深紅
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空「ーあ・れ、悟浄は?」
悟空が部屋のドアをパタンと開ける。
三「さあ?便所じゃないか」
空「げ、何コレ」
部屋の中にはギュウギュウに詰められた3枚の布団と1つだけ、ベッドがある。
私はベッドの上でうつ伏せになり、八戒が読んでる本を隣から読んでいた。
本の内容は難しすぎて、わからないけど…
すると八戒は私にそっと毛布をかぶせた。
毛布を掛けて当然だ。
うつ伏せになって肘を立ててるせいで、胸元はチラチラとし、ミニスカートのせいで下着が見えそうで見えないギリギリの位置。
八戒は取り敢えず、と思い毛布を腰の所まで掛けた。
『んー?別に寒くないよ?』
八「ほら、女の子はお腹を冷やしたらいけないって言うでしょ?」
『まぁ確かに…』
そしたらいきなり三蔵のハリセンが飛んできた。
『痛い!何するのさっ』
三「もっと自分の格好を理解しろっ!」
『もう、この格好なれたよ!慣れって怖いねっ!』
三「はぁ… あのオバサンが、どうしても一晩泊まってけって修学旅行じゃねえっつーの」
空「あはは… ぎっしり…」
八「ま、お世話になったことですし、お言葉に甘えましょう」
空「…なー八戒」
『いたっ』
空「わー、ごめん!」
悟空が座った所は思いっきり私の足の上だった。
毛布がかかってたので、そこに足があった事に気がつかなかったんだろう。
『大丈夫だよ、ちょっとビックリしただけ!』
空「そっかそっか」
悟空は枕元の方に移動し、八戒の隣に座る。
空「そうだった、いい加減教えてよ。前っから捜してる“ジエン”ってのは何者なんだ?」
八「僕もおトイレお借りしますか」
三「本持ってか?」
空「ばっくれんなよッ 悟浄のこと知ってんのは一緒に暮らしてた、お前だけじゃん」
『へぇ、悟浄と八戒って一緒に暮らしてたんだ』
八「旅する前の話ですけどね。あの人ゴミの日も知らないので、面倒見るのが大変でしたよ…」
『あはは、おつかれさま』
悟浄って結構私生活だらしなさそうだから、面倒見るの大変だっただろうな
八「まぁ、悟浄の事は本人に直接聞けば…」
空「ぜってーいや …だけど何か俺何にもヒミツとかねーのに、アイツにあるのってズルイじゃんか」
悟空は手元にあった枕をギュッと抱きしめ、スネた。
ちょっとかわいい…
三「…ガキ?」
空「悪かったなガキでよ‼︎まだ未成年だもんよ」
八「…ま 悟浄にも口止めざれませんしね」
多分この話は私は聞いたらダメだ。
まだ会って日が浅いし、きっと悟浄も聞かれたくはないだろう。
向こうから、話てもらえた時にでも聞けばいいかな。
『悟浄帰ってくるの遅いから、ちょっと探してくる!んで、ちょっとこの辺散策するのに付き合ってもらうー』
八「いえ、桜花もここにいて下さい」
『いいの?』
八「桜花も仲間じゃないですか。下手に気を使わなくていいんですよ?」
『わかった』
仲間って言ってくれたのが嬉しかった。
再びベッドの上に座る。
八「そのヒトの名前は“沙 爾燕” 悟浄が8歳の時から行方不明のままの命の恩人ーそして、お兄さんだそうです。いわゆる“腹違い”の…」
三「“純血の妖怪”ってことか」
八「ええ 爾燕は本妻のお子さんだそうですが、悟浄が本妻に殺されかけたところを救ってくれたとか。普通の子供なら殺されることなんてなかったんでしょうけど、桜花は知らないと思いますが、悟浄は妖怪の父親と人間との間に生まれた混血児ー いわば禁忌の子供ですからね。」
『悟浄もお母さんから酷い目に合わされてたんだね…』
それはもう私以上に…
流石に私の親も私を殺そうとまでは思ったことがないはず。
タブン…
“あんたなんて生まれなければ”昔言われた言葉が頭の中で過ぎる。
まぁ、もういいや。私はもう2度とあっちの世界に戻る事はない。
そんな事を考えていると、悟浄が帰ってきた。
『おかえりー』
浄「あぁ… てかなんだよコレ。布団一つ足りてねぇじゃん」
八「そう、そこなんですよねぇ。おばさんが敷いてくれた布団は3組。そして特等席といわんばかりのベッドがひとつ」
三「…まさか俺に床で寝ろなどとでも言うつもりか?」
『皆様方、レディーファーストって言葉知ってる?』
八「やですねー、男女平等って言葉知ってます?」
『うっ』
空「五日も野宿してたんだぜぇー?俺だってベッドがいいッ」
浄「誰もヤローとなんざ肩並べて寝たかねーっつの。桜花と添い寝なら話は別だけどな」
『悟浄と添い寝するなら、外で寝たほうがましっ』
浄「俺の扱いひどくない?まぁ、ここは勝負だな!ンじゃまぁ、カードでイッパツ勝負といこうぜ?5人の中で1番強いカード引いた奴の勝ちってこった。
カードを引いてみてみたらダイヤの7。
ラッキーセブンで数字はいいんだけどな。
『ラッキーセブンだよ!』
空「俺の勝ちぃ♪キングだぜキング‼︎」
『悟空に負けた…』
浄「ばっか、数字がデカけりゃ、いーってモンでもねーぞ。こっちゃエースなのよ!」
三「…甘いんだよ愚民ども」
浄「‼︎スペードのエース…!⁉︎くっそーその手があったか‼︎」
『よく皆、そんなに強いカード出せるね…』
八「あのー ちょっとジョーカーなんですけど僕」
『八戒凄い…』
空「ヤダーッ やっぱ俺ベッドがいいーっ」
浄「あッ てめ‼︎ガキかおめーはッ」
ベッドの上で戦争が起こりそうだったのでジープを抱っこして、早々に端っこの布団の上に逃げた。
皆さんお布団も3つしかないって知ってます?
『ジープ、今日は一緒に寝ようねー♪』
「キュッ」
ジープと遊んでいたら後ろのベッドが騒がしい…
「大体カードで勝負すんのが間違いなんだよ‼︎こいつが勝つの目に見えてンだろうが‼︎」
「あ、いででででっ」
「誰だよジョーカー入れた奴ぁ⁉︎」
『よく取っ組み合う元気があるね…』
ガチャ
ドアを開け旬麗さんが入ってきた。
「遅くなってごめんなさい。皆さんの服全部乾きましたから…」
そして持った服を落とし、慌てて部屋から出た。
あーなるほど…
悟空を押し倒す悟浄。
その後ろに三蔵。
そして今からベッドに向かおうとしてる八戒。
…悟空総受け。
「あのっ スミマセン‼︎ここに置いておきますねっ 私何も見てませんから‼︎ …ごゆっくりどうぞ‼︎」
浄「何か今すっげえ誤解されてねェか!⁉︎」
『悟空総受け… とっても美味しくてアリだと思うよ!』
私は親指をグッとたてた。
スパァァァァン!
『いったぁ!』
三「腐女子!気色悪りぃ事考えてんじゃねぇよ‼︎」
『言ってみただけじゃんっ』
空「え?なに?総受けってなに?」
『総受けってゆーのはねぇ』
八「桜花?」
八戒からドス黒いオーラが出ていた気がしたので説明をするのをやめた。
八「悟空は気にしなくていいんですよー」
三「……あ、もーイイよ。死ねお前ら」
八「じゃあ僕はベッドの上で❤︎おやすみなサーイ」
悟空が部屋のドアをパタンと開ける。
三「さあ?便所じゃないか」
空「げ、何コレ」
部屋の中にはギュウギュウに詰められた3枚の布団と1つだけ、ベッドがある。
私はベッドの上でうつ伏せになり、八戒が読んでる本を隣から読んでいた。
本の内容は難しすぎて、わからないけど…
すると八戒は私にそっと毛布をかぶせた。
毛布を掛けて当然だ。
うつ伏せになって肘を立ててるせいで、胸元はチラチラとし、ミニスカートのせいで下着が見えそうで見えないギリギリの位置。
八戒は取り敢えず、と思い毛布を腰の所まで掛けた。
『んー?別に寒くないよ?』
八「ほら、女の子はお腹を冷やしたらいけないって言うでしょ?」
『まぁ確かに…』
そしたらいきなり三蔵のハリセンが飛んできた。
『痛い!何するのさっ』
三「もっと自分の格好を理解しろっ!」
『もう、この格好なれたよ!慣れって怖いねっ!』
三「はぁ… あのオバサンが、どうしても一晩泊まってけって修学旅行じゃねえっつーの」
空「あはは… ぎっしり…」
八「ま、お世話になったことですし、お言葉に甘えましょう」
空「…なー八戒」
『いたっ』
空「わー、ごめん!」
悟空が座った所は思いっきり私の足の上だった。
毛布がかかってたので、そこに足があった事に気がつかなかったんだろう。
『大丈夫だよ、ちょっとビックリしただけ!』
空「そっかそっか」
悟空は枕元の方に移動し、八戒の隣に座る。
空「そうだった、いい加減教えてよ。前っから捜してる“ジエン”ってのは何者なんだ?」
八「僕もおトイレお借りしますか」
三「本持ってか?」
空「ばっくれんなよッ 悟浄のこと知ってんのは一緒に暮らしてた、お前だけじゃん」
『へぇ、悟浄と八戒って一緒に暮らしてたんだ』
八「旅する前の話ですけどね。あの人ゴミの日も知らないので、面倒見るのが大変でしたよ…」
『あはは、おつかれさま』
悟浄って結構私生活だらしなさそうだから、面倒見るの大変だっただろうな
八「まぁ、悟浄の事は本人に直接聞けば…」
空「ぜってーいや …だけど何か俺何にもヒミツとかねーのに、アイツにあるのってズルイじゃんか」
悟空は手元にあった枕をギュッと抱きしめ、スネた。
ちょっとかわいい…
三「…ガキ?」
空「悪かったなガキでよ‼︎まだ未成年だもんよ」
八「…ま 悟浄にも口止めざれませんしね」
多分この話は私は聞いたらダメだ。
まだ会って日が浅いし、きっと悟浄も聞かれたくはないだろう。
向こうから、話てもらえた時にでも聞けばいいかな。
『悟浄帰ってくるの遅いから、ちょっと探してくる!んで、ちょっとこの辺散策するのに付き合ってもらうー』
八「いえ、桜花もここにいて下さい」
『いいの?』
八「桜花も仲間じゃないですか。下手に気を使わなくていいんですよ?」
『わかった』
仲間って言ってくれたのが嬉しかった。
再びベッドの上に座る。
八「そのヒトの名前は“沙 爾燕” 悟浄が8歳の時から行方不明のままの命の恩人ーそして、お兄さんだそうです。いわゆる“腹違い”の…」
三「“純血の妖怪”ってことか」
八「ええ 爾燕は本妻のお子さんだそうですが、悟浄が本妻に殺されかけたところを救ってくれたとか。普通の子供なら殺されることなんてなかったんでしょうけど、桜花は知らないと思いますが、悟浄は妖怪の父親と人間との間に生まれた混血児ー いわば禁忌の子供ですからね。」
『悟浄もお母さんから酷い目に合わされてたんだね…』
それはもう私以上に…
流石に私の親も私を殺そうとまでは思ったことがないはず。
タブン…
“あんたなんて生まれなければ”昔言われた言葉が頭の中で過ぎる。
まぁ、もういいや。私はもう2度とあっちの世界に戻る事はない。
そんな事を考えていると、悟浄が帰ってきた。
『おかえりー』
浄「あぁ… てかなんだよコレ。布団一つ足りてねぇじゃん」
八「そう、そこなんですよねぇ。おばさんが敷いてくれた布団は3組。そして特等席といわんばかりのベッドがひとつ」
三「…まさか俺に床で寝ろなどとでも言うつもりか?」
『皆様方、レディーファーストって言葉知ってる?』
八「やですねー、男女平等って言葉知ってます?」
『うっ』
空「五日も野宿してたんだぜぇー?俺だってベッドがいいッ」
浄「誰もヤローとなんざ肩並べて寝たかねーっつの。桜花と添い寝なら話は別だけどな」
『悟浄と添い寝するなら、外で寝たほうがましっ』
浄「俺の扱いひどくない?まぁ、ここは勝負だな!ンじゃまぁ、カードでイッパツ勝負といこうぜ?5人の中で1番強いカード引いた奴の勝ちってこった。
カードを引いてみてみたらダイヤの7。
ラッキーセブンで数字はいいんだけどな。
『ラッキーセブンだよ!』
空「俺の勝ちぃ♪キングだぜキング‼︎」
『悟空に負けた…』
浄「ばっか、数字がデカけりゃ、いーってモンでもねーぞ。こっちゃエースなのよ!」
三「…甘いんだよ愚民ども」
浄「‼︎スペードのエース…!⁉︎くっそーその手があったか‼︎」
『よく皆、そんなに強いカード出せるね…』
八「あのー ちょっとジョーカーなんですけど僕」
『八戒凄い…』
空「ヤダーッ やっぱ俺ベッドがいいーっ」
浄「あッ てめ‼︎ガキかおめーはッ」
ベッドの上で戦争が起こりそうだったのでジープを抱っこして、早々に端っこの布団の上に逃げた。
皆さんお布団も3つしかないって知ってます?
『ジープ、今日は一緒に寝ようねー♪』
「キュッ」
ジープと遊んでいたら後ろのベッドが騒がしい…
「大体カードで勝負すんのが間違いなんだよ‼︎こいつが勝つの目に見えてンだろうが‼︎」
「あ、いででででっ」
「誰だよジョーカー入れた奴ぁ⁉︎」
『よく取っ組み合う元気があるね…』
ガチャ
ドアを開け旬麗さんが入ってきた。
「遅くなってごめんなさい。皆さんの服全部乾きましたから…」
そして持った服を落とし、慌てて部屋から出た。
あーなるほど…
悟空を押し倒す悟浄。
その後ろに三蔵。
そして今からベッドに向かおうとしてる八戒。
…悟空総受け。
「あのっ スミマセン‼︎ここに置いておきますねっ 私何も見てませんから‼︎ …ごゆっくりどうぞ‼︎」
浄「何か今すっげえ誤解されてねェか!⁉︎」
『悟空総受け… とっても美味しくてアリだと思うよ!』
私は親指をグッとたてた。
スパァァァァン!
『いったぁ!』
三「腐女子!気色悪りぃ事考えてんじゃねぇよ‼︎」
『言ってみただけじゃんっ』
空「え?なに?総受けってなに?」
『総受けってゆーのはねぇ』
八「桜花?」
八戒からドス黒いオーラが出ていた気がしたので説明をするのをやめた。
八「悟空は気にしなくていいんですよー」
三「……あ、もーイイよ。死ねお前ら」
八「じゃあ僕はベッドの上で❤︎おやすみなサーイ」