君が好き
寝ている最中、なにやら体がくすぐったくて目が覚めた。
薄らと目をあけると薄暗い中、俺の横で胡座をかいて座っているヒョンジナが俺を指先で弄っていた。
朝から何やってんだこいつ。
そう思ったが変な事をしているのは年中だし、暇だったんだろうと追求しなかった。
それにヒョンジナに触られるのも悪くないって下心もあった。
くすぐったい反面、触られるのも気持ちがいいっていうのもあって微動だにしないよう我慢した。 なんかもったいなくて。
ヒョンジナに触られていると思うとめちゃくちゃ興奮した。
時々薄目でヒョンジナの様子を伺っていると純粋に楽しそうで何よりだ。
しばらくヒョンジナのお触りタイムを堪能していたら、飽きたのか俺に触れる気配が無くなった。
残念だけど、良い時間だったしこれを活力に今日も頑張ろうと思えた。
さて起きようかと思ったらヒョンジナがおもむろに俺の太股の上に被さってきた。
ヒョンジナの体重でスプリングが沈んでいたが、俺には触れないようにしているらしく、このまま何が始まるのか気づかないふりをして待つことにした。
そっとヒョンジナの両指がズボンの袖に降れるとゆっくりと慎重に下にずらし始めた。
え?え?なに?
ゆっくりゆっくりとずらされていくのに気づかない訳が無い。
俺はドキドキしながらゆっくり目をあけてヒョンジナを観察することにした。
もうここまで来たら、もうええやろ。
緊張の面持ちで慎重にミッションを遂行するヒョンジナは中々面白く、途中で笑いそうになるのを頑張って耐えた。
俺が目を覚まさないのを良い事に段々力加減が適当になっていくのも心の中で『慎重にしないとバレるやろがい』とツッコミを入れているうちに俺の俺がこんにちはしたらしくヒョンジナの目がキラキラしていた。
よかったね! ミッション成功おめでとう!
そしてふと目がヒョンジナ合った。
キラキラしていた表情は一瞬で焦りに変わりあわあわしていた。
まぁ、バレた時の対策を考えてなかったのはヒョンジナらしいが俺にズボンを履かせて無かった事にしようとしたのにはウケた。
「ヒョンジナー」
逃亡寸前のヒョンジナの腕を掴んでベッドに引き摺り込んだ。
「ヒョンジナー、なにしてたの?」
「えー、えーっと…」
思い切り目が泳いでいる。
やましい事をしました感が全身から溢れ出ている。
「俺を脱がして何がしたかったん?」
「うーん…?」
中々認めないヒョンジナを逃さないようにがっちり両腕両脚で捕まえる。
「見た感想は?」
「えっ、えーっと…見てないよ?」
あくまでも否認か。
「変な夢でも見てたんかな?」
「そうじゃない?どんな夢見てんだよー!まったくー!」
俺の夢オチに乗っかってきたヒョンジナ。
浅はかだなー。
俺は手をヒョンジナの服に手を入れて、人差し指と中指をつつーっと這わせた。
「…!」
「どんな夢見たんか教えたろか?」
ギクリと固まったヒョンジナの腹に何度も指を滑らしてにこりと微笑むと、ヒョンジナの唇がわなわなと震えた。
