ただ役に立ちたくて
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「佐原、もっと脇閉めろ。」
「っ…はい!」
日番谷隊長が近い…
ダメだダメだ、集中しないと!!
でも、ずっと遠くからしか見てこなかった日番谷隊長に急に会えて、
さらに稽古までつけて貰えるなんて夢のようだ…
「おい、集中が切れてるぞ。」
「はいっ、申し訳ありませんっ!!」
「…少し休憩するか。」
「あ…はい…」
せっかく隊長直々に稽古をつけて貰えてるのに…
申し訳なさすぎる…
そっと床に座り込むと、日番谷隊長は私の隣に座った。
「佐原は隊に馴染めてきたか?」
「はい!先輩方も優しくて、業務にもだいぶ慣れてきました。」
「そうか、それは良かった。」
「…あの…日番谷隊長…」
「なんだ?」
「私…日番谷隊長に助けていただいたあの日から、ずっと、
少しでも日番谷隊長のお役に立てるようになりたいと思って…
まだ平隊士ですが、いつか必ず三席になれるよう頑張ります!」
「そこは副隊長とかじゃねぇんだな。」
「え、あ、えっと…」
確かに1番近くでお役に立てるのは副隊長かもしれないけど、
毎日、日番谷隊長の傍にいたら心臓がもたない気がするんだよね…
そもそも、私が副隊長になれる素質があるとも思わないし…
返答に困っていると、日番谷隊長はくくっと笑った。
「まあ、三席になるのにも時間はかかるだろうからな。頑張れよ。」
そう言って、あのときのように優しく微笑む日番谷隊長。
好き。
気を抜いてしまうと、口に出してしまいそうになるほど、想いが溢れてくる。
「っ…きょ、今日はもう遅いですし、終わりにします!!
わざわざ、こんな夜遅くに付き合っていただきありがとうございました!」
がばっと立ち上がり、頭を下げてお礼を言い、慌てて片付けを始めようとする。
何年も会ってなかったし、会話もしてなかったのに、今日1日で
日番谷隊長の過剰摂取すぎて、明日死んでしまうかもしれないくらい幸せ過ぎる!
「わっ…」
「おいっ!」
慌てすぎて足をつまずきそうになった瞬間、
日番谷隊長にくいっと腕を引っ張られて、気付けば日番谷隊長の腕の中にいた。
「大丈夫か?」
私のほうが身長が高く、いつもは必然的に日番谷隊長を見下ろす形になるのだが、
今は座っている日番谷隊長に抱きつくような形で倒れてしまったため、ばちっと目線が合ってしまった。
「も、も、も、申し訳ありませんっ!!」
慌てて離れるものの、先ほどの感触が、日番谷隊長の匂いが、日番谷隊長の顔が、頭から離れない。
「佐原、顔真っ赤だぞ。」
からかうように笑う日番谷隊長。
「た、た、隊長にご、ご迷惑をおかけしてばかりで、も、申し訳ありません!」
恥ずかしい、恥ずかしい、恥ずかしいっ!!
平常心でいられるわけないよ!!
そもそも、日番谷隊長を好きな人は多いだろうし、誰かに知られたら絶対コロされる…
「迷惑だなんて思ってねぇよ。まあ、明日も仕事だし、さっさと片付けて帰るぞ。」
「はいっ」
日番谷隊長はどこまでも優しくて、この人に好きになってもらえる人が羨ましいと思った。
「っ…はい!」
日番谷隊長が近い…
ダメだダメだ、集中しないと!!
でも、ずっと遠くからしか見てこなかった日番谷隊長に急に会えて、
さらに稽古までつけて貰えるなんて夢のようだ…
「おい、集中が切れてるぞ。」
「はいっ、申し訳ありませんっ!!」
「…少し休憩するか。」
「あ…はい…」
せっかく隊長直々に稽古をつけて貰えてるのに…
申し訳なさすぎる…
そっと床に座り込むと、日番谷隊長は私の隣に座った。
「佐原は隊に馴染めてきたか?」
「はい!先輩方も優しくて、業務にもだいぶ慣れてきました。」
「そうか、それは良かった。」
「…あの…日番谷隊長…」
「なんだ?」
「私…日番谷隊長に助けていただいたあの日から、ずっと、
少しでも日番谷隊長のお役に立てるようになりたいと思って…
まだ平隊士ですが、いつか必ず三席になれるよう頑張ります!」
「そこは副隊長とかじゃねぇんだな。」
「え、あ、えっと…」
確かに1番近くでお役に立てるのは副隊長かもしれないけど、
毎日、日番谷隊長の傍にいたら心臓がもたない気がするんだよね…
そもそも、私が副隊長になれる素質があるとも思わないし…
返答に困っていると、日番谷隊長はくくっと笑った。
「まあ、三席になるのにも時間はかかるだろうからな。頑張れよ。」
そう言って、あのときのように優しく微笑む日番谷隊長。
好き。
気を抜いてしまうと、口に出してしまいそうになるほど、想いが溢れてくる。
「っ…きょ、今日はもう遅いですし、終わりにします!!
わざわざ、こんな夜遅くに付き合っていただきありがとうございました!」
がばっと立ち上がり、頭を下げてお礼を言い、慌てて片付けを始めようとする。
何年も会ってなかったし、会話もしてなかったのに、今日1日で
日番谷隊長の過剰摂取すぎて、明日死んでしまうかもしれないくらい幸せ過ぎる!
「わっ…」
「おいっ!」
慌てすぎて足をつまずきそうになった瞬間、
日番谷隊長にくいっと腕を引っ張られて、気付けば日番谷隊長の腕の中にいた。
「大丈夫か?」
私のほうが身長が高く、いつもは必然的に日番谷隊長を見下ろす形になるのだが、
今は座っている日番谷隊長に抱きつくような形で倒れてしまったため、ばちっと目線が合ってしまった。
「も、も、も、申し訳ありませんっ!!」
慌てて離れるものの、先ほどの感触が、日番谷隊長の匂いが、日番谷隊長の顔が、頭から離れない。
「佐原、顔真っ赤だぞ。」
からかうように笑う日番谷隊長。
「た、た、隊長にご、ご迷惑をおかけしてばかりで、も、申し訳ありません!」
恥ずかしい、恥ずかしい、恥ずかしいっ!!
平常心でいられるわけないよ!!
そもそも、日番谷隊長を好きな人は多いだろうし、誰かに知られたら絶対コロされる…
「迷惑だなんて思ってねぇよ。まあ、明日も仕事だし、さっさと片付けて帰るぞ。」
「はいっ」
日番谷隊長はどこまでも優しくて、この人に好きになってもらえる人が羨ましいと思った。