雲雀と骸に溺愛される
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※ネームレス/微裏
「あ、れ?」
身体が熱い。目がくるくると廻る。身体がぐらっと倒れるのがわかった。
「何やってるの」
雲雀さんに背後から抱き止められ、支えられる。
「おやおや」
私は顔を上げて、目の前にいた六道さんを見上げると愉快そうに笑っていた。私を支えていた雲雀さんの腕をぎゅっと握ると「はぁ……」と背後から溜め息が漏れる。
「だから、言ったでしょう?気を付けなさいと」
六道さんが手を伸ばし、私の頬を撫でる。やらかしたようだ。任務中に盛られてしまったらしい。頭がぼーっとして、目の焦点すら合わなくなる。
「これは媚薬の類いですかね」
それを聞いて私はげんなりした。
「ほら、行くよ」
雲雀さんが私を担ぎ上げるとそのまま、ホテルの部屋の一室から出て、エレベーターに向かった。エレベーターに乗り、一階に下りる。
「僕はチェックアウトの手続きしてきます」
六道さんはカードキーをフロントに持って行くつもりらしい。私は身体の疼きに耐える為に雲雀さんのスーツの上着をぎゅっと握り締めた。
ホテルから出て、駐車場に置いてある車に向かうと雲雀さんは器用に後部座席のドアを開け、丁度、六道さんがこちらに向かってくる。雲雀さんは車の鍵を六道さんに向かって投げた。
「また、僕が運転ですか?」
六道さんは車の鍵をキャッチすると溜め息を付いた。
「なら、これ、持つ?」
「遠慮しときます」
そのまま、雲雀さんは後部座席に私を放り投げた。雲雀さん達が車に乗り込むと発車させた。
「しばらく、我慢して」
身体が熱くて熱に浮かされている状態で、理性が飛びそうなのを必死に我慢する。自分を慰めたくて、足をすり合わせた。恥ずかしいことになる前に早く一人になりたい。
「着いたよ」
屋敷に着いた頃には、はぁはぁと熱い吐息が出て、絶え絶えになっていた。
「僕は先に沢田綱吉に報告しておきます」
六道さんは運転席から降り、私は雲雀さんに抱き上げられ、車から降ろされた。
「ひゃんっ」
「我慢して」
「ひ、雲雀さん、もう、限界……」
雲雀さんに必死にしがみついて、肩口に顔を埋める。あ、いい匂いがして、理性が揺らぐ。
「もうすぐ、部屋に着くから」
使われてない客室みたいだった。ベッドに座らせられた。
「はぁ……自然に抜けるの待つか、どうする?」
雲雀さんは溜め息を付く。自然に抜けるのは時間がかかるだろう。
「沢田綱吉に報告してきましたよ。貴女のこと、心配してましたよ」
六道さんが報告から戻ってきたようだ。
「……ちょっ」
私はこてんと首を傾げ、本能のまま、雲雀さんの腕を引っ張り、ベッドに押し倒す。心の方は何してんだとパニック状態なのに身体の言うことが聞かない。
「ご、ごめんなさい」
これは六道さんも驚きである。
「おやおや、頑張って下さいね」
六道さんがそそくさっと逃亡を計ろうとした瞬間、括っている長い髪の房を私は掴み、思い切り引っ張った。
「いたたたたっ!痛いですってばっ!」
雲雀さんはクスクスと笑い始めた。
「君だけ逃げる気なの」
「押し倒されている貴方に言われたくないですって……逃げませんから、離しなさい!」
「本当?」
六道さんの髪の毛をおずおずと離す。
「抜けるかと思いました」
「そのまま、禿げればいいと思うよ」
口喧嘩をする二人。
「早く、抱いて」
我慢出来なくなった私は潤んだ目で呟く。二人共、生唾をごくりと飲んだ。
「あ、れ?」
身体が熱い。目がくるくると廻る。身体がぐらっと倒れるのがわかった。
「何やってるの」
雲雀さんに背後から抱き止められ、支えられる。
「おやおや」
私は顔を上げて、目の前にいた六道さんを見上げると愉快そうに笑っていた。私を支えていた雲雀さんの腕をぎゅっと握ると「はぁ……」と背後から溜め息が漏れる。
「だから、言ったでしょう?気を付けなさいと」
六道さんが手を伸ばし、私の頬を撫でる。やらかしたようだ。任務中に盛られてしまったらしい。頭がぼーっとして、目の焦点すら合わなくなる。
「これは媚薬の類いですかね」
それを聞いて私はげんなりした。
「ほら、行くよ」
雲雀さんが私を担ぎ上げるとそのまま、ホテルの部屋の一室から出て、エレベーターに向かった。エレベーターに乗り、一階に下りる。
「僕はチェックアウトの手続きしてきます」
六道さんはカードキーをフロントに持って行くつもりらしい。私は身体の疼きに耐える為に雲雀さんのスーツの上着をぎゅっと握り締めた。
ホテルから出て、駐車場に置いてある車に向かうと雲雀さんは器用に後部座席のドアを開け、丁度、六道さんがこちらに向かってくる。雲雀さんは車の鍵を六道さんに向かって投げた。
「また、僕が運転ですか?」
六道さんは車の鍵をキャッチすると溜め息を付いた。
「なら、これ、持つ?」
「遠慮しときます」
そのまま、雲雀さんは後部座席に私を放り投げた。雲雀さん達が車に乗り込むと発車させた。
「しばらく、我慢して」
身体が熱くて熱に浮かされている状態で、理性が飛びそうなのを必死に我慢する。自分を慰めたくて、足をすり合わせた。恥ずかしいことになる前に早く一人になりたい。
「着いたよ」
屋敷に着いた頃には、はぁはぁと熱い吐息が出て、絶え絶えになっていた。
「僕は先に沢田綱吉に報告しておきます」
六道さんは運転席から降り、私は雲雀さんに抱き上げられ、車から降ろされた。
「ひゃんっ」
「我慢して」
「ひ、雲雀さん、もう、限界……」
雲雀さんに必死にしがみついて、肩口に顔を埋める。あ、いい匂いがして、理性が揺らぐ。
「もうすぐ、部屋に着くから」
使われてない客室みたいだった。ベッドに座らせられた。
「はぁ……自然に抜けるの待つか、どうする?」
雲雀さんは溜め息を付く。自然に抜けるのは時間がかかるだろう。
「沢田綱吉に報告してきましたよ。貴女のこと、心配してましたよ」
六道さんが報告から戻ってきたようだ。
「……ちょっ」
私はこてんと首を傾げ、本能のまま、雲雀さんの腕を引っ張り、ベッドに押し倒す。心の方は何してんだとパニック状態なのに身体の言うことが聞かない。
「ご、ごめんなさい」
これは六道さんも驚きである。
「おやおや、頑張って下さいね」
六道さんがそそくさっと逃亡を計ろうとした瞬間、括っている長い髪の房を私は掴み、思い切り引っ張った。
「いたたたたっ!痛いですってばっ!」
雲雀さんはクスクスと笑い始めた。
「君だけ逃げる気なの」
「押し倒されている貴方に言われたくないですって……逃げませんから、離しなさい!」
「本当?」
六道さんの髪の毛をおずおずと離す。
「抜けるかと思いました」
「そのまま、禿げればいいと思うよ」
口喧嘩をする二人。
「早く、抱いて」
我慢出来なくなった私は潤んだ目で呟く。二人共、生唾をごくりと飲んだ。
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