君が好き



「っはぁ!」

慌てて自室に駆け込んだヒョンジン。

ドアを閉めて1人になると大きく息を吐いて、それから口を引き締める。

俺からしてやった!

ヒョンジンは達成感にガッツポーズをすると同時に真っ赤になってベッドに飛び込んだ。

ヒョンジンの悩み3選。

①チャンビンは実は結構モテている
②主導権は握りたい
③チャンビンはよくムラムラしている


お察しだがヒョンはあの人柄から人が寄ってくる。
人との距離を一瞬で近くする話術とセンス、気遣いで常に人に囲まれている。
それはメンバーとして誇らしくも羨ましくもあり尊敬もしている。

…がいとも簡単に自分から心が離れて他の人に向くのではないかと常に不安でもある。


男たるもの、例え年下であったとしても引っ張っていく立場でいたい。

実際のところ、仕事にしてもプライベートにしてもヒョンが上手く立ち回ってくれているからほとんど自分が前に出る事がない。
なんだったら俺より年下メンバーの方がしっかりしているかもしれない。
だから恋愛は任せて欲しい。
何か見せ場が欲しい。


ヒョンはよくスキンシップを取りにくる。
普通のじゃなくて、明らかにエロい方向に持っていこうとする。
いい年だからあり得ない事では無いけれど、軽く見られているんじゃないかと不満がある。

俺は軽くない男!

…かといって全く興味が無い訳では無くてむしろあんな事やこんな事にめっちゃ興味ある。

あぁそれにしてもヒョンの唇柔らかかったな…

男の唇なんて固そうだと思っていたけど意外とふにゅって感じでハムハムしたくなるものだった。

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