4話
夢小説設定
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燕順曰く、第八皇女の紅玉姉様がバルバット王と結婚するらしい。え、何それ。御祝いめんどくさ。
つーかあの貿易国の王妃とかめっちゃ出世じゃん。いいなあ、私も適当に力を持った国に嫁ぎたーい。でも毎日王様に媚びるのはやだー。………やっぱ自国でダラダラしるのが1番いいわね。
それにしても祝いの品、ねえ。他の姉様たちは私が小さい頃に嫁いだから何も渡さないのは失礼にあたるとかはなかったのよね。
だけど私も成長したし、紅玉姉様とはそれなりに懇意にしてる分、何もしないというのは体面が悪い。
私に手に入る物は大抵紅玉姉様にも手に入るし、派手にしすぎて出て行くこと自体を祝っていると思われたら厄介だわ。
さて、どうするべきか…
「紅玉姉様、この度はご婚約おめでとうございます。姉様と離れてしまうのは悲しいですが、私は何時だって姉様の幸せを願っています…!
それで、あの…姉様の為にささやかな物ですが頑張って花冠と、このお茶会のお菓子を作ったんです。他のお兄様やお姉様たちの御祝いの品には遠く及びませんが、…どうか、受け取っていただけませんか…?」
フッ、完璧過ぎて自分が怖いわ。これならコストも掛からず思いもこもったプレゼントよ。どんなに必要ない物だとしても、こんな健気な妹からの御祝いを断れるワケないでしょう?
ちなみにどちらも作ったのは燕順だけれどもアイツが黙っておけばバレることはない。私?数分で諦めたわよ。私の白魚のような指が傷付くかもしれないもの。
「紅胤ちゃん…!とってもうれしいわぁ!!」
当然ね、チョロいわ姉様。
「お菓子もとっても美味しいし、こんな素敵な花冠が作れるなんて今度私にも教えて欲しいわぁ」
うげ。お断りよ!って言いたいところね。しかも私作じゃないし。でもそんなこと言えるわけもない。
「ええ、勿論ですわ。機会がありましたら是非」
あるわけないでしょ。アンタはこれから嫁ぎに出るんだから。
「中々会えないかもしれないけど、遊びにきてね」
「はい、ありがとうございます。大好きな姉様の旦那様にも会ってみたいですし」
でも念の為言質は取っておくわ。頭がパーな相手なら私が裏から操るのが可能かもしれないですから。コネクションは大事にしなければ、ね。
つーかあの貿易国の王妃とかめっちゃ出世じゃん。いいなあ、私も適当に力を持った国に嫁ぎたーい。でも毎日王様に媚びるのはやだー。………やっぱ自国でダラダラしるのが1番いいわね。
それにしても祝いの品、ねえ。他の姉様たちは私が小さい頃に嫁いだから何も渡さないのは失礼にあたるとかはなかったのよね。
だけど私も成長したし、紅玉姉様とはそれなりに懇意にしてる分、何もしないというのは体面が悪い。
私に手に入る物は大抵紅玉姉様にも手に入るし、派手にしすぎて出て行くこと自体を祝っていると思われたら厄介だわ。
さて、どうするべきか…
「紅玉姉様、この度はご婚約おめでとうございます。姉様と離れてしまうのは悲しいですが、私は何時だって姉様の幸せを願っています…!
それで、あの…姉様の為にささやかな物ですが頑張って花冠と、このお茶会のお菓子を作ったんです。他のお兄様やお姉様たちの御祝いの品には遠く及びませんが、…どうか、受け取っていただけませんか…?」
フッ、完璧過ぎて自分が怖いわ。これならコストも掛からず思いもこもったプレゼントよ。どんなに必要ない物だとしても、こんな健気な妹からの御祝いを断れるワケないでしょう?
ちなみにどちらも作ったのは燕順だけれどもアイツが黙っておけばバレることはない。私?数分で諦めたわよ。私の白魚のような指が傷付くかもしれないもの。
「紅胤ちゃん…!とってもうれしいわぁ!!」
当然ね、チョロいわ姉様。
「お菓子もとっても美味しいし、こんな素敵な花冠が作れるなんて今度私にも教えて欲しいわぁ」
うげ。お断りよ!って言いたいところね。しかも私作じゃないし。でもそんなこと言えるわけもない。
「ええ、勿論ですわ。機会がありましたら是非」
あるわけないでしょ。アンタはこれから嫁ぎに出るんだから。
「中々会えないかもしれないけど、遊びにきてね」
「はい、ありがとうございます。大好きな姉様の旦那様にも会ってみたいですし」
でも念の為言質は取っておくわ。頭がパーな相手なら私が裏から操るのが可能かもしれないですから。コネクションは大事にしなければ、ね。
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