短編(雲雀恭弥)
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※ネームレス
ババ抜きとは、複数人で行うトランプの遊び方のひとつ。始めに同数のカードを人数分配り、一枚ずつ他者から抜き取り、同じ札があれば捨て、最後にジョーカーを持っている人が負けである。(ウィキペディアより)
「ババ抜きで負けたヤツは廃病院に肝試しな」
「「イヤだ――!」」
私と沢田くんは絶望した。リボーンくんは私を含め、四人を呼んで、そう言ったのだ。あと、二人は雲雀さんと六道さんだ。
「負けなければいいのでは?」
「なんで、僕が参加しなければ、ならないのさ」
「同感です」
そう、言いつつも六道さんはトランプをきり、配る。配られた手札からペアカードを排除する。時計回りに右側から沢田くん、私、雲雀さん、六道さんと手札を一枚ずつ、取ってゆく。次々とペアがあれば、捨ていった。雲雀さんと骸さんのところは怖いくらい、無表情でやり取りしている。
私は今のところ、ジョーカーは来てない。そう、誰が持っているか、わからない。雲雀さんか六道さんか。沢田くんは顔に出しやすいが、勘でやり過ごしているようだ。手札がだんだんと少なくなってゆく。これは、雲雀さんがジョーカーを持っている可能性がある。
「はい、終わりました」
六道さんが沢田くんのカードを一枚抜き、同ペアで終わる。
「骸が一番か」
ということは、雲雀さんがジョーカーを持っている。どっちだ。雲雀さんは顔色ひとつ、変えずにいるから、ちっともわからない。右側の手札を取る。ジョーカーだった……。
「残念だったね」
雲雀さんは沢田くんから一枚の手札を取るとペアだった。雲雀さんは二番目にあがった。
「沢田くん、どうぞ!」
二枚の手札を沢田くんの前に出す。負け確定なのは分かる。
「ごめん」
おのれ、超直感!そう、ジョーカーは私の手元にある。
「ああ、負けちゃたです」
「肝試しな」
リボーンくんが私の肩に乗った。
「あと、誰か、好きなヤツを連れていけ」
「おや、やさしいですね」
「女には優しくしないとな」
「……オレは役に立ったないから!」
「おい、ツナ」
「ぐほっ!」
リボーンくんが沢田くんにキックを入れた。沢田くん、痛そう。
「……じゃあ、雲雀さん、連れて行くです」
「仕方がないな」
次回、雲雀さんと廃病院へ肝試しに行くの巻。
続かない
ババ抜きとは、複数人で行うトランプの遊び方のひとつ。始めに同数のカードを人数分配り、一枚ずつ他者から抜き取り、同じ札があれば捨て、最後にジョーカーを持っている人が負けである。(ウィキペディアより)
「ババ抜きで負けたヤツは廃病院に肝試しな」
「「イヤだ――!」」
私と沢田くんは絶望した。リボーンくんは私を含め、四人を呼んで、そう言ったのだ。あと、二人は雲雀さんと六道さんだ。
「負けなければいいのでは?」
「なんで、僕が参加しなければ、ならないのさ」
「同感です」
そう、言いつつも六道さんはトランプをきり、配る。配られた手札からペアカードを排除する。時計回りに右側から沢田くん、私、雲雀さん、六道さんと手札を一枚ずつ、取ってゆく。次々とペアがあれば、捨ていった。雲雀さんと骸さんのところは怖いくらい、無表情でやり取りしている。
私は今のところ、ジョーカーは来てない。そう、誰が持っているか、わからない。雲雀さんか六道さんか。沢田くんは顔に出しやすいが、勘でやり過ごしているようだ。手札がだんだんと少なくなってゆく。これは、雲雀さんがジョーカーを持っている可能性がある。
「はい、終わりました」
六道さんが沢田くんのカードを一枚抜き、同ペアで終わる。
「骸が一番か」
ということは、雲雀さんがジョーカーを持っている。どっちだ。雲雀さんは顔色ひとつ、変えずにいるから、ちっともわからない。右側の手札を取る。ジョーカーだった……。
「残念だったね」
雲雀さんは沢田くんから一枚の手札を取るとペアだった。雲雀さんは二番目にあがった。
「沢田くん、どうぞ!」
二枚の手札を沢田くんの前に出す。負け確定なのは分かる。
「ごめん」
おのれ、超直感!そう、ジョーカーは私の手元にある。
「ああ、負けちゃたです」
「肝試しな」
リボーンくんが私の肩に乗った。
「あと、誰か、好きなヤツを連れていけ」
「おや、やさしいですね」
「女には優しくしないとな」
「……オレは役に立ったないから!」
「おい、ツナ」
「ぐほっ!」
リボーンくんが沢田くんにキックを入れた。沢田くん、痛そう。
「……じゃあ、雲雀さん、連れて行くです」
「仕方がないな」
次回、雲雀さんと廃病院へ肝試しに行くの巻。
続かない