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出会い

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未記入だと桜花になります。

「まぁこの辺から落ちれば、あいつらの所に行けるだろう」
『へ…?』
「じゃあまた後でな」

そう言われた瞬間、落ちた。
無しのスカイダイビング。

私はこのまま死ぬのかな?
まぁ別にそれでもいいか。
私はいない方が良かった存在なんだから。







***
「なぁ八戒、まだ街につかねぇの?俺はらへって死にそうだよ…」
「次の村はもうちょっと時間かかりそうですねぇ」

悟空はつまんなさそうな顔をして空を見上げた。
すると空から女の子が落ちてくる。
ジープに向かって…

「!? 女の子が、こっちに落ちてくる!」
「猿、ついに頭までおかしく…」

悟浄が上を見上げた瞬間絶句した。

「おいおい、マジかよ!」
「皆さん、彼女の落下地点まで急ぎますよ!」
ジープを急いで走らせ彼女の落下地点まで行った。
「女の子のお相手なら、この悟浄さんにお任せ」

そして空から落ちて来た少女はすっぽりと予定地点の悟浄の腕の中に入った。

「気絶してるな」
「まぁ、無理ないですよ。空から落ちて来たんですから… でも何故そんな所から?」

八戒は隣にいる三蔵に問いかけた。

「俺に聞くな」

三蔵の眉間にはシワが増えた。
すると次は空から一筋の光が差し込みそこから観世音菩薩が現れた。

「いよう。元気にやってるか?」
「何しにきやがった、クソババァ」

三蔵の機嫌は、どんどん悪くなる。
「そこで寝てる娘を一緒に同行させろ。上司命令だ」
「断る」
「蘇生実験の阻止には、こいつの力が必要なんだよ。刀に認められた、こいつのな… まったく異世界にいるなんて思ってもいなかったぜ。
探すのに苦労した」
「つまり、右も左もわからねぇ足手まといを連れて行けと?」
「足手まといにはならんさ、こいつは刀に認められた巫女だからな。」

その時、気絶した桜花の目が覚めた。

『ここは何処?』
「目が覚めたか、これは俺からのプレゼントだ」

観世音菩薩は桜花に刀を投げた。

『これは?』
「お前の魂に聞いてみろ」

桜花はその刀を見つめボソっと呟いた。

『…霊刀・布都御魂剣』

するとたちまち、その刀は青く光り、桜花の体を包んだ。
刀なんて扱った事がないのに何故かしっくりとくるし、懐かしかった。
観世音菩薩は微笑み、上出来だ、と言った。

『なるほど、防御はこの鞘で、刀を抜いてる時は、身体能力が上がってるって感じね?』
「あぁそうだ。んじゃぁ、俺はここいらで帰るわ。桜花、こいつらと上手くやれよ?」
「おいまて、クソババァ!まだ俺は連れてくなんて言ってねぇ!」

だが、三蔵の声は観世音菩薩には届かなかった…
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