麻天狼のマネージャーをやらせていただいています
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朝の空気は少しひんやりしていて、まだ街が完全に目を覚ます前の時間。
私は温かいコーヒーのカップを片手に、撮影現場へ向かうスタッフ用の出入口を抜けた。
今日の現場はファッション誌の特集撮影。
麻天狼の三人がモデルとして登場する─
クールで大人な“夜の紳士たち”がテーマだ。
「おはようございます、六花さん。早いですね!」
スタジオスタッフに声をかけられて、思わず笑みがこぼれる。
「おはようございます。今日は三人とも気合い入ってますから、よろしくお願いします!」
搬入されたばかりの衣装ラックをチェックしながら、
私はそれぞれのサイズタグを確認していく。
寂雷先生のスーツは、細身のダークグレー。
一二三さんのは鮮やかなベージュにゴールドのアクセント。
独歩さんのは黒を基調にしたジャケットスタイル──彼らしい落ち着きだ。
準備を終える頃、
スタジオの自動ドアが開いて、独歩さんが現れた。
「……あ、おはようございます。六花さん、もう来てたんですね」
ネクタイを緩めたまま、まだ少し眠たそうな声。
「おはようございます、独歩さん。今日も一番乗りですね!」
「いやぁ、電車がスムーズで……なんか逆に怖いです。こういう日に限って何か起きるんですよ」
「フラグ立てないでくださいね、もう〜」
小さく笑いながら、ジャケットを手渡すと
「……あ、ありがとうございます」
と彼はいつものように少し目を逸らした。
でも、その頬がほんのり赤いのを私は見逃さなかった。
次に来たのは一二三さん。
「おっはよー!六花ちゃん♪ 今日も可愛いねぇ〜!」
テンション高く挨拶してくれるのは嬉しいけど、
まだメイク前なのに髪が完璧なのが逆に不思議。
「おはようございます、一二三さん。今日は女性スタッフ多いので、ホストモード発動しすぎ注意でお願いしますね?」
「了解了解!ホストは控えめに、紳士でいくよ!」
──たぶん、数分後には切り替えが崩れるんだろうなと予想しながらも、笑って返す。
そして最後に静かに入ってきたのは寂雷先生。
「おはよう、六花さん。いつも早いね」
「おはようございます、先生。疲れ残ってませんか?昨日、遅くまで診察されてたんですよね」
「……よく覚えているね。君は本当に頼りになる」
落ち着いた声と柔らかな笑み。
その一言に、疲れなんて吹き飛ぶような安心感があった。
三人が揃ったスタジオに、照明が灯る。
今日もまた、麻天狼が“世界を魅了する時間”が始まる。
私は深呼吸して、手帳を開いた。
──よし。
今日も麻天狼の3人を、最高の形で輝かせよう。
┈┈┈┈┈𝓉ℴ 𝒷ℯ 𝒸ℴ𝓃𝓉𝒾𝓃𝓊ℯ𝒹┈┈┈┈⿻*.·
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