雲雀とホラー
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※ネームレス
湯船につかって、カップアイスを食べる所だった。唐突にバチっと電気が落ちた。
「えっ」
辺りは真っ暗である。停電なのか、はたまたブレーカーが落ちたのか。今は私以外いない状態で調べることも出来ない。恭弥さんは遅くなると言っていた。なんとか、夜目がきくようになった頃、湯船から上がり、脱衣所に行こうとした時、ふっと後ろから何かしらの気配がした。ばっと振り向くが、誰かが要るわけでもない。まあ、気のせいかと思い、浴室のドアを開け、脱衣所に足を踏み出そうとした時、背中を触れられた。
「ひっ」
ぞわっとした。急いで、脱衣所に入り、掛けてあるバスタオルを取り、羽織って、お風呂場から駆け出した途端、パチっと電気が付いた。停電が直ったようだ。廊下の向こう側から歩いてくる恭弥さんが見えた。ちょうど、帰ってきたようだ。
「恭弥さん!!」
バタバタと駆け寄って、そのまま抱き付いた。恭弥さんは珍しく驚いた顔をしている。
「停電! お風呂! 背中! 触られた!」
「落ち着きなよ」
片言で叫ぶ。すると、恭弥さんに頭を撫でられた。なんとか、落ち着いて、詳細を話した。
「なら、引っ越す?」
「え。引っ越したばかりじゃ……」
最近、引っ越したばかりである。金持っている人間は違う。しかも、ここ、高級マンション。ほいほい引っ越してたまるか。
「それよりも君、なんて格好をしているか、わかってるの?」
慌てた状態でバスタオルを羽織っただけ、前からもろ丸見えである。巻くことすら忘れたようだ。違う意味で冷や汗が出た。
「……わお」
「見なれているからいいけど」
そう言う問題じゃない気がする。
「さすがに恥ずかしいから、着てくる……ちょっと!」
「何?」
恭弥さんにそのまま、持ち上げられる。器用に寝室のドアを開け、ベッドに投げられた。私は慌ててシーツを引き寄せる。
「お風呂は?」
「そんな話を聞かされて、入れと言うの」
「恭弥さんは怖がらないタイプだし」
「うん、そうだね」
恭弥さんはジャケットを放り投げ、ネクタイを解き、覆い被さってきた。
「ご飯!」
「食べてきた」
「お願い、待って!」
「そんな格好をしている君が悪い」
「わざとじゃないもん……ひゃ」
パクっと恭弥さんに首筋を噛まれ、そして、リップ音がするくらい、首筋を吸われた。
湯船につかって、カップアイスを食べる所だった。唐突にバチっと電気が落ちた。
「えっ」
辺りは真っ暗である。停電なのか、はたまたブレーカーが落ちたのか。今は私以外いない状態で調べることも出来ない。恭弥さんは遅くなると言っていた。なんとか、夜目がきくようになった頃、湯船から上がり、脱衣所に行こうとした時、ふっと後ろから何かしらの気配がした。ばっと振り向くが、誰かが要るわけでもない。まあ、気のせいかと思い、浴室のドアを開け、脱衣所に足を踏み出そうとした時、背中を触れられた。
「ひっ」
ぞわっとした。急いで、脱衣所に入り、掛けてあるバスタオルを取り、羽織って、お風呂場から駆け出した途端、パチっと電気が付いた。停電が直ったようだ。廊下の向こう側から歩いてくる恭弥さんが見えた。ちょうど、帰ってきたようだ。
「恭弥さん!!」
バタバタと駆け寄って、そのまま抱き付いた。恭弥さんは珍しく驚いた顔をしている。
「停電! お風呂! 背中! 触られた!」
「落ち着きなよ」
片言で叫ぶ。すると、恭弥さんに頭を撫でられた。なんとか、落ち着いて、詳細を話した。
「なら、引っ越す?」
「え。引っ越したばかりじゃ……」
最近、引っ越したばかりである。金持っている人間は違う。しかも、ここ、高級マンション。ほいほい引っ越してたまるか。
「それよりも君、なんて格好をしているか、わかってるの?」
慌てた状態でバスタオルを羽織っただけ、前からもろ丸見えである。巻くことすら忘れたようだ。違う意味で冷や汗が出た。
「……わお」
「見なれているからいいけど」
そう言う問題じゃない気がする。
「さすがに恥ずかしいから、着てくる……ちょっと!」
「何?」
恭弥さんにそのまま、持ち上げられる。器用に寝室のドアを開け、ベッドに投げられた。私は慌ててシーツを引き寄せる。
「お風呂は?」
「そんな話を聞かされて、入れと言うの」
「恭弥さんは怖がらないタイプだし」
「うん、そうだね」
恭弥さんはジャケットを放り投げ、ネクタイを解き、覆い被さってきた。
「ご飯!」
「食べてきた」
「お願い、待って!」
「そんな格好をしている君が悪い」
「わざとじゃないもん……ひゃ」
パクっと恭弥さんに首筋を噛まれ、そして、リップ音がするくらい、首筋を吸われた。