じゅうよんわ
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五条さんを後ろに連れ、伏黒の部屋にやって来た。禪院先輩の所に行く前にまず伏黒に謝罪してから行きたいと伝えたら、付いて来てくれるとのことで遠慮なくお願いした。
控えめに3回ノックをすると、部屋の主は思いのほか早くその扉を開けた。
「あ、えと…おはよう、ございます…」
「なんで敬語だよ」
「…怒ってない?」
「? なにに」
「だって一昨日、私制御出来ずに迷惑かけて、」
「ああ、あれか。むしろ悪かった、人見知りって聞いてたのにフォローしてやれなくて。
呪いが溢れる直前に五条先生が全員移動させたから誰も怪我してねえよ」
バッと後ろを振り向けば五条さんが得意げにピースをしている。いや言えよ。怪我してないってだけは聞いてたけど、詳細は伝えられなかったから不安だったじゃんか。
「今度は真希単体に再チャレンジしに行くんだけどさ、今から恵も来ない?」
「俺は…やめときます。五条先生がいれば贄犠も大丈夫でしょうし(緊急時の戦力的な意味で)」
!? ま、まさか要保護者だってバレてる…!?(精神的な意味で)
「おっけーおっけー。任された!」
「待って、五条さ、私ちょっと伏黒に用事がァァァァ……」
伏黒に反論しようとしたところで五条さんに引きずられて強制的に連れ去られる。
いーやー!訂正させて!違うの!違わないけど違うの!確かに五条さんいないとちょっと不安定にかるかも?って感じだけど全然問題ないから!もう高校生なんだし別に単独行動とか余裕なんだからね!?五条さんがいないと何も出来ないわけじゃないから、そこんとこ頼むから勘違いしないで!
伏黒に訂正出来ないまま、禪院先輩の部屋であろう扉の前まで連行された。
「はい、じゃあ頑張って」
「丸投げ!?」
「謝りたいんでしょ?」
「それは、そうですけど…五条さんは来てくれないんですか…?いや1人でも行けなくはないです、けど、というか余裕ですけど…でも、その」
「さすがに2人きりは厳しいだろうから横で控えとこうと思ってたけど、1人で大丈夫なら行ってきなよ」
「大丈夫じゃないのでついてきてください!見栄張ってすみませんでしたァ!」
「しょーがないなー。なまえは僕がいないと何も出来ないんだから」
うっぜぇ!!煽ってきてる。めちゃくちゃ煽ってきてる!ニヤニヤした顔がマジでうざってえ!
今に見てろよ…そのうち、あれ?五条さんいたの?気付かなかったや、って言ってやるんだからな!……やっぱこの存在感ありまくりな人に気付かないのは有り得ないか。仕返しは別の考えよう。
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