Prince of Tennis in Rikkai

夢主のお名前変換

立海夢主のお名前変換
立海にはオリキャラ姉妹がいるため、名前の欄が2つありますがどちらも同じで大丈夫です。対応するようにしています。

私の勝手な妄想と独断によりキャラとの関係性の設定はかなり雁字搦めですがたいてい、会釈を交わすクラスメイトぐらいの仲の良さです。

一応、私の中の夢主と、くっつくキャラ達の対応表(?)を置いておきます。

夢主1(三年生)→幸村 真田 柳 仁王 桑原 (玉川)

夢主2(二年生)→切原 柳生 丸井 (浦山)
立海夢主の名字
立海夢主の名前1
立海夢主の名前2



 街にはチョコレートの甘い香りがどこからか漂い鼻腔をくすぐる。人々が心を踊らせる2月14日。それは勿論、テニスにすべてを捧げる中高生たちも例外ではなかった。

 14日間近のとある夜。立海大附属中2年の切原赤也のもとに、一本の電話がかかってきた。スマホの画面上部には『和泉 千代』と表示されている。赤也はその画面を見ると喜々としながら、通話ボタンをタップした。


『あ、もしもし。こちら和泉ですけど。切原くんであってる?』

「おぉ、イインチョーじゃん!久しぶりだな!」

『うん。私は別に委員長じゃないけど、久しぶり。どう、テニスの合宿頑張れてる?』

「もちろんだっつーの。」

「オレは今はあーでこーで……先輩たちがうんたらかんたら…………高校生たちもなんたらかんたら…………合宿の最初は…………コートがやっぱり…………大人たちがさぁ………他校の奴らもなかなか…………」

〜20分経過〜

『なるほどね。楽しめてるみたいで良かったよ。それで、本題に入りたいんだけど』

「本題?なんかあった?」

『いや、特別どうこうってわけじゃないんだけども……その【バレンタイン】が近いから』

「ああーーーーーーー!!!!!!ホントじゃん!!!!」

『(うおぉ……声デカ)』

「え、なになに!?チョコくれんの!?」

『まぁ一応ね?去年も上げたし今年もどうかなぁって思ったんだけど』

「よっしゃー!ちょー嬉しい!去年のやつめっちゃウマかったから、また食いてぇと思ってたんだよ!」

『あ、美味しかった?よかった……じゃあ、今年もチョコ用意しとくね。切原くんは合宿だから、合宿所に郵送すれば届いたことになる?』

「おう!バレンタインデーあさイチに探すから!」

『あさイチでは届いてないかもしれないけど……楽しみにしてくれてるみたいで嬉しいな。その期待に応えるために、今年は腕によりを込めて作るね』

「すっげー楽しみだ!!!!!!」

『(声大きいな)』

「あ〜、やっべぇ、楽しみすぎて寝れそうにない!」

『いや寝てね。遠足の前日でもないんだから』

「ハッ……もしかしてそのチョコってさ、本命だったりする?」

『いや、しないけど?今年もみんなには義理チョコです』

「ッ、ハァ〜〜〜〜〜〜(クソでかため息)」

『仕方ないよ。本命が郵送とか……ムードがないし』

「え!?!?じゃあ郵送じゃなくて手渡しだったら本命作ってくれんの!?!?」

『え!?いや、そういうわけじゃないけど』

「なんだよ。期待させんなよな……」

『あ。でも……』

「でも?」

『切原くんによって、来年は……本命になるかもしれない』

「………………………ハ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?!?!????」

『(やっぱり声大きいな)』

「オレ次第ってことは……ウシ!帰ってきたら覚悟しとけよなイインチョー!前よりももっとアタックして、絶対にオトしてやる!」

『う〜ん、私のこと委員長って呼んでるようじゃまだムリかな』

「う……じゃあなんて呼べばいいんだよ?」
※赤也くんは好きな子の名前を呼ぶのが気恥ずかしいお年頃

『え?普通に【和泉】とか【千代】とか……あ、【和泉】だと家族と被っちゃうから【千代】のほうがいいか』

「は、ハァ!?急に名前呼びはハードル高いだろ!」

『えぇ……?』

「じゃあお前もオレのこと名前で呼んでみろよ!」

『はぁ……?【赤也くん】?これでいい?』

「!!やっぱナシ!!今のナシ!!まだ【切原】でいい!!!」

『なんなの……』

「と、とにかく……覚悟しとけよイインチョー!ホワイトデーのお返しも去年とは比べられないくらいのものにしてやるからなーーー!!!」

『あぁ、うん。ありがとね。』

「バレンタイン楽しみにしてるから!!!」

『そこは任せてほしいんだけど……まぁいっか。切原くんも体調には気をつけてね。風邪も流行ってるみたいだし、防寒対策もしっかりするんだよ。』

「分かってる!」

『じゃあ、またなんかあったらかけるから。またね、おやすみ。』

「おう、またな!」


※この後あまりにハイテンションかつうるさすぎたため同室の日吉から文句言われる(海堂は自主トレ、財前は自販機へ向かったため不在)
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