ドゴン！！

ノックもせずいきなり悟空がいる部屋にナイフを持った妖怪が入ってきた。
悟空は殴って妖怪を廊下まで妖怪を吹っ飛ばした。

八「大丈夫ですか悟空！？」
空「あぁ、俺はへーき」
浄「なんで、お前の部屋で桜花が寝てんだよ」
空「まぁ…色々あって」

悟空は笑ってごまかし寝ている桜花に近づいた。

空「桜花、起きて。刺客がきた」
『んー？ふぁぁ…』
八「目が赤いですけど大丈夫ですか？」
『あはは…気にしないで』

そっか、あの後私寝ちゃったんだ。

悟空に抱きしめられた事を考えると今更ながら段々恥ずかしくなってくる。

八「さてと、後は三蔵ですね」
『三蔵の所に行くの？？』

未だに状況をつかめていない桜花。

だが、ドアを突き破って倒れてる妖怪。
悟空が言ってた刺客。
段々状況が掴めてきた。

『私も三蔵の所にいく！』
八「その前にちゃんと服に着替えましょうか」
『あ、布都御魂剣も自室に置いてきちゃった…取りに行ってくる』
八「僕達は先に三蔵の所に行ってます。悟空は桜花の護衛に」
空「うん。わかった！」
『着替えてすぐ行くね』








私は自室に戻り、服を着替え、布都御魂剣もしっかりと持った。
その間、悟空にはドアの外で待ってもらった。

『おまたせ！』
空「おう！三蔵の所にいこーぜ」

私たちは廊下を走り急いで三蔵の元に向かった。









三蔵の部屋につくと、人質に取られた朋茗を八戒が助けたところだった。

さっき団体予約で入ってきた踊り子さんたちが黒幕だったってこと？


空「料理の上手な奴を人質にするなんざ最低だぞ。バッキャロー！！」
三「餌付けされてんじゃねーよ」
『ま、悟空だしね…』

空「如意三節棍！！」

悟空が戦闘準備に入り周りの妖怪を蹴散らしていく。
悟浄もそれを見て錫月杖を手に持つ。

浄「いいねェ、気持ち良さそーじゃん。イケそう？」

月の型をした鎌が妖怪を切り刻んでいく。
気絶してる朋茗を抱きかかえた八戒の元にも妖怪がやってきた。

『ここは私に、お・ま・か・せ♡』

桜花は八戒の前に立ち布都御魂剣を解放した。

私も範囲攻撃ができたらなぁ

そんなことを考えながら刀を振りかざしたら、疾風の如く風が吹き荒れ近くにいた妖怪が見事に切り刻まれていた。


『へ…？あれ…？？』

なにあの範囲スキル…

八「桜花って、あんな性格でしたっけ？」
浄「さぁな」
八「桜花って、あんな技使えましたっけ？」
浄「さぁな…」