ボクの先生はヒーロー
【14 恐るべき子供たち】
[ボクの先生はヒーロー]
「……今の、マジ?」
シカマルの声に、誰も答えられない。
サスケもサクラも、いのもチョウジも皆、今自分が見聞きしたことを理解しきれていないのだ。
同時に、信じられずにもいる。
失踪事件に、謎の発光する飛行物体。
そして、コギツネ座亜鈴星雲からやってきたフォックス星人。
彼らにとって、それらはもはや遠い子供時代の遺物であった。
なのに今、それらが現実として目の前に立ちはだかる。
呆然と見上げる空には依然として、四角く切り取られた映像が浮かんでいた。
「……どちらにせよ」
サスケは空を睨んだまま呟く。
「奴らが敵だってことに変わりはない」
「そーいうことだな」
シカマルも頷き、チョウジは確認のように訊ねる。
「あいつらが、里の人たちを攫ったのかな」
「じゃあ、きっとナルトも一緒ね」
いのが明るく、サクラの肩を叩く。
「なら、きっと、あんたのパパとママは無事よ」
ナルトってそういうヤツでしょ。
そう言われ、サクラも大きく頷いた。
「ええ。そうね」
【続く】
‡蛙女屋蛙姑。@iscreamman‡
WRITE:2006/01/12
UP DATE:2006/02/02(PC)
2008/12/05(mobile)
RE UP DATE:2024/08/10
[ボクの先生はヒーロー]
「……今の、マジ?」
シカマルの声に、誰も答えられない。
サスケもサクラも、いのもチョウジも皆、今自分が見聞きしたことを理解しきれていないのだ。
同時に、信じられずにもいる。
失踪事件に、謎の発光する飛行物体。
そして、コギツネ座亜鈴星雲からやってきたフォックス星人。
彼らにとって、それらはもはや遠い子供時代の遺物であった。
なのに今、それらが現実として目の前に立ちはだかる。
呆然と見上げる空には依然として、四角く切り取られた映像が浮かんでいた。
「……どちらにせよ」
サスケは空を睨んだまま呟く。
「奴らが敵だってことに変わりはない」
「そーいうことだな」
シカマルも頷き、チョウジは確認のように訊ねる。
「あいつらが、里の人たちを攫ったのかな」
「じゃあ、きっとナルトも一緒ね」
いのが明るく、サクラの肩を叩く。
「なら、きっと、あんたのパパとママは無事よ」
ナルトってそういうヤツでしょ。
そう言われ、サクラも大きく頷いた。
「ええ。そうね」
【続く】
‡蛙女屋蛙姑。@iscreamman‡
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UP DATE:2006/02/02(PC)
2008/12/05(mobile)
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