お酒事情(Buster Bros!!!)
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「乾杯〜!」
ガチャンと音を立てて、一郎とグラスを合わせる。
互いに好きなジャンルは違えど、オタク魂は同じ。そんな“オタク友達”と飲みに来た今夜。お互いタメだし気も使わないし、何より話が尽きない。
「いや〜、あの回の演出マジで神だっただろ!?背景のあのこだわりよ!わかるだろ?」
「わかるって!ていうか一郎の考察、いつも深すぎるんだってば!」
「でしょ!?やっぱ話通じるの、気持ちいいな〜」
居酒屋のテーブルには串焼きやポテト、推しの話に没頭して手つかずの料理もあったりして。
「てかお前、前から言ってたよな。“推しの幸せが自分の幸せ”って」
「うん、今も変わんないよ?」
「……なんか、いいよな。俺も……弟たちも、そーやって見守ってくれる誰かがいたら嬉しいって思うんだろうなって。ま、俺が一番そばにいるけどな!」
なんて急に真面目な話し出すもんだから、ちょっと驚いて見つめると、一郎はサラッと笑ってグラスをあおる。
「いや〜やっぱ酒うめぇ〜!」
「切り替え早っ!さっきまで語ってたのに!」
「お前がいけねーんだよ。なんか、話聞き上手っていうか、気ぃ抜けるんだよなぁ。つい語っちまうっつーか……」
そこで、ふっと目を伏せた一郎。
グラスを持ったまま、少し照れたように顔を背ける。
「……お前と話すの、ほんと楽しいんだわ。ずっとこうして飲めたらいいのにな」
言った後にちょっと黙る一郎が、どこか無防備で。
「じゃあ、また一緒に飲も?」
「……っ、あぁ。言われなくても、誘うけどな」
今度は目を合わせて、ニッと笑ってくれた。
熱く語って、笑って、ちょっと照れて。そんな“一郎の素”に触れる夜はまだ、これから。
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「──でさ!そんでそのキャラが言うわけよ。“俺は逃げねぇ”って!あんとき、ガチで泣いたわ……っ」
お酒も進み、ちょっと声も大きくなった一郎。頬は赤く、テンション高め。
そして──やたらと語彙力が死に始める。
「マジあれ、エモすぎたんだって……つーか……うぅ……アレはズルいよな……」
「一郎、顔真っ赤だよ?大丈夫?」
「だいじょぶだいじょぶ、酔ってねぇし」
(※めっちゃ酔ってる)
「てかさ、お前さぁ……オレのこと、どう思ってんの?」
いきなりの投げかけに、一瞬息が詰まる。
冗談かと思いきや、一郎は真剣な顔、頬をぽりぽりかいてちょっと目をそらしてた。
「オレ、たぶんさ。弟の前でも、チームの前でも、ずっと“兄貴”でいようとしてっけど……今日みたいにバカやって、笑って、語って……お前といるときは、なんか……楽なんだよな」
ぽつぽつ、素の声。
言葉の温度があったかくて、聞いてて胸がきゅっとする。
「しかも、オレが語ってばっかでも、ちゃんと聞いてくれっし。オレの話、笑ってくれっし……そういうとこ、マジありがとな」
「……ありがとって、一郎が楽しく話してくれるからでしょ?」
「……ったく、ほんとお前ってさぁ……」
そう言って一郎は、ひょいっと手を伸ばし、ぽすっと自分の肩に頭を乗せさせてきた。
「酔ったオレは、こうなるっぽいわ。もう動けねーし、ここで休むからな」
「え、なにそれ……」
「ちゃんと横、いてよ。……な?」
ほわんとした声で、甘えてくるように言う一郎。
いつもの勢いと兄貴感はすっかり抜けて、酔っぱらいモード全開。
でも、そんな風にちょっと無防備に寄りかかってくれるのも、オタク友達でタメの関係だからこそ──なのかもね。
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