共に逝ってほしい彼らの話
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「主、お願いだ、一緒に死んでくれ」
「いや唐突」
「うんごめんね。でも一緒に死んでほしいんだ」
「とりあえずどうしてそうなったのか、そこから伺いましょう」
「ありがとう。あのね、僕が焼けたのは知ってるよね?」
「うん」
「だからかなぁ、夢を見るんだ。炎に巻かれる夢。夢だから熱くないし苦しくもないはずなんだけど、なんだかね、不安なんだ」
「ひええ……はやく言ってよ……こんのすけに相談したのに」
「ううん、いいんだ。ありがとう。気持ちだけで嬉しいよ。だからさ、一緒に死んでほしいんだ」
「それは意味分かんないね?」
「いいじゃないか。僕と主の仲だろう?」
「うんただの主従だよね?」
「だからこそだろう?僕のために死んでくれ」
「言う立場が逆だったら何となく分からんでもないけどね。てかそれ自分で言うセリフじゃねえから。いいとこ『君のために死ぬ』だから」
「じゃあ、君のために死ぬから僕のために死んでくれ」
「おっとそうきたか」
「お願いだよ」
「やだね」
「僕に一人で死ねと言うのかい?」
「生きろって言ってんだよ」
「いや唐突」
「うんごめんね。でも一緒に死んでほしいんだ」
「とりあえずどうしてそうなったのか、そこから伺いましょう」
「ありがとう。あのね、僕が焼けたのは知ってるよね?」
「うん」
「だからかなぁ、夢を見るんだ。炎に巻かれる夢。夢だから熱くないし苦しくもないはずなんだけど、なんだかね、不安なんだ」
「ひええ……はやく言ってよ……こんのすけに相談したのに」
「ううん、いいんだ。ありがとう。気持ちだけで嬉しいよ。だからさ、一緒に死んでほしいんだ」
「それは意味分かんないね?」
「いいじゃないか。僕と主の仲だろう?」
「うんただの主従だよね?」
「だからこそだろう?僕のために死んでくれ」
「言う立場が逆だったら何となく分からんでもないけどね。てかそれ自分で言うセリフじゃねえから。いいとこ『君のために死ぬ』だから」
「じゃあ、君のために死ぬから僕のために死んでくれ」
「おっとそうきたか」
「お願いだよ」
「やだね」
「僕に一人で死ねと言うのかい?」
「生きろって言ってんだよ」
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