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「お〜っ、六花ちゃーん!お待たせーっ」
駅前のロータリーに現れた一二三は、サングラスを頭に乗せて
まぶしいくらいの笑顔を浮かべていた。
カジュアルな白シャツに短めのパンツ、夏らしいサンダル──
ホストっぽさは控えめで、まるで“普通の好青年”って感じだったけど、
それがまた、逆にドキッとしてしまう。
そして、ぎょっとしたのが肩から下げてる大荷物
「え、?待って一二三めっちゃ荷物多くない??」
一二三は笑って
「そりゃそうでしょ!俺っちこの日をすっげー楽しみにしてたんだから!」
きっと、今日という日を凄く考えてくれて用意してくれたんだなぁって思ったら
職業病からくる彼なりの相手を楽しませるモードに入ってるのかな?とかも思ったりしたけど
、そんなことどうでも良くなるぐらいキュンと来てしまった
━━━━━
お互い海の家で持参した水着に着替えることに
六花がこの日のために選んだ水着はくすみピンクのフリルのワンショルダービキニ
胸元は控えめだけど、肩から片方だけ落ちたデザインでちょっと色っぽい
ハイウエストでウエスト細く見えて、脚長効果抜群!
ワンポイントに透けレース付きで、甘すぎない絶妙バランス
(ちゃんと着れてるよね…??ちょっと恥ずかしいけど、喜んで貰えたらいいな)
ーーーーーーーーー
「おー、六花ちゃんこっちこっちー…!?」
えっ……今日、なんか違くない!?やば……可愛……いやでも見すぎたらセクハラじゃん!?でも無理見ちゃう可愛い好き……
「うわ〜今日ほんっと、可愛いねぇ!その水着、ヤバない?俺、理性保てるか不安なんだけど……全力でお守りします」
さっそく口説いてくるけど、なんだろう。
普段のノリよりちょっとだけ、声のトーンが高い。
目も泳ぎ気味で、ちらちらとこっちを見ては、
「目のやり場に困るわ〜」なんて笑ってる。
──あれ?もしかして一二三、照れてる……?
「じゃ、行こっかっ!冷たいジュースもって、パラソルの下、取っといたんだよー」
ビーチに着いても、一二三の“張り切りっぷり”は止まらない。
浮き輪もバッチリ用意、砂浜の席も取っておいてくれて、
サングラス姿で「ここ、めっちゃ映えるスポットなんだよ」ってセルカ棒片手にツーショットも忘れない。
「ねぇねぇねぇ写真撮れたら、インスタの裏垢に載せてもいい?」
「載せるの!?」
「フォロワー2人しかいないから大丈夫!」
──けど、海に入る頃になると、少し様子が変わる。
テンションを上げて先に海へ飛び込んだはいいけど──
「ぬわっっ!?つめたっっっ!!!」
思わず飛び跳ねて戻ってくる一二三。
そのまま足を滑らせて、砂の上でバシャーン!
「うわ、俺めっちゃ恥ずっ……」
「だ、大丈夫!タオル持ってくる!」
「はぁぁぁ……六花ちゃんの前でカッコつけたかったのに、 俺って本当に、ここぞって時にドジする……」
拗ねたようにタオルで顔を隠しながら、でもその奥で
ちょっと耳が赤くなってるのを見逃さなかった。
落ち着いたあとは、パラソルの下で二人並んでジュースを片手に休憩タイム。
照れ隠しにまたいつもの“口説きモード”が始まるけど、
「──本当はね」
「六花ちゃんと海、ずっと来たかったんだよね」
唐突に、トーンが落ち着く。
やや陽が傾きかけて、キラキラの海を眺めながら、
不意に“素の一二三”がこぼれ落ちたようだった。
「……だから、今日ずっとテンパってて。
……俺、ホストなのに、恋愛慣れてそうって思われるけど。
六花ちゃん相手だと、全然上手くできない」
そう言って、笑った。
その横顔はまっすぐで、今まででいちばん、かっこよかった。
ジュースの入ったプラスチックカップを手に、
並んでパラソルの下で過ごす時間は、
ちょっとだけ、まるで“恋人っぽく”て。
「……六花ちゃんといるとさ、変になっちゃうんだよね」
「えっ、どう変なの?」
一二三は、自分のストローをくるくると回しながら、
どこか照れたように笑う。
「普段だったらもっとスマートにエスコートできてると思うのに、今日全然ダメだったな〜って。
でもさ、君の前だと……どうしても素が出ちゃうんだよね」
こっちを見ずに、遠くの海を見ながら言うその表情は真剣で、
今までの軽い口調とは違う、“本音”を感じさせた。
「……俺、最近気づいちゃってさ。
六花ちゃんのこと、特別に思ってるって」
海風が吹いて、ふたりの間の空気が少し変わる。
「いつも友達として一緒に遊んでたけど、
今日、君の水着姿見て……本気で、ドキッとしたんだ」
その瞳は、まっすぐこっちを見てた。
「好きとか、そういうの、急に言われても困るかな……?
でも、俺は、君のこと……大事にしたいって思ってる」
いつもの軽さはどこにもなくて。
でも、だからこそ──この言葉は、心にまっすぐ刺さる。
「……ほんとは、まだ告白とか早いかなって思ったけど」
「……ううん、」
そう答えようとした瞬間──
ぼとっ……!
「ん…!?」
一二三が持っていたスイカが、突然現れた子どもたちのボールに当たって、砂浜に落ちた。
ふたりで慌てて拾おうとするけど、結局半分潰れてしまって。
「うわ〜、まじかぁ……せっかく一緒に食べようと思ってたのに……」
がっくりと肩を落とす一二三。
だけど次の瞬間、笑い声がこぼれた。
「でもさ、こういうドジな思い出も、悪くないでしょ?今日、ずーっと楽しかったよ
色々準備してくれてありがとう!」
日も傾いて、空が少しオレンジがかってきて──
照れた顔のまま、そっとこっちに手を差し出す。
「また一緒に来よう。……今度は、ちゃんとカッコつけられるように頑張るから」
つないだ手は少し汗ばんでたけど、
その温もりは、真夏の夕暮れと同じくらい、優しかった。
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