俺は布団にうつるから」
「あ、ああ…」
「布団をもう一枚敷けばなんとかなるな…(って事は俺とブン太/幸村と美紀ってなるんだろうな…」
「いくらなんでもこのソファに仁王君と二人はキツすぎますよ…?」
そんな事を言いながらみんなの視線は幸村様ではなく、名前を呼ばれなかった1人の男に集められるわけで……
「真田」
「なななななななななんだ幸村」
「いってら(^O^)/」
「っ…(誰かァアア!!」
「さてと、寝る準備するか…」
「そうだな…」
「(お前ら後でグラウンド100周だ…!)」←手塚?
「ちょっ!待った待った!いくらなんでもベランダはやばいって!真田おいで!」
「「「「「「「「!!!」」」」」」」」
「ホラ、ここで寝なって!!」
ススーットン
…………。
「なるほど…真田はドラえもんと同類って事かい?」
「さなえもん?」
「さなっ…ぶふっ」
ぎゃははははは
「もっ…嫌だァアアアア!!!!」
バタンッ!
「∑真田っ!」
「…押し入れに引き籠もりましたよ?」
「朝になったら出てくるぜよ。今はほっといてやり」
「そうだな…弦一郎、喉が渇いたら呼んでくれ」
「真田副部長、どんまいっす」
「まさか美紀があんな事いうなんてな…驚きだぜぃ」
「真田、ジャージのままじゃなかったか?」
「∑えぇえっ!?みんななんでそんなに冷たいの!?
つかごめん、真田…もし良かったらあたしも上の段で寝るけど…」
「じゃあ俺が美紀と一緒に上の段に入るよ」
「いやなんで?」
「たい…」
「へ?」
「皆と一緒に寝たい…」
……。
「ぎゅうぎゅうでもいいから皆で寝ましょう!」
「あたしもそう思うよ!真田本当にごめんね!私も真田と一緒に寝たい!」
「美紀と寝るのは俺だけど真田出ておいで!」
真田はなんとか救出され、結局早い者勝ちで寝る場所が決まった。
殆どは床だけど、私はベッドで仁王はソファだ。
私
幸村様 ニ
赤也 オ
真田
ブン太
ジャッカル
柳
柳生
「なんか俺部長と副部長に挟まれてるんすけど…」
「どんまい」
しかしこの人口密度…しかも男ばっか…
大家族か!黙
・・・
「ところでみんなはお風呂入ってきたの?」
「ああ。抜かりない」
「そっか!じゃあ私まだだから、お風呂入ってくるね!ちょっとくつろいでて〜」
……………。
「(これは…今がデータを取るチャンス…?いや、しかし流石に女子の入浴中に部屋を勝手に物色するのは…「さて、今が美紀の弱みを握るチャンスだね」
「!幸村君、流石にそれはまずいのでは…」
「俺も気になったったんじゃ、さっき頑なに拒否したもんがあったのう?」
「このゲームッスよね?!部屋漁るわけじゃないし、これくらいなら大丈夫ッスよ!」
「お、おいおいやめとけって…」
ビーッ、ガガッ…
『ときめき☆レボリューション♫(男性の美声)』
『やぁ、おかえり…愛しの美紀、今日もかわいいね…』
『美紀ちゃん、大好きだよ!』
……………!!?!?
「な、な…なんだというのだ、これは…?」
「これは…いわゆる乙女ゲームというやつだな」
「おぉ〜、みんな美紀のこと、すっげー好きみたいだな」
「ふぅーーん?こういうのが好みなんだね、美紀は…」
「わはー、さっぱりした!みんな、楽しんで…アーーーーーーーーーッッッッッ!!!!!!!!!」
「やぁ、おかえり…愛しの美紀、湯上がりもかわいいね?」
「ほんっとーーーにごめんなさい、赦してください幸村様、なんでもしますから」
「おんし、今なんでもするって言ったな?」
「ごめんなさい仁王さんなんでもしません」
「美紀先輩、ガサツに見えて結構乙女だったんスね!」
「赤也それ褒めてんの、貶してんの?」
「まぁいいんじゃね?こういうので現実逃避したいってやつもいるよな!」
「ブンちゃん、それは遠回しに憐れんでるね?」
「おや?このキャラはなんだか私によく似ていますね」
「たしかにいるよ、貴方みたいなメガネ優等生はね、こういうゲームに必ず一人はいるよ!」
「ブラジルにはこういうのないから新鮮だぜ!」
「うん、なんか、ありがとうジャッカル、一番ピュアなコメントだ…」
「なぜ画面の向こうの人間がお前の名前を呼んでいるのだ…?」
「あっ、うん。真田。そこまでで良いよ!それ以上このゲームのことを知ろうとしないで良いから!そのままの君でいて!お願いっ!!」
「ま、現実に僕というものがいながらこんなゲームにうつつを抜かすなんて、どのみちお仕置きが必要なようだね?」
「えっ…いやっ…これはその…二次元と三次元ってやっぱ別物…だっ!!あーー!!いや!!失礼しました!!ごめんなさいごめんなさい叩かないで!!!ギャーー!!!!!」
「フ…結果的に、皆の良いデータが取れたな。」
(1025)+(1018)