1章
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
局長が戻ってきた後、私達はLと会うことになった。
しかし、伊出さんはLを信用出来ないと言って本部から外れる事になった。
そして今、Lがいるホテルの部屋に全員到着したが…
「Lです。」
何だ、この男性は…
ボサボサの髪の毛、目の下の酷いクマ、酷い猫背…
その特徴的すぎる見た目に驚きを隠せなかった。
チラッと他の人達を見ると、やはり私と同じような反応だった。
「警察庁の夜神です。」
局長に続くように、他の人達も自己紹介をしていた。
私もしなくちゃ…
「宮野です。」
………
少しの沈黙の後、Lは私達に向けて手を向け…
「バーン」
えっ?!
「ど、どういうことですか!」
思わず言葉を発していた。
「何ふざけてるんだ!!」
相沢さんの驚きと怒りの声が聞こえた。
やっぱりそう思うよね…
しかし、Lは悪びれる様子が全くない。
本当にどういうつもりなんだ?
「もし私がキラだったら死んでますよ?夜神総一郎さん。」
確かに…
今まで名前が分からなかったり、名前を間違って報道されてた犯罪者はキラに殺されていない…
やっぱり、最後の切り札とまで言われているLは凄いな…
Lに座るよう促され、私は1番近くにあった椅子に座った。
そしてLは、キラは死の時間や死の前の行動をある程度操れる事、そしてFBIが調べていた者の中にいることを私達に伝えた。
凄い、としか感想が思い浮かばなかった。
ここまで分かっていれば少人数でも捜査をするのは十分にできる…!
すると、局長がLにあなたはキラに負けた事になっているのでは、と質問した。
それに対して、Lはあっさりと負けたと言った。
そして…
「ここに集った命懸けの人間で見せてやりましょうよ。」
『正義は必ず勝つという事を。』
と言った。
正義は必ず勝つ…
一見すると子供じみた考えで普通の人からしたら子供じみた考えだろう。
しかし、私はそうは思わない。
正義は必ず勝つ。そう信じている。
だって、そうじゃないと正義としてキラに立ち向かった挙句キラに殺された父が報われない…
Lに着いていこう、そう思った。
「ではまず、『この中にキラはいない』それを明らかにするために1人ずつお話させて頂きたいのですが…」
…
まあ、そうなるよね。
この中にキラが居たらLが死んでしまう…。
「次、宮野さんの番だよー。」
Lがいる別室から出てきた松田さんが疲れた顔をしながら私を呼びに来てくれた。
夜神局長、相沢さん、模木さん、宇生田さんは既に終わっており、残りは私1人になっていた。
気が付けば、最初にホテルに入ってから何時間も経っており、私を含めて全員クタクタだった。
私が最後の1人だし、何とか早く終わらせないと…!
そう思いつつ、Lがいる部屋のドアをノックした。
コンコン
「宮野です。入ってもよろしいでしょうか?」
「はい。どうぞ、入ってください。」
そう聞こえたので、早速部屋に入った。
「そちらの椅子に座ってください。」
すると、Lから少し離れた前に椅子が1つ置かれていた。
おそらくこの椅子だろう、そう思い椅子に座った。