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翌日。
昨日のジムで二郎に散々しごかれた身体は、ひどい筋肉痛に包まれていた。
階段を下りるだけでも足が笑う。腕を上げると肩が悲鳴をあげる。
それでも——。
「……やらなきゃ、継続が大事だし……」
必死にランニングシューズを履こうとする六花。
その瞬間、スマホに通知。
【LINE・山田三郎】
『昨日は結構ハードだったらしいじゃん
あの二郎でも筋肉痛らしいからな
調子はどう?』
あの二郎でも筋肉痛なんだ…!以外!!
えーっと…
『私も筋肉痛で死んでた…でも、大丈夫だよ!』
三郎の返事は秒で返ってくる
『…もしかしてだけど、今日も頑張ろうとしてる?』
やばい…バレてる
あんまり心配かけたくなかったから、今日は無理しないって、伝えとこ…
誤魔化す内容を考えてたら
すぐに着信が入る。
「また懲りずに筋トレしようとしてただろ、
なに?バカなの?」
「いきなり!?てゆーかなんで分かったの!?」
三郎ははぁ…と呆れたようにため息を吐き
「だいたい何考えてるか分かってきた……筋肉痛って筋肉の繊維が傷ついてる状態だから。
そこでまた動かしたら治るどころか悪化するだけだからな」
「うぅ……でも、サボったら太るかなって思って……」
「その思考がダメなの。努力する方向間違えてんじゃん」
言い方はキツいけど、三郎の言葉にはいつもブレがない。言い訳が全部、見透かされてる感じ。
「年上なんだからもうちょっと自分で調整しろよ。こっちが見張ってないと暴走すんじゃん。……てか、今どこ?俺、行くわ」
「えっ、いや大丈夫!休んでるから!来なくていいよー!」
「嘘。声が死んでるし、来てほしくない時のお前の断り方はもっと淡白だから。今のは本当は来てほしいやつ。分かってるから」
「ぐうぅ……さすが山田三郎……言い返せない……」
┈┈┈┈┈⿻*.·
30分後。ピンポーン。
ドアを開けたら、
冷えピタ・スポドリ・プロテインゼリー・痛み止めローション……
完全武装三郎の登場。
「動ける状態じゃないの、見りゃわかるだろ。筋肉痛のまま無理して動いたら怪我するだけだ」
「で、でも……昨日の努力が無駄になっちゃう……」
「無駄になんねーよ。むしろ逆効果だって言ってんだ」
三郎はズカズカと家のなかに入り込むと
「今日は休む。俺が見ててやるから」
そう言って、部屋にストレッチマットを敷いた。
ヒロインを半ば強引に座らせ、背中を押す。
「ほら、前屈。息、止めんな。……そう、ゆっくり吸って、吐け」
痛みで顔をしかめる六花に、三郎は淡々と指示を出す。
「そこは伸ばせば楽になる。……我慢しすぎんなよ」
次は肩。腕をゆっくりと持ち上げられ、固まった筋肉がほぐれていく。
「ここ、かなり硬いな……。昨日、相当やったんだろ」
「う、うん……」
「ったく。二郎にしごかれすぎなんだよ…」
口では呆れながらも、三郎の手は丁寧だ。
「水、ちゃんと飲んでるか?」
「え、あ……まだ……」
「筋肉の回復に水分は必須なんだよ。ほら」
差し出されたペットボトルを受け取り、ごくごくと喉を潤す。
冷たい水が全身に染み渡り、少しずつ楽になるのを感じた。
「……ねぇ、三郎。休むのも、大事なんだね」
「最初から俺の言うこと聞いてりゃいいんだよ」
そっぽを向きながら言うその声は、どこか柔らかい。
少し照れ隠しのような響きが混じっていた。
六花は小さく笑い、マットに寝転んだ。
三郎はその隣に腰を下ろすと、短く告げる。
「……よし。今日は休み。でも明日は、ちゃんと俺と一緒にやれよ」
その言葉は、叱責でも命令でもなく
約束のように優しく響いた。
「六花さ、トレーナー俺にした方がよくね?」
「……なにそれ、惚れるんだけど…」
「ダメ。筋肉痛治ってから言って。それまでは指導対象者だから」
(まっすぐすぎて、冷静で、でも時々優しさが爆発する彼)
(やっぱり三郎、頼りになりすぎる……)
┈┈┈┈┈⿻*.·
痛み止めローションを塗ってもらいながら、
プロテインゼリーを口にして、
もう一人で暴走しないって誓う六花でした。
♡Fin♡
