書く習慣アプリ 2024/11/1~12/31
・理想郷
例えば、君と並んで歩くこと。
綺麗な声で名前を呼ばれること。
その可愛らしい手を握って見つめ合うこと。
皆からしたらこれらは子供じみたささやかな願いに聞こえるかもしれない。
でも俺にとってこの願いが何よりも叶えたい大事な夢なんだ。
たとえ一生叶わなかったとしても、こんな願いを持つことが許されなかったとしても、叶ってほしいと祈ることはどうか許してほしい。
ああ、でも。
もしこんな幼稚な願いが君にバレて、いつものように笑われてしまったら、それはそれで心が満たされてしまうんだろうなぁ。
・鏡の中の自分
見つめないと会えない"私"。
目を逸らしたら会えない"私"。
視界に入らない限り会えない"私"。
もし私が見てないうちに私以外の姿になってたらどうしよう。
それとも、もともと私以外の姿で、私が見た時だけ"私"になってくれるのかしら。
だとしたらこの鏡は相当"私"の事が好きなのね。
もちろん私も、私が大好きよ。
・脳裏
いま起きていることじゃない。
いま目の前にいる訳じゃない。
いま言われたことじゃない。
それなのに今現在もその場で起きているような気がして身動きが取れない。
もう終わった事なのに、自分の中では今もずっと続いて終わりそうにない。
なんで何一つ忘れられないんだ。
誰か頭を殴って欲しい。誰か脳みそを溶かして欲しい。
もう全部忘れたいんだ。
・飛べない翼
君の背中には目を奪われるほどの立派な羽が大きく広がっていた。
あの大きさなら、きっと1人で何処へでも行けてしまうんだろう。
なのに何でこんな所にずっと佇んでいるのか。
君にはもっと相応しい場所があるのに。
そんな僕の内に湧き出た疑問を知ってか知らずか、彼女はただ何も言わずに静かに微笑むだけだった。
・また会いましょう
カメラロールを見直すとまだ貴方がそばに居たあの日々が綺麗に残ったままでいる。
もう新しい写真が増えることは無いけれど、それでも貴方はまだここに居てくれる。
私が消さない限り写真の貴方はずっと私に微笑んでくれる。
いつか本当にお別れしなきゃいけないけれど、今はまだ私の傍にいてくれるあの人をこの中では大事にさせていてほしい。
・たくさんの想い出
生きていく上で楽しいことや面白い想い出は増えて欲しいと思っていたけれど、結局最後は全部嫌な思い出に変わってしまったから、それなら最初から何も無い方がマシだった。
これ以上足を引っ張る想い出はもう要らない。
だからこれから先は何も起きないでいてほしい。
想い出に残ることはない毎日だけが私のところに来て欲しい。
自分だけが辛くなる想い出なんかもうたくさんだ。
・キャンドル
可愛いと言いながら火を点けて、つい先程まで愛でてたソレが溶けていく様を綺麗と見つめ、己のせいで醜く変わり果てたその姿をゴミと呼ぶ。
これを人間相手にしても許されるのが今の世の中。
・夫婦
何もかもを犠牲にして君を優先することは出来ないし、もし僕らが危ない目にあったら君を守れずに呆気なく死ぬと思う。
申し訳ないが君が特別なお姫様に見えることなんて無かったし、逆に僕なんかが王子様にもなれなかった。
でも雪見だいふくを1つあげたり、好きなドラマの感想をいの一番に伝えたり、綺麗な空の写真を撮って送ったり、そんな小さな幸せを分け合えるのは生涯君だけなのは確かだよ。
・太陽の下で
陽の光が何もかもを照らしてくれるのなら、いっそ僕の内にあるものさえ明るく照らして暴いてくれればいいのに。
陰さえ生まれないほどに照らされて、目が眩んでその場を動けないうちに、僕の全部を君に知られてしまえばいいのに。
そしたら嘘なんかつかなくて済むし。きっと心の底から楽になれるはずなのに。
ぐちゃぐちゃした汚い感情を包み隠さずに、ありのままの自分で、君を真っ直ぐ見つめることが出来るはずなのに。
……なんて幼くて浅ましい考えは、日が昇ってる間に考えることじゃ無いんだろうなぁ。
・終わらせないで
何となく終わりを察してしまった。
こんな時だけ察しが良くなったってちっとも嬉しくない。
今更になって君の考えてたこと、君の見ていたもの、君が求めていたものが分かったところで、君がここから離れることはもう変えられようがないんだ。
本当に愚かでどうしようもないね。
せめて終わりを自身の手で迎えていたのなら、まだ心は穏やかだったのだろうか。
君が下ろす幕を眺めながらそんなどうしようも無いことを考えていた。
・距離
モニター越しの君の声。
耳から入ってくる柔らかい音はまるで囁かれているかのように感じるのに、君はどうして僕の隣に居ないのか。
「愛してる」
寂しさを紛らわすように吐いたその言葉はちゃんと君に届いていたらいいのにと、そう願わずにはいられない。
出来れば君の中の僕が誰よりも大きくて身近な存在でありますように。
例えば、君と並んで歩くこと。
綺麗な声で名前を呼ばれること。
その可愛らしい手を握って見つめ合うこと。
皆からしたらこれらは子供じみたささやかな願いに聞こえるかもしれない。
でも俺にとってこの願いが何よりも叶えたい大事な夢なんだ。
たとえ一生叶わなかったとしても、こんな願いを持つことが許されなかったとしても、叶ってほしいと祈ることはどうか許してほしい。
ああ、でも。
もしこんな幼稚な願いが君にバレて、いつものように笑われてしまったら、それはそれで心が満たされてしまうんだろうなぁ。
・鏡の中の自分
見つめないと会えない"私"。
目を逸らしたら会えない"私"。
視界に入らない限り会えない"私"。
もし私が見てないうちに私以外の姿になってたらどうしよう。
それとも、もともと私以外の姿で、私が見た時だけ"私"になってくれるのかしら。
だとしたらこの鏡は相当"私"の事が好きなのね。
もちろん私も、私が大好きよ。
・脳裏
いま起きていることじゃない。
いま目の前にいる訳じゃない。
いま言われたことじゃない。
それなのに今現在もその場で起きているような気がして身動きが取れない。
もう終わった事なのに、自分の中では今もずっと続いて終わりそうにない。
なんで何一つ忘れられないんだ。
誰か頭を殴って欲しい。誰か脳みそを溶かして欲しい。
もう全部忘れたいんだ。
・飛べない翼
君の背中には目を奪われるほどの立派な羽が大きく広がっていた。
あの大きさなら、きっと1人で何処へでも行けてしまうんだろう。
なのに何でこんな所にずっと佇んでいるのか。
君にはもっと相応しい場所があるのに。
そんな僕の内に湧き出た疑問を知ってか知らずか、彼女はただ何も言わずに静かに微笑むだけだった。
・また会いましょう
カメラロールを見直すとまだ貴方がそばに居たあの日々が綺麗に残ったままでいる。
もう新しい写真が増えることは無いけれど、それでも貴方はまだここに居てくれる。
私が消さない限り写真の貴方はずっと私に微笑んでくれる。
いつか本当にお別れしなきゃいけないけれど、今はまだ私の傍にいてくれるあの人をこの中では大事にさせていてほしい。
・たくさんの想い出
生きていく上で楽しいことや面白い想い出は増えて欲しいと思っていたけれど、結局最後は全部嫌な思い出に変わってしまったから、それなら最初から何も無い方がマシだった。
これ以上足を引っ張る想い出はもう要らない。
だからこれから先は何も起きないでいてほしい。
想い出に残ることはない毎日だけが私のところに来て欲しい。
自分だけが辛くなる想い出なんかもうたくさんだ。
・キャンドル
可愛いと言いながら火を点けて、つい先程まで愛でてたソレが溶けていく様を綺麗と見つめ、己のせいで醜く変わり果てたその姿をゴミと呼ぶ。
これを人間相手にしても許されるのが今の世の中。
・夫婦
何もかもを犠牲にして君を優先することは出来ないし、もし僕らが危ない目にあったら君を守れずに呆気なく死ぬと思う。
申し訳ないが君が特別なお姫様に見えることなんて無かったし、逆に僕なんかが王子様にもなれなかった。
でも雪見だいふくを1つあげたり、好きなドラマの感想をいの一番に伝えたり、綺麗な空の写真を撮って送ったり、そんな小さな幸せを分け合えるのは生涯君だけなのは確かだよ。
・太陽の下で
陽の光が何もかもを照らしてくれるのなら、いっそ僕の内にあるものさえ明るく照らして暴いてくれればいいのに。
陰さえ生まれないほどに照らされて、目が眩んでその場を動けないうちに、僕の全部を君に知られてしまえばいいのに。
そしたら嘘なんかつかなくて済むし。きっと心の底から楽になれるはずなのに。
ぐちゃぐちゃした汚い感情を包み隠さずに、ありのままの自分で、君を真っ直ぐ見つめることが出来るはずなのに。
……なんて幼くて浅ましい考えは、日が昇ってる間に考えることじゃ無いんだろうなぁ。
・終わらせないで
何となく終わりを察してしまった。
こんな時だけ察しが良くなったってちっとも嬉しくない。
今更になって君の考えてたこと、君の見ていたもの、君が求めていたものが分かったところで、君がここから離れることはもう変えられようがないんだ。
本当に愚かでどうしようもないね。
せめて終わりを自身の手で迎えていたのなら、まだ心は穏やかだったのだろうか。
君が下ろす幕を眺めながらそんなどうしようも無いことを考えていた。
・距離
モニター越しの君の声。
耳から入ってくる柔らかい音はまるで囁かれているかのように感じるのに、君はどうして僕の隣に居ないのか。
「愛してる」
寂しさを紛らわすように吐いたその言葉はちゃんと君に届いていたらいいのにと、そう願わずにはいられない。
出来れば君の中の僕が誰よりも大きくて身近な存在でありますように。
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