ただ役に立ちたくて
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「奈々絵、奈々絵!」
「へ?ごめん、何?」
「何って…さっきから話しかけてるのに、ずっと上の空だったからだろ。」
「ごめん…」
「なぁ、なんかあったのか?」
「…なんでもないよ。」
「…日番谷隊長のことか?」
「えっ!?」
「奈々絵は分かりやすいからなぁ。…で、何があった?」
「でも…」
せっかく、葛城くんと席官祝いでご飯に来たのに、私は何落ち込んでるんだろ…
しかも、葛城くんのこと考えるって言ったのに…
「俺のことは気にするなよ。すぐに気持ちが変わるとも思ってないしな。」
「…私…日番谷隊長の役に立てたらそれでいいって思ってた。
なのに、最近、日番谷隊長と話す機会が増えて欲張りになってる自分がいて…
でも、日番谷隊長には雛森副隊長がいるって分かってるし、
どう頑張っても日番谷隊長の隣にはいられない。
それに…葛城くんのこと、考えるって言ったのに…」
「奈々絵はさ、なんで日番谷隊長のことが好きなわけ?」
「…流魂街にいた頃はずっと退屈だったの。
いつも平和な毎日で、生きてる意味あるのかなぁって思ってた。
そんな時に日番谷隊長に出会って、世界が変わったの。多分、一目惚れだったんだと思う…」
「じゃあ、日番谷隊長に会ってなかったら、死神にはなってなかったってことか?」
「うん。」
「そっか。…俺が言うのも変だけどさ、無理して自分の気持ちを抑え込む必要はないんじゃないか?」
「え?」
「好きな気持ちはそう簡単になくならないだろ。
だから、俺が奈々絵に好きになってもらえるように頑張るからさ!」
「葛城くん…」
「名前!また呼び方、戻ってる。」
「…慎二くん、ありがとう。」
「奈々絵、これ、貰ってくれないか?」
そう言って、慎二くんは現世でいうブレスレットというものを出してきた。
「なんかあったときは、これ見て俺を思い出してほしい。
…本当は付き合ってから渡したかったんだけど。」
確かに付き合ってもないのに、こんなもの貰っていいのかな…
でも、慎二くんの気持ちも無碍にしたくないし…
「分かった。大切にするね。」
「おぅ!」
私が慎二くんを好きになれば、きっと自分も慎二くんも苦しまなくて済む。
だけど、頭と心がバラバラで。
どうしても、日番谷隊長のことを想っている自分がいる。
「へ?ごめん、何?」
「何って…さっきから話しかけてるのに、ずっと上の空だったからだろ。」
「ごめん…」
「なぁ、なんかあったのか?」
「…なんでもないよ。」
「…日番谷隊長のことか?」
「えっ!?」
「奈々絵は分かりやすいからなぁ。…で、何があった?」
「でも…」
せっかく、葛城くんと席官祝いでご飯に来たのに、私は何落ち込んでるんだろ…
しかも、葛城くんのこと考えるって言ったのに…
「俺のことは気にするなよ。すぐに気持ちが変わるとも思ってないしな。」
「…私…日番谷隊長の役に立てたらそれでいいって思ってた。
なのに、最近、日番谷隊長と話す機会が増えて欲張りになってる自分がいて…
でも、日番谷隊長には雛森副隊長がいるって分かってるし、
どう頑張っても日番谷隊長の隣にはいられない。
それに…葛城くんのこと、考えるって言ったのに…」
「奈々絵はさ、なんで日番谷隊長のことが好きなわけ?」
「…流魂街にいた頃はずっと退屈だったの。
いつも平和な毎日で、生きてる意味あるのかなぁって思ってた。
そんな時に日番谷隊長に出会って、世界が変わったの。多分、一目惚れだったんだと思う…」
「じゃあ、日番谷隊長に会ってなかったら、死神にはなってなかったってことか?」
「うん。」
「そっか。…俺が言うのも変だけどさ、無理して自分の気持ちを抑え込む必要はないんじゃないか?」
「え?」
「好きな気持ちはそう簡単になくならないだろ。
だから、俺が奈々絵に好きになってもらえるように頑張るからさ!」
「葛城くん…」
「名前!また呼び方、戻ってる。」
「…慎二くん、ありがとう。」
「奈々絵、これ、貰ってくれないか?」
そう言って、慎二くんは現世でいうブレスレットというものを出してきた。
「なんかあったときは、これ見て俺を思い出してほしい。
…本当は付き合ってから渡したかったんだけど。」
確かに付き合ってもないのに、こんなもの貰っていいのかな…
でも、慎二くんの気持ちも無碍にしたくないし…
「分かった。大切にするね。」
「おぅ!」
私が慎二くんを好きになれば、きっと自分も慎二くんも苦しまなくて済む。
だけど、頭と心がバラバラで。
どうしても、日番谷隊長のことを想っている自分がいる。
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