出会い
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
今までのドタバタ騒ぎが嘘見たいに静かになり、静寂の中皆桜花を見る。
先に静寂を破ったのは悟空だった。
「なぁ、三蔵。こいつどーすんの?」
「知らん」
三蔵はそう吐き捨てた。
「でも、このまま此処で放置ってわけにはいかないでしょう?しかも蘇生実験の阻止に、この方の力が必要みたいですし」
「まぁ、華があった方がいいんでない?」
「こいつ異世界からきたんだろ?って事は此処では一人ぼっちって事じゃねーか。そんなんダメだ!」
各々三蔵に桜花の同行を許可をもらおうとしていた。
「…ッチ。足手まといは御免だからな」
3人に押し負けてなんとか桜花の同行を許可した。
「そしたら自己紹介からだな!俺は…」
悟空が言いかけた時、八戒は阻止した。
「自己紹介の前に団体さんが来るみたいですよ?」
すると各々武器を持ち辺り一面殺気のようなものが感じられる。
「お嬢ちゃんは、ちょっとジープの中で隠れててねん」
悟浄は桜花の手を取りジープに案内した。
桜花はジープの中で身を小さくしていると、外から声が聞こえた。
「お尋ね者の三蔵一行だ!」
「殺せ、殺せ」
「経文を奪えー!」
とんでもない言葉が色々聞こえてくる。
そしてその声は悲鳴と聞きなれない残酷な音が聞こえてくる。
銃声。骨が砕ける音。肉が切れる音。
そして血の濃い匂い。
思わず耳を塞ぎたくなる。
「なぁ、三蔵一行に女なんていたか?」
妖怪がジープの中を覗き込み桜花はあっさりと見つかり、ジープから引きずり降ろされてしまった。
「これで形勢逆転だな!まずは、その経文を渡してもらおうか!」
これを見て4人の顔は面倒くさそうな顔をする。
「いるんだよな、こうゆうバカ」
最初に口を開いたのは悟浄だった。
「ダメですよ、本当の事を言っては」
「またこのパターンかよ」
誰も桜花の事を誰も助けようとはしなかった。
そりゃそうだよ。
だって会ったばかりだもの。
別に助けてくれなくていいし。
『殺したいならどーぞ?』
もう疲れてるんだよ。
殺してくれるなら殺してよ。
1人じゃ死ぬ勇気がなかった愚か者。
殺してくれるなら本望。
だがその願いは叶わなかった。
銃声と共に私を人質にとった人の額は銃弾が貫き倒れていた。
『な…んで…⁇』
なんで死なせてくれなかったの?
気がつくと涙が流れていた。
「お前何故死のうとした?」
紫闇の目が私を睨みつける。
『わ、私はいらないから… いない方ががいい存在だから…』
「なら何故震えている?」
自分でも気がつかなかった。
死にたいと願ったハズなのに体は死ぬ事の恐怖で震えていた。
『これじゃあ、やってる事と言ってる事が違うじゃない…』
私は結局愚か者なんだ…
自分が情けなくて笑えてくる。
1人じゃ死ぬ勇気なんてなかったから、誰かに殺して欲しいって願ってたのに。
いざその時になると体が震えてるんだもの。
「死ぬのは自由だ 逃げることはできる お前が死んでも何も変わらない ――だが お前が生きて 変わるものもある」
『なかったよ… そんなの。 私が生きて変わるものなんて一個もなかった…!』
ずっとずっと邪魔者扱いされてたんだから…!
「それを決めるには、まだ早いんでねぇの?
そんな若さで人生かたるな」
赤毛のお兄さんは私の所に近づき、自分の手を見た。
「あー、今は頭撫でられねぇや」
手真っ赤だもんね。
血で…
『確かにまだ人生を語るのは早いかもね。 私の環境も淫乱神様のお陰で変わっちゃったし。 これから先私が生きていて変わったものがあったらいいな』
「あんだろ。 生きてりゃそのうち」
『そっか』
そしたらちょっと離れた所から茶髪の子が話しかけてきた。
空「なー。 早くこっち手伝ってくれよー! ラチあかねぇって!」
そうだった、此処は今戦場と化していたんだった。
金髪美人さんと、赤毛のお兄さんは再度先頭モードに入りそこってくる敵を倒しまくる。
私もきっと甘えて守られてるままじゃダメだ。
御誂え向きに私にはさっき、淫乱神様から貰った刀もある。
『布都御魂剣、貴方は私のどこが気に入ったのかわからないけど、私を選んでくれたんでしょう?
なら、私のこれからの悪足掻きに付き合ってもらうからね!』
刀は青く光ったと同時に後ろにいた妖怪を切った。
するとあちらこちらで、このアマァ!と叫びながら妖怪が襲ってきた。
初のヒトゴロシなのに何も感情は湧かなかった。
襲ってくるから倒してるかんじ。
不思議と恐怖も感じられなかった。
悟空、悟浄、八戒は唖然としていて、三蔵だけは、その様子を冷静に見ていた。
「つえー!」
我に戻った悟空目を輝かせていた。
気がつくと私の近くには真っ赤な血を流し、倒れてる人の山ができていた。
ついにこの手で人を殺めたんだ。
やってる時は何も感じなかったけど、冷静になると自分が恐ろしいな。
手が微かに震えた。
先に静寂を破ったのは悟空だった。
「なぁ、三蔵。こいつどーすんの?」
「知らん」
三蔵はそう吐き捨てた。
「でも、このまま此処で放置ってわけにはいかないでしょう?しかも蘇生実験の阻止に、この方の力が必要みたいですし」
「まぁ、華があった方がいいんでない?」
「こいつ異世界からきたんだろ?って事は此処では一人ぼっちって事じゃねーか。そんなんダメだ!」
各々三蔵に桜花の同行を許可をもらおうとしていた。
「…ッチ。足手まといは御免だからな」
3人に押し負けてなんとか桜花の同行を許可した。
「そしたら自己紹介からだな!俺は…」
悟空が言いかけた時、八戒は阻止した。
「自己紹介の前に団体さんが来るみたいですよ?」
すると各々武器を持ち辺り一面殺気のようなものが感じられる。
「お嬢ちゃんは、ちょっとジープの中で隠れててねん」
悟浄は桜花の手を取りジープに案内した。
桜花はジープの中で身を小さくしていると、外から声が聞こえた。
「お尋ね者の三蔵一行だ!」
「殺せ、殺せ」
「経文を奪えー!」
とんでもない言葉が色々聞こえてくる。
そしてその声は悲鳴と聞きなれない残酷な音が聞こえてくる。
銃声。骨が砕ける音。肉が切れる音。
そして血の濃い匂い。
思わず耳を塞ぎたくなる。
「なぁ、三蔵一行に女なんていたか?」
妖怪がジープの中を覗き込み桜花はあっさりと見つかり、ジープから引きずり降ろされてしまった。
「これで形勢逆転だな!まずは、その経文を渡してもらおうか!」
これを見て4人の顔は面倒くさそうな顔をする。
「いるんだよな、こうゆうバカ」
最初に口を開いたのは悟浄だった。
「ダメですよ、本当の事を言っては」
「またこのパターンかよ」
誰も桜花の事を誰も助けようとはしなかった。
そりゃそうだよ。
だって会ったばかりだもの。
別に助けてくれなくていいし。
『殺したいならどーぞ?』
もう疲れてるんだよ。
殺してくれるなら殺してよ。
1人じゃ死ぬ勇気がなかった愚か者。
殺してくれるなら本望。
だがその願いは叶わなかった。
銃声と共に私を人質にとった人の額は銃弾が貫き倒れていた。
『な…んで…⁇』
なんで死なせてくれなかったの?
気がつくと涙が流れていた。
「お前何故死のうとした?」
紫闇の目が私を睨みつける。
『わ、私はいらないから… いない方ががいい存在だから…』
「なら何故震えている?」
自分でも気がつかなかった。
死にたいと願ったハズなのに体は死ぬ事の恐怖で震えていた。
『これじゃあ、やってる事と言ってる事が違うじゃない…』
私は結局愚か者なんだ…
自分が情けなくて笑えてくる。
1人じゃ死ぬ勇気なんてなかったから、誰かに殺して欲しいって願ってたのに。
いざその時になると体が震えてるんだもの。
「死ぬのは自由だ 逃げることはできる お前が死んでも何も変わらない ――だが お前が生きて 変わるものもある」
『なかったよ… そんなの。 私が生きて変わるものなんて一個もなかった…!』
ずっとずっと邪魔者扱いされてたんだから…!
「それを決めるには、まだ早いんでねぇの?
そんな若さで人生かたるな」
赤毛のお兄さんは私の所に近づき、自分の手を見た。
「あー、今は頭撫でられねぇや」
手真っ赤だもんね。
血で…
『確かにまだ人生を語るのは早いかもね。 私の環境も淫乱神様のお陰で変わっちゃったし。 これから先私が生きていて変わったものがあったらいいな』
「あんだろ。 生きてりゃそのうち」
『そっか』
そしたらちょっと離れた所から茶髪の子が話しかけてきた。
空「なー。 早くこっち手伝ってくれよー! ラチあかねぇって!」
そうだった、此処は今戦場と化していたんだった。
金髪美人さんと、赤毛のお兄さんは再度先頭モードに入りそこってくる敵を倒しまくる。
私もきっと甘えて守られてるままじゃダメだ。
御誂え向きに私にはさっき、淫乱神様から貰った刀もある。
『布都御魂剣、貴方は私のどこが気に入ったのかわからないけど、私を選んでくれたんでしょう?
なら、私のこれからの悪足掻きに付き合ってもらうからね!』
刀は青く光ったと同時に後ろにいた妖怪を切った。
するとあちらこちらで、このアマァ!と叫びながら妖怪が襲ってきた。
初のヒトゴロシなのに何も感情は湧かなかった。
襲ってくるから倒してるかんじ。
不思議と恐怖も感じられなかった。
悟空、悟浄、八戒は唖然としていて、三蔵だけは、その様子を冷静に見ていた。
「つえー!」
我に戻った悟空目を輝かせていた。
気がつくと私の近くには真っ赤な血を流し、倒れてる人の山ができていた。
ついにこの手で人を殺めたんだ。
やってる時は何も感じなかったけど、冷静になると自分が恐ろしいな。
手が微かに震えた。