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聖闘士達がクトゥルフ始めたようです

アフロディーテ「さぁ、こっちは『白無垢の巫女』について調べるんだったよね?」

サガ「あぁ、図書館で分かる事なのか……」

アフロディーテ「シナリオ本にちゃんと載っているからね…突っ込みは不要だよ」

カミュ「では、手早く振ってしまおう」

アフロディーテ「じゃあ全員で図書館を振ってね」


〈図書館〉

サガ(65)→12(成功)

シュラ(25)→05(クリティカル!!)

カミュ(75)→50(成功)


全員『………』

シュラ「まじかよ」

カミュ「やったな、シュラ」

アフロディーテ「(クリティカルか…うーん……)じゃあ、全員は以下の手記を発見出来るよ」


ある女性記者の手記

あれは昭和の初め。日本で軍靴の音が大きくなっていた時期です。
私は帝国ホテルで、その少女と出会いました。
本当の名前も知らず、忌まわしい人たちに白無垢の巫女などというものに祭り上げられた、かわいそうな女の子です。
でも、今は繭の呪縛を断ち切り、解放され、どこかで幸せに暮らしているはず。それは彼女自身の強さによって勝ち得たものでした。
ほんのわずかな時間でしたが、その子は私のことを母親のように思ってくれていました。それは私にとって、なによりも嬉しい思い出なのです。


サカ「こ、これは……」

カミュ「帝国ホテル…か……」

アフロディーテ「(今の内に…カノン、聞こえるかい?←小宇宙通信)」

カノン『どうかしたか?』

アフロディーテ(実は今(かくかくしかじか)という事があって……)

カノン『まじかよ(真顔)…仕方ない…これこれこういう感じに……』

アフロディーテ(了解……じゃあその方向で進めるね)


シュラ「クリティカルの効果はこれなのか?」

アフロディーテ「いや、クリティカルの効果はこれからだよ」

シュラ「?わ、分かった……」

アフロディーテ「三人がこの手記を見ている所に、誰かが声を掛けてくるね」

カミュ「?私達が知っている人物か?」

アフロディーテ「そうだね、よく知っているよ。何せ少し前に会ったばかりの西垣美香だったからね」

三人『何…だと……』

アフロディーテ「じゃあ、そこからロールプレイを始めようか」


☆ ☆ ☆


手記に記された文章に、三人は息を呑んだ。
「…繭の呪縛……楓と同じ状態の少女が、過去にもいたという事か」
カミュが声を潜めながら、二人に告げる。
「では…この忌まわしい人達、というのは……」
「…恐らく、佐比売党の者達、だろうな……」
シュラの言葉に、サガが小さく頷きながら呟いた。
「目的は分からないが、連中は楓を白無垢の巫女として組織に置きたいようだな……」
「…一体、何が目的なんだ……」
その時、眉間に皺を寄せるシュラの背後から、声が掛けられる。
「…すみません……」
「?失礼、邪魔だったか……!?」
振り返ったシュラは、目を見開いた。

そこには、御津門大学の西垣美香がいたからだ。

「やっぱり、貴方達でしたか……」
西垣は僅かに息をつくと、三人に言葉をかける。
「場所を変えませんか…?実は、貴方達に話したい事があって来たんです……」


☆ ☆ ☆


カミュ「……これは、どうみる?」

アフロディーテ「これはクリティカル効果で出る情報だから、安心して」

カミュ「それなら安心か」

シュラ「その根拠は何だ……?」

カミュ「アフロディーテがクリティカル効果とぶっちゃけたからだ」

サガ「そういうものなのか……?」

アフロディーテ「そういうものだよ(苦笑)じゃあ、場所を変えても良いかな?個室のような感じの…喫茶店みたいな場所という事にしようか」

カミュ「了解した」

アフロディーテ「じゃあ続きだね」


☆ ☆ ☆


「…それで、私達に話とは?」
サガが口火を切って、西垣に声を掛ける。
「……佐比売党についての事です」
西垣は目を伏せながら、言葉を紡ぐ。
「…私、長い間あの組織に関わっていたんですが…佐比売党が、純粋に人助けをする組織とは思えないんです」
ぎゅっと、膝の上の拳を握り締めながら、西垣は更に言葉を続ける。
「秘密を知っている訳じゃないんですけど…あの組織を完全に信用するのは、危険だと思うんです」
(…やはりそうか……)
西垣の言葉を聞き、カミュは胸の内で呟いた。
「…一つだけ、聞きたい事があるのだが」
「な、何でしょう」
一瞬だけ身を強張らせた西垣に、カミュは極力穏やかな声で話し掛ける。
「もし、楓に関する事…もしくは、『白無垢の巫女』という言葉について、何か知っている事は無いだろうか?些細な事でも構わない」
「…巫女……」
その言葉を聞き、西垣ははっと息を呑む。
「そういえば…貴方達と接触するよう命令された時に、杉浦さんがこんな事を言っていました。『巫女に自分を取り戻させてはいけない…いえ、繭が健在であれば、そんな事にはならないでしょうけどね』って……」
「繭が健在であれば……?」
(では、今はその繭に何か異常があるという事なのか……?)
思考を巡らせているカミュだが、西垣は言葉を続ける。
「そんな独り言を言って、自分で納得したような様子だったので……軽く聞き流していたんですけど……」
「……いや、十分すぎる情報だ。感謝する」


☆ ☆ ☆


アフロディーテ「シュラのクリティカル効果だというのに、本人が地蔵と化しているね……」

シュラ「す、すまん……(汗)」

アフロディーテ「悪いけど、此処で心理学を振らせてもらうよ」

サガ「?心理学か?」

アフロディーテ「(本当は西垣の態度に気を付ける必要があるらしいけど、カノンから此処までをクリティカル効果にしようと言われたからね…)心理学持ちはシュラとサガだったね、此方で振らせてもらうよ…カミュはどうする?」

カミュ「私は初期値だな…今回は遠慮しておこう」

アフロディーテ「じゃあ、二人だけで……(結果の文章は少しアレンジさせてもらうけど)」


〈心理学(出目はPLには分からない)〉

サガ(85)→14(成功)

シュラ(75)→70(成功)


アフロディーテ「(二人共成功、と……)二人には、西垣が情報を離す事で、罪滅ぼしを行っているような印象を受けるね。もしかしたら、強い自己嫌悪に陥っているんじゃないかと考えるよ」

シュラ「恐らく成功…だろうな。あんな事があっては当然といえば当然か……」

サガ「アフロディーテ、説得か何かで彼女を励ます事は出来ないだろうか?」

アフロディーテ「そうだね…じゃあ、説得ロールを振ってもらおうか」

サガ「説得は私とカミュだな…55か(汗)」

カミュ「初期値よりはマシと思いたいな……」

シュラ「俺は初期値か…先程のクリティカルで運を使い果たしたような気がするんだが(汗)」



〈説得〉

サガ(55)→56(イチタリナイ)

シュラ(15)→48(失敗)

カミュ(55)→02(クリティカル!!)


全員『……………』

アフロディーテ「……どうやら、今此処にダイスの女神が降臨しているみたいだね」

カミュ「そして後に反動が……」

シュラ「それ以上は言うなカミュ(汗)」

アフロディーテ「クリティカルだし、何を言っても良いと思うよ……」

カミュ「取り敢えず…佐比売党とは早く縁を切れ、と」

サガ「…以前そんな事を誰かが言っていたような……」

アフロディーテ「構わないよ、クリティカルだし」

シュラ「い、良いのか……」

アフロディーテ「西垣は佐比売党と縁を切る事を決意してくれるね……そのまま帰るかい?」

カミュ「これでイベントは終了のようだし、一旦ムウ達に合流しようか」

シュラ「そうだな……情報の整理もしたい」

アフロディーテ「じゃあ、部屋に戻ろうか」






カノン「……おう、戻ったか(不機嫌モード)」

シュラ「開幕からカノンの怒りを感じる(汗)」

カノン「シュラがクリティカルを出したせいだろうが(ゴゴゴ)」

ムウ「落ち着きなさいカノン(そっとプリンを差し出し)」

カノン「プリン…(もぐもぐ)…一旦、PLだけで情報整理をするか?」

ムウ「そうですね……今の状況を見直しながら情報をまとめたいです」

カノン「じゃあ俺達は移動するか…終わったら呼んでくれ」


~KP相談なう~


カノン「そういえば台風について出すの忘れていたな…何処かのタイミングでニュースを流せば良いか」

アフロディーテ「あぁ…私も出すの忘れていた(汗)次の日のニュースで出せば良いかな?」

カノン「それもそうだな……取り敢えず台風の事を出して……」


~探索者相談なう~


ムウ「……取り敢えず、佐比売党は黒で間違いないでしょうね」

カミュ「そうだな…電人Nは何かしらの理由で楓を確保しようと企んでいるのだろう」

サガ「その繭を発見しなければ楓の症状は悪化する一方だが……一体何処にあるのだろう?」

ミロ「楓から繭の場所を聞き出してほしいと言っていなかったか?楓は繭の場所を知っているという事になるんじゃないのか?」

ムウ「大体の見当はついていますが…まだその時では無いでしょうね」

アイオリア「そうなのか?」

ムウ「恐らく、イベントが発生すると思うので」

カミュ「あぁ、恐らくな」

シュラ「……この二人だけで良い気がするのだが」

サガ「それは言ったら駄目だ……」








カノン「さて、相談終わったか?」

ムウ「えぇ、取り敢えずは」

アフロディーテ「行動する事が無ければこの日の探索は終了になるけど、他にやる事はあるかい?」

カミュ「大丈夫だ、問題ない」

カノン「どっかで聞いた事があるぞ、それ……まぁ良い。じゃあ次の話から翌日になるぞ」

アイオリア「む、これで終わりなのか?」

カノン「今回何処で区切るか悩んでいたが、一旦此処で区切らせてもらう」

ムウ「シオンに脅されていましたからね、新しく発売されるサプリを献上するか、早く話を上げるか選ばせてやると」

カノン「それ以上言うな(真顔)…それと、遅くなったが…ムウよ、誕生日おめでとう」

ムウ「ありがとうございます、シオンの誕生日に間に合って良かったですね、カノン(にこり)」

カノン「い…胃が……(汗)」

※支部に更新した日がシオンの誕生日前でムウの誕生日後でした※
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