ごわ
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所変わってとある喫茶店。……いやなんで?
確か私の周りにスタンド的な何かがフヨフヨしてるぜって感じだったよね。めちゃくちゃ怪しいけど一応信じてみようかなって思いはした。
そしてあれよあれよという間に絡んできたチンピラ達を解散させ、学校に休みの連絡を入れられ、喫茶店でオレンジジュースを飲んでる。
マジなんで。私についてるなにかって危険なんじゃないの?喫茶店来ちゃっていいの?
「混乱してるだろうし、まず自己紹介といこうか」
「いや混乱してるからこそ説明を先にして欲しいんすけど」
「だよね。じゃあ伊地知からね」
「聞いてる?ねえ」
「ほら待ってんだから早く言いなよ」
完全にスルーされてる。実は目じゃなくて耳が不自由なんですか?私の声だけシャットアウトされてんですか?
「…伊地知潔高です。五条さんの部下です」
「どこ見て言ってるの。お前が自己紹介するのはそっち」
渋々と名前を告げた伊地知さんに呆れたような視線を向け五条さんは私の後ろを指差す。いやアンタがどこ見てんだよ。何、いるの?そこにいるの?
つーか自己紹介って私のスタンドとかよ!
「じゃ、伊地知が気を引いてる間にこっちは本題に入ろっか」
え、サラッと伊地知さん犠牲にしたよこの人。直属の部下は苦労しそうだわ。絶対に仕事で上司にしたくないタイプ。
「あ、顔が初めて見えた」
「は?」
「んー、気にしなくていいよ。
それでなまえはさ、呪いって信じてる?」
「はあ…やっぱ宗教的な勧誘だったりします?」
「いやいや、ガチな方の話」
呪いってあのうらめしやーみたいな?幽霊とかそういう類のことだろうか。
「実際に見たら信じますかね。一般的に暗いと何か出るかもしれないから怖い、とかは思いますけど、自分で目にしない限りはどうも信じきれないです」
「そっか。呪力は充分過ぎるほどなのに見えてないのは、否定的な考えだから無意識に見えないようコントロールしてるのかな」
「?実は幽霊とか見えるってことですか?」
「幽霊とは少し違うね。まあその辺の詳しい説明は追々するよ。
まずは呪いの存在を認識することが課題だ」
認識、ねえ。そう言われましても、急に周りに呪いがついてますよってなって、はいそうですかなんて納得出来ないでしょ。
いや、というか待って。呪いがついてるって、私誰かに呪われてんの?マジかよ。
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