このサイトは1ヶ月 (30日) 以上ログインされていません。 サイト管理者の方はこちらからログインすると、この広告を消すことができます。

聖闘士達がクトゥルフ始めたようです

カノン「さて…続きをやるぞ、お前達」

ミロ「あともう少しで終わるんだったよな!!」

カノン「お前達次第だな…シナリオ再開する前に、何か調べておきたい事とかあるか?」

ムウ「電人Nが呟いた『白無垢の巫女』についてですが…調べたら出てくる事ですか?」

カノン「図書館で調べる事が出来るぞ」

ムウ「調べる事が出来るんですか」

カノン「あぁ出来るぞ。その場合図書館に行ってもらう事になるが」

カミュ「…図書館で調べて分かる事なのか」

カノン「そこは気にするな……誰が良くんだ?」

サガ「やはり、図書館が高いメンバーで行った方が良いと思うのだが……」

ムウ「……私は楓を外に連れ出したいと思っているのですが」

ミロ「え?あの電人とかいう奴は外に連れ出すなと言っていた気がするぞ?」

ムウ「電人Nの言う事が信じられないのです。それに、子供は外で遊んでいる方が良いです」

カミュ「それは同感だ」

カノン「弟子持ちが共感しだした……」

アイオリア「ムウは楓と一緒に図書館に行くのか?それよりは公園か何処かで遊びに行った方が良いんじゃないか?」

ムウ「出来ればそうしたいですが……」

ミロ「じゃあさ、カミュ達に図書館にいってもらったらどうだ?」

カミュ「私とサガがいれば図書館は大丈夫だろうし、構わないぞ?私とシュラとサガ、ムウとアイオリアとミロで分かれよう」

カノン「俺はそれでも構わないぞ?」

ムウ「……では、それでお願いします」

カノン「了解した……アフロディーテ、カミュ達の方を頼めるか?」

アフロディーテ「分かったよ。じゃあ、隣の部屋を借りるね」


カノン「さて…カミュ達は先に図書館に行った事にするが、此処で楓について補足の説明をさせてもらおうか」

アイオリア「何かあったのか?」

カノン「以前にも増して、外に出る事を嫌がるようになったぞそうだな……アイオリアとムウの二人にイベントを用意したいんだが、良いか?」

ムウ「どうせ碌な事では無いでしょうから、良いですよ」


☆ ☆ ☆


「…楓、出て来なさい」
ムウは溜め息混じりに、机の下を覗き込む。
「………」
そこには、机の下に隠れるように小さく座っている楓がいた。
「でたくない……」
「……」
再び溜め息をつくと、ムウは楓を半ば無理矢理引っ張り出した。
「せめてご飯を食べましょう?身体に悪いですよ」
だが、楓の返事は無い。
それどころか、ムウの顔をまじまじと見つめてくる。
「…ほんとうに…おかあさんなの……?」


☆ ☆ ☆


カノン「ムウ、此処でアイデアか心理学を頼む」

ムウ「振りたくないのですが……では、心理学でお願いします」

カノン「了解っと」


〈心理学(数値が分かるのはKPだけ)〉

ムウ(85)→62(成功)


カノン「(まぁ成功だろうな)楓の表情を見て、ムウは自分とは別の生き物を見ているかのような目をしていて、思わずぞっとしてしまうだろうな」

ムウ「(…成功と見て良いでしょうね……)他に、部屋に何か変化はありますか?」

カノン「察しが良いな(にやり)部屋の中にいる筈なのに腐臭が何処からか漂ってくるぞ」

ミロ「え、ま、まずくないか!?」

ムウ「以前名状し難い虫が侵入していましたからね…正体は泥なのです。隙間さえあれば、何処からでも侵入してくるでしょう。兎も角、楓を安心させましょう…貴女の母親だと言っておきます」

カノン「そうか…じゃあ此処で、楓が一言声を上げるぞ『だいじょうぶ…たぶん、おかあさんみたいだから、どっかいってて』とな。その声と共に腐臭が消えるぞ」

アイオリア「ま、まさか……」

カノン「ムウ、アイデアか心理学だ(ニヤニヤ)」

ムウ「……此処は、アイデアでお願いします」


〈アイデア〉

ムウ(85)→46(成功)


ムウ「でしょうね……」

カノン「アイデアも心理学も同じ数値だもんなwwwwアイデアに成功したムウは、楓は不定形の軟泥に命令をするような態度で接している事を理解してしまうぞ」

ムウ「分かっていますよ、SAN値チェックですね?さっさと振りましょうか(しれっ)」

カノン「…成功で0、失敗で1D3の減少だ……(´・ω・`)」


〈SAN値チェック〉

ムウ(68)→52(成功)


カノン「今回のムウ出目良くないか?」

ムウ「後で反動が来なければ良いですね……」

カノン「じゃあ、減少値は無しだな……ムウ、どうする?」

ムウ「どうすると言われましても……兎も角、楓を抱えて部屋から出ますよ」

カノン「了解。じゃあアイオリア達と合流だな……此処で、楓についてまた追加情報だ」

ムウ「今度は何です?」

カノン「食事を目の前にしても自分から食べないぞ」

ムウ「……何ですって?」

カノン「(探索者が気を使わない限り、だからなぁ…どうせなら)そうだな…ムウが食べさせる形でなら食べるだろうな」

アイオリア「う…うぅむ…?親鳥が雛に餌を与えるような感じになるのか?」

カノン「その例えはどうなんだ…と言いたい所だが…まぁ、そんな感じだな」

ミロ「……これ、症状が悪化してるだろ」

ムウ「間違いなくそうですね」

アイオリア「あの電人…やはり怪しいな」

カノン「あからさまに警戒されても……って、あんな外見だから仕方ないんだがな」

ミロ「電人がラスボスだろ?」

カノン「だから違うと……」

ムウ「取り敢えず、楓を連れて何処かに出掛けたいのですが……」

ミロ「どうせなら、子供が喜びそうな場所にしたらどうだ?動物園とか水族館とか」

カノン「お前が行きたいだけじゃないのか?」

ミロ「そ、そんな事ない(汗)」

ムウ「あるとしたら、後は遊園地ですか…?動物園辺りにしておきましょうか…東京には上野動物園という場所があった筈ですから、車なり電車なりで移動しましょう」

カノン「へいへい…そうだな…じゃあ、出掛ける前にちょっとロールプレイといくか。アイオリアとミロも、ちゃんと参加するんだぞ」

リア&ミロ「「わ、分かっている(汗)」」



☆ ☆ ☆


どうにか楓にご飯を食べさせたムウ達だったが、楓は食事を終えると、すぐさま机の下に隠れようとした。
「楓、外に出掛けましょうか?」
「……いきたくない」
ムウに抱えられた状態で、楓はうつむきながら呟く。
「出掛けるのがそんなに嫌なのか?」
「…わたしがそとにでようとすると、いやがるんだ」
「嫌がる……?」
楓の言葉に、アイオリアが首を傾げる。
「…誰が嫌がるんだ?」
ミロの問い掛けに、楓はぼそりと答えた。
「それは…わたしが……いやがるの」
その楓の言葉に、アイオリアとミロは首を傾げる。
だが、楓は二人を気にする様子を見せずに、言葉を続ける。
「わたしがそとにでたくないっていってるの…わたしはいやだっていってるのに、わたしはきいてくれないの」
抱えるムウの腕にすがるように、楓がぎゅっと力を込める。
「わたしのこえはちいさいけど、あっちのわたしのこえはおおきいから…もっとあっちにちかよれば、わたしのこえもきこえるとおもうけど……」


☆ ☆ ☆


アイオリア「……よく分からんが、この状態はまずいんじゃないのか?」

ムウ「(考え込み)カノン…精神分析か心理学で何か分かりますか?」

カノン「ここは精神分析で頼むぞ」

ムウ「精神分析でしたか……サガとカミュを一緒にしたのは不味かったですね」

カノン「01の奇跡に掛けて振ってみるか?」

ミロ「ファンブルが出なければ良い話だ、振ろう(キリッ)」

ムウ「それはフラグですよ、ミロ……」


〈精神分析〉

ムウ(01)→87(失敗)

アイオリア(01)→42(失敗)

ミロ(01)→19(失敗)

カノン「残念だったな、何も分からなかったぞ」

アイオリア「むぅう……」

ムウ「ですが、ある程度の予測は出来ました。二重人格という事も考えていたのですが…やはり、今の楓は他の者の意識が混同している状態なのでしょう」

ミロ「それは本当か?」

ムウ「先程の楓の言葉から推測すれば…楓が直接繭の近くに行って、拒絶なり何かしら決別の意を表明する事が、重要な事になると思うのです」

ミロ「な、成る程な……」

アイオリア「では、後は繭の場所が分かれば良いんだな?」

ムウ「まだあくまで憶測の域ですが……繭の場所も検討がついています」

ミロ「何、本当か!?」

カノン「…(もうやだリアルアイデア高すぎてワロエナイ)…で、お前達は出掛けるのか?」

ムウ「えぇ、動物園に行きましょう。暗い室内展示は避けて」

アイオリア「そんな所があるのか?」

ムウ「ありますよ?蛇とか」

カノン「他にも色々あるらしいからな……じゃあ、問題なく動物園に行けたぞ」

ミロ「え、特に何もないのか?」

カノン「ついでにこの辺もカットするか。楓は年相応の様子で楽しく動物園を満喫したな」

ミロ「えぇえええ!?」

カノン「片時もムウから離れなかったがな」

ムウ「ですが、暗い所へ行って閉じこもるような事は無いのですね?」

カノン「そういう事だ。他に何か調べたい事があれば後日にしてもらうぞ」

ミロ「むぅう…じゃあ、また外に遊びに行こうとだけ言っておきたい」

アイオリア「そうだな、やはり子供は外で思い切り遊んでこそだ」

ムウ「それは同感です」

カノン「(綺麗にフラグを作ったな…まぁ、このフラグは一応生かしておくか)…で、どうするんだ?」

ムウ「…調べものはサガ達に任せましょう…何を調べるのかは、向こうが集めた情報次第ですね」

カノン「よし分かった。じゃあ、短くなったがこっちは此処までだな」

ミロ「向こうでサガがファンブル出してなきゃ良いな」

ムウ「それはフラグですよ、ミロ」

カノン「それは俺の本望だ(ニヤリ)」





サガ「……何故だろうか、無性に愚弟を殴りたい」

アフロディーテ「まぁまぁ、落ち着いてサガ(汗)」
21/25ページ
スキ