短編(雲雀恭弥)
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※雲雀が某刀剣のコスしてます
なんで、自分はこんな格好をしてるんだろうかと雲雀は溜め息を付いた。今日はハロウィンである。雲雀はボンゴレ主催の仮装パーティーに強制参加させられていた。定番の魔女や吸血鬼、ゲームやアニメのキャラクター。皆、多種多様の仮装していた。彼もその一人である。真っ白な襤褸布を被った青年。金髪が微かに見える。某刀剣が擬人化したキャラクターの一人、山姥切国広の格好をさせられていた。雲雀の恋人の趣味である。まさか、最強の雲の守護者だと誰も思わないだろう。
「うちの初期刀が格好いい」
雲雀の隣に立っているのは巫女の格好をした名前だ。その名前が気持ち悪いくらい、ニヤニヤ笑っていて雲雀はちょっと引いた。
「コスの友人に頼んで正解だった! イケメンすぎる」
「はいはい」
もはや、返答がめんどくさくなった雲雀は適当に相槌を打った。
「あ、ディーノさん!」
「名前、かわいいな」
ディーノは名前の巫女姿を見て褒める。
「ありがとうございます。あ、恭弥さん、すてきでしょ」
名前が雲雀を引っ張ってディーノの前に立たせる。
「は?!」
ディーノはぎょっとした。金髪に隻眼。誰も思わないだろう。雲雀恭弥だなんて。
「何? 跳ね馬」
「恭弥?」
「だから、何?」
「うそだろ……」
「咬み殺そうか?」
名前はトイレから戻る途中、急に腕を引っ張られた。振り向くとスーツ姿の雲雀。ずるずると引っ張られ、エレベーターに連れ込まれた。
「え? え? どういうこと? コスは? 私のまんばちゃん。まんばちゃん」
「何?」
「まんばちゃんのコスは?! この後、撮影会をする予定だったのに……!!」
名前が雲雀に問い詰める。名前を残念な目で見る雲雀がいた。
「約束したじゃん!」
「黙って」
無理やり、名前に雲雀がキスした。思考停止する。
「んっ……」
「着いたよ」
呆けた状態で名前は屋上に連れて行かれた。
「沢田綱吉、名前を見なかった?」
何時間も帰って来ない名前に痺れを切らした山姥切国広の格好をした雲雀は綱吉に声をかける。
「名前ちゃんなら見てな、えええぇーー!」
綱吉は凄く驚いた顔をしている。
「ひ、ヒバリさん?!」
ディーノと同じ反応に雲雀は溜め息を付くと同時にスマホを取り出し、操作した。名前の居場所を見つける為に。
名前の居場所を見つけた山姥切国広(雲雀)は、屋上の扉を開けた。
「僕のものに何してんの?」
雲雀と同じ顔した青年が名前を襲っているのを見た瞬間、トンファーを持った山姥切国広(雲雀)が飛び蹴りをした。真っ白な襤褸布がばさりと翻った。日本刀じゃなく、トンファーを持った山姥切国広である。シュールであった。
「あ、本物が来ちゃたね」
「これ、僕のものなんだけど」
「ま、まんばちゃん!! 一人称、俺!」
「俺?」
「キャー!! まんばちゃん、すてき!! 私のまんばちゃん、イケメンすぎる!」
名前は何かのスイッチが入ってしまったようだ。偽物の雲雀がドン引いている。当の雲雀はいつものことなので気にしてない。いつものこと。雲雀は小さく溜め息を付いた。
「同じ顔、気持ち悪い」
雲雀と同じ顔した青年はだんだん違う姿になってゆく。
「幻覚かい?」
「正解。せっかく、連れて行こうと思ったんだけど、うん、いらないや。おかしいよ、この子」
「おかしいのは同感」
名前は失礼なと叫ぶ。あの六道骸には劣るが相当な術者だったのだろう。青年はふっと、消えていった。
「どうやってここに?」
「発信器。あれになんかされた?」
「……えっと、キスさ、ん!」
言い終わる前に雲雀は名前の後頭部を片手で支え、キスをする。触れるキスではなく、深いキス。
「んんっ……ふっ、んっ」
名前は頭が真っ白になった。推しにされた!推しに!きゅん死にである。
コスプレヤーの友人にいつの間にか写真を撮られていた。某刀剣ファンの間では、“山姥切国広のコス、クオリティが高い!姥さにだ!”ってSNSでバズった。
なんで、自分はこんな格好をしてるんだろうかと雲雀は溜め息を付いた。今日はハロウィンである。雲雀はボンゴレ主催の仮装パーティーに強制参加させられていた。定番の魔女や吸血鬼、ゲームやアニメのキャラクター。皆、多種多様の仮装していた。彼もその一人である。真っ白な襤褸布を被った青年。金髪が微かに見える。某刀剣が擬人化したキャラクターの一人、山姥切国広の格好をさせられていた。雲雀の恋人の趣味である。まさか、最強の雲の守護者だと誰も思わないだろう。
「うちの初期刀が格好いい」
雲雀の隣に立っているのは巫女の格好をした名前だ。その名前が気持ち悪いくらい、ニヤニヤ笑っていて雲雀はちょっと引いた。
「コスの友人に頼んで正解だった! イケメンすぎる」
「はいはい」
もはや、返答がめんどくさくなった雲雀は適当に相槌を打った。
「あ、ディーノさん!」
「名前、かわいいな」
ディーノは名前の巫女姿を見て褒める。
「ありがとうございます。あ、恭弥さん、すてきでしょ」
名前が雲雀を引っ張ってディーノの前に立たせる。
「は?!」
ディーノはぎょっとした。金髪に隻眼。誰も思わないだろう。雲雀恭弥だなんて。
「何? 跳ね馬」
「恭弥?」
「だから、何?」
「うそだろ……」
「咬み殺そうか?」
名前はトイレから戻る途中、急に腕を引っ張られた。振り向くとスーツ姿の雲雀。ずるずると引っ張られ、エレベーターに連れ込まれた。
「え? え? どういうこと? コスは? 私のまんばちゃん。まんばちゃん」
「何?」
「まんばちゃんのコスは?! この後、撮影会をする予定だったのに……!!」
名前が雲雀に問い詰める。名前を残念な目で見る雲雀がいた。
「約束したじゃん!」
「黙って」
無理やり、名前に雲雀がキスした。思考停止する。
「んっ……」
「着いたよ」
呆けた状態で名前は屋上に連れて行かれた。
「沢田綱吉、名前を見なかった?」
何時間も帰って来ない名前に痺れを切らした山姥切国広の格好をした雲雀は綱吉に声をかける。
「名前ちゃんなら見てな、えええぇーー!」
綱吉は凄く驚いた顔をしている。
「ひ、ヒバリさん?!」
ディーノと同じ反応に雲雀は溜め息を付くと同時にスマホを取り出し、操作した。名前の居場所を見つける為に。
名前の居場所を見つけた山姥切国広(雲雀)は、屋上の扉を開けた。
「僕のものに何してんの?」
雲雀と同じ顔した青年が名前を襲っているのを見た瞬間、トンファーを持った山姥切国広(雲雀)が飛び蹴りをした。真っ白な襤褸布がばさりと翻った。日本刀じゃなく、トンファーを持った山姥切国広である。シュールであった。
「あ、本物が来ちゃたね」
「これ、僕のものなんだけど」
「ま、まんばちゃん!! 一人称、俺!」
「俺?」
「キャー!! まんばちゃん、すてき!! 私のまんばちゃん、イケメンすぎる!」
名前は何かのスイッチが入ってしまったようだ。偽物の雲雀がドン引いている。当の雲雀はいつものことなので気にしてない。いつものこと。雲雀は小さく溜め息を付いた。
「同じ顔、気持ち悪い」
雲雀と同じ顔した青年はだんだん違う姿になってゆく。
「幻覚かい?」
「正解。せっかく、連れて行こうと思ったんだけど、うん、いらないや。おかしいよ、この子」
「おかしいのは同感」
名前は失礼なと叫ぶ。あの六道骸には劣るが相当な術者だったのだろう。青年はふっと、消えていった。
「どうやってここに?」
「発信器。あれになんかされた?」
「……えっと、キスさ、ん!」
言い終わる前に雲雀は名前の後頭部を片手で支え、キスをする。触れるキスではなく、深いキス。
「んんっ……ふっ、んっ」
名前は頭が真っ白になった。推しにされた!推しに!きゅん死にである。
コスプレヤーの友人にいつの間にか写真を撮られていた。某刀剣ファンの間では、“山姥切国広のコス、クオリティが高い!姥さにだ!”ってSNSでバズった。