君が好き
「俺が見た夢は…ヒョンジナの指がこんなふうに動いてて…」
「や、やめ…」
ヒョンジナにされた事を再現してやった。
焦ったヒョンジナが身じろぎしたけれど、すでにロックをかけた状態で逃げ出す事が厳しかったらしい。
これがリノヒョンなら脱出してたな。
力が強いし、奇襲の目潰ししてきそうだもんな。
「ここをこうして…」
臍をツンツンとつついて掌で何度か腹を撫でたついでに胸まで擦り挙げて乳首を指でぐりぐりと押した。
「ちょ、待て…そこまでしてない…」
「なにが?俺の夢の内容だけど」
上ずった声で抗議をしながら潤んだ目で俺の指を追う。
ヒョンジナのシャツをまくし上げて胸をあらわにしてキスをした。
「ヒョ、ヒョン…!」
上から下に移動しながらキスをする。
陶器のようにきめ細かい肌だけど温もりと息遣いで生身の人間である事を感じられる。
「だ、だめ…」
「先に仕掛けたのヒョンジナでしょ」
「み、見たくなって…」
ついに白状したヒョンジナの顔をよく見たくてヒョンジナの上に乗り上げる。
「見たんだ」
「う…うん、ごめん」
ようやく観念したらしい。
俺としてはまだこの遊びに付き合っても良かったんだけど。
「しょうがないな、いつでも見せてやるから」
もうこっそり見るなよ。
こうやって虐めたくなるから。
「うぅ…」
「とはいえ、やらかした事の責任は取ってくれないと」
「え…?」
責任とは?
と言いたげなヒョンジナの耳元で「やらせて」と呟いた。
「え?」
確かに始めは朝の生理現象だったかもしれない。
でもヒョンジナが俺をいじくり回すから完全に火が付いたよね。
俺が元気になった股間をヒョンジナの太股に擦りつけたら一気に理解したらしい。
「ちょ、ちょっと待って!それはいくらなんでも無理があるって!」
ロックをかけていたけど、全力の大暴れのヒョンジナは俺から逃げ出したが捕まえて押し倒して首元にキスをした。
「ちょっ、あっ」
必死に俺を剥がそうと抵抗するけど、そう簡単に剥がされる俺では無い。
「俺、今ヒョンを抱けるような気分じゃない。また今度にして!そん時頑張るから!」
「いやいや、大丈夫。俺がヒョンジナを抱く」
「はっ!?」
「ね、お願い!」
「待って。やるとしても俺が抱く方がいい」
「ヒョンジナが俺を抱きたいように、俺もヒョンジナを抱きたい。ていうかけしかけたのはヒョンジナなんだから譲ってよ、そこは」
「ええー……」
ヒョンジナの喉がゴクリと鳴った。
まだ腹を決めかねている様子だけども、ここははっきり言い切りたい。
「抱きたい熱量は俺の方が高い!動画で予習もしたしな!」
ドヤ!男の抱き方知ってるか?
女とは違うんだからな。
上手にしないと怪我させてしまうんやで。
「ま、まじで…?女とするのと違う…の?」
「ヒョンジナ、勿論勉強済みだよな。俺を怪我させるような事、しないよな?」
勉強なんてしてません。
というか怪我するかもって初耳です。
と困惑した表情のヒョンジンと話し合いというより、ほぼ押し通す形にはなったけれど…
「わ…かった、ヒョンが抱けばいいよ…」
折れざるを得なかったヒョンジナが両手をパタリとシーツの上に投げだした。
