転生したらヒロインがいた件
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聞いてくれ。私さ、実は前世を覚えてるんだよ。
最期トラックに撥ねられたとこまで記憶にあるから最悪スプラッタかなとか思ったりもしたけど、考えたところで今更な話だし、どうにもならないことなのでその話は省略する。
んで気づけば赤子ね。まあ幼少期は何をするにも恥ずかしかったが、これも大したことない話題だ。
重要なのはここからだ。
親から家のことを教えられてる時からおかしいなーとは思ってたのよ。
「なまえ、いいか。我が家は今まで隠れ潜んでいたが、由緒正しい魔術師の家系だ。お前はその血を受け継いでいる」
へえそうなんだ。…え、で?
「明日からお前にも魔術を教えていこうと思っている」
わお。SFの世界じゃん。転生したんだから魔法みたいな特別なのを一度でいいから使ってみたかったんだよね。いやてか魔術?魔法とは違うの?
「お前の魔術回路は多い。修行次第でいくらでも大成するだろう。
そしていつか我らが衰退する原因となった魔術協会に報復するのだ。我らは直系ではないものの、かのダーニック・プレストーン・ユグドミレニアの血縁者なのだから」
………おうち帰りたい。
Fateかよォ!!死亡フラグ乱立してんじゃん!父さんの言い方から既に死亡フラグ立ててきてるし!いやー!前世に帰して!
そう思ってた時期が私にもありました。でももう手遅れなので諦めた。だが話はまだ続く。
そして人理継続保障機関フィニス・カルデアへと招集されたのですよ。アッこれ死ぬわ、と確信した。Fateなのはわかってたけど、まさかのFGO。一話で爆破ですね、わかります。…いやわからねーけどな!
ユグドミレニアの血を引いてて、舞台はFGOとか設定過多かよ!なんでApocryphaとまざってんの?いやApocryphaあんま詳しくないからユグドミレニアは悪役ムーブかましてたってことくらいしか知らんけども。ていうかそんだけ要素ぶち込んどいて一話退場とか…!
…FGOの他のマスターって死んだんだっけ。それとも冷凍で保存されたんだっけ。モブのことなんて覚えてるわけねえだろ!?どっちにしろ仮死か死じゃねえか!運命のばっきゃろー!
そんなこんなで現在。カルデア内のマスターは藤丸くん、姫塚さん、私。
んんん?…多くね?生き残りというか、無事だったのって藤丸くんだけじゃなかったけ?
そして藤丸くんのハーレムはさておき、本来ならいなかったはずの姫塚さんの逆ハーレムっぷりな。お前よくその数の男を捌けるな。マジである意味尊敬する。
あと私何故か姫塚さんに嫌われてるんだよね。イレギュラー同士、境遇は一緒かもと思い仲良くしたかったのに、初対面の頃から目の敵にされてる。
私が一体何をしたっていうんだ…!むしろ何もしてないだろ!?……あ、それが原因?やだごめん。
だって何かの拍子でユグドミレニアだってバレたら、全部片付いた後に魔術協会からコロコロされちゃうかもじゃん。目立ちたくないの!ファミリーネームは極秘事項なの!父さんは何か色々言ってたけど、私は第二の人生を謳歌したいんだもん!
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