15話
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次の任務が終われば休暇。次の任務が終われば休暇。次の任務が終われば休暇!!
この一ヵ月半長かった!お師様はもう煉獄の屋敷に戻っただろうか。
私の力では一定時間過ぎてしまったら傷が治せなかった。そのせいで左眼がもう見えなくなったから、片目での生活に慣れた頃に胡蝶さんから許可が出たら帰る予定だと言っていた。稽古をつけていたくらいだしもう眼は問題ないと思うんだけど、もしかしたら蝶屋敷に留まってあの三人に定期的に稽古をつけているかもしれない。
許すまじ…奴らは戻り次第、当分お師様からの稽古なんて考えられない身体にしてやるわ。
まあ、早く帰る為にも今回の任務に集中しないと。
そして現在地から蝶屋敷まで結構近いという事実は一旦頭の隅にやっておこう。じゃないと任務放棄してお師様のところに向かいそうだし。
未だ駆除出来ていないあのクソ鳥によると、今回は他の隊員と合同任務らしい。
なんでもあちらからのご指名だそうだ。私の正体を知った上で指名してくるような相手思いつかないんだけどな。
指定された場所で待っていると一際目を引く欠片も忍んでない忍び(仮)がやって来た。
……ほっぽり出してお師様のとこ行けばよかったなぁ…。
「はぁぁぁああ……」
「おい待て。なんだその盛大な溜め息」
「察しろ。ああ、宇髄なんかよりお師様に会いたい…お師様不足でご飯もまともに喉を通らないよ…」
「そーかよ。なら何杯食った?」
「丼1杯」
「充分すぎるだろ」
「お師様も蜜璃さんももっと食べるし」
「その2人は例外、むしろ異常だ」
あーあ、宇髄と任務かあ。柱との任務なんて簡単に終わらないのが目に見えてんじゃん。お師様ぁ…会いたいよぉ…。
「やっと追いついた!」
「少しはこっちのこと考えて走れよ!」
よく知る声と気配。なんか最近この3人組とよく遭遇するな。
そして宇髄、でかした。
「あれ?なまえちゃんだ!なまえちゃー、」
「善逸止まれ!」
チィッ!外したか。炭治郎が善逸の腕を引いたせいで髪に軽く拳がかすった程度だ。
「は?なまえ何してんだ。コイツら同期じゃねえのかよ」
「どんなに仲の良い友達だったとしても許せないことってあるよね。
お師様から稽古を受けるのは私だけでいい。その為なら他は再起不能にしてやる」
「心せっま」
うるせえ。私がいない間にお師様とキャッキャウフフと楽しんでた野郎共を許してなるものか。
「なまえ落ち着け!煉獄さんに会えなくて苛立ってるのはわかるが八つ当たりはダメだ」
「黙れ!お師様との稽古は楽しかったかよ。私は会えない話せない居場所も安定しないから手紙を一方的に送るだけで文通も出来なかったってのにさァ!」
「正直とても優しいしわかりやすかったから、また稽古して欲しいとお願いした!」
また、だと?
「バッ、炭治郎!そこは誤魔化しとけよ!なんで正直に言っちゃうかなあ!?」
「? 花子はなんで怒ってんだ?」
「なまえちゃんな!?お前はちょっと黙っとけ!」
そうか…うん。またお願い、ね。お師様なら喜んで引き受けるだろうね。
うふふ、それじゃあそのお願いが叶わないように手足の一、二本くらい折っとかないとだなァ!
「はい、そこまでェ。遊ぶなら任務の後にしろ」
襲いかかろうとしたところで、宇髄に襟を掴まれ、プラーンと猫のように持ち上げられる。
「空気読めよ、宇髄」
「ならお前は状況を考えろ。任務前に使えなくしてどうするよ。後にしろ、後」
後ならいいんかい。アンタも大概適当だな。
まあいっか。宇髄から許可出たことだし、この任務が終わったら覚えてろよ。
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