21話
夢小説設定
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こちら苗字、現在本部の影浦隊作戦室前に来ております。
なんと!カゲ先輩と晩御飯の約束をこぎつけてやったんだぜ!ひゃっふい!
いつもなら、うぜえ、だりい、更にはシカトという三拍子で断られるのに機嫌が良い時に誘ってみてよかったー。
「え!?居ないんですか!?」
「うん、さっきラウンジに行くって出ていったよ」
「嘘だろ先輩!酷いよ!私のことは遊びだったのね!?」
「ゾエさんに言われてもなー」
カゲ先輩のバッキャロー。非番でやる事ないから作戦室でダラダラしてるってついさっき連絡取ったばかりじゃないすか。
「ここで待ってる?」
「いや、ラウンジまで行きます。カゲ先輩には一言物申さないと!」
頑張れー、と気の抜けた応援を背に受け、ズンズンとラウンジまで足音を立てて歩く。
そしてお目当ての人物を発見した。カゲ先輩はC級隊員2人と話しているみたいだ。先輩がC級と知り合いなのは珍しいな、と思ったら即解散してた。なんだったんだ?
反射的にいつものように飛びつきそうになったがなんとか我慢出来た。そう我慢だ私。今、私はおこなんです。カゲ先輩にはそれをわかってもらわなければ。
口角が上がってしまわないようキュッと口に力を入れる。いかにも不機嫌ですよという顔で先輩に歩み寄って行く。
そして私とすれ違った2人組をカゲ先輩が呼び止め2つのの首が飛んだ。
首…?……ぎゃっ!!首チョンパされてる!?
わ、わたし、私の首ついてる!?私今生身だよ!でもこうして考えてるってことは無事だよね!?……なんだ、よかった…!!
どう考えても今の攻撃はカゲ先輩だ。このC級2人が先輩に何しでかしたのか知らないけど、私はとんだとばっちりだよ。マジで背中がヒュンッてなったわ!
「先輩!酷いですよ!なんで私が隣にいる時に攻撃するんですか!
大丈夫です?私の玉のような肌に傷とかついてません?」
「寝言は寝て言え」
「いや少しは謝って!?」
なんてヤローだ!許せん!
でもそんな冷たいところもカゲ先輩らしくて好きだ!ダメだ、塩対応がデフォのせいで大した反抗が出来ない…!
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