まだ神様が眠っているあいだに
【まだ神様が眠っているあいだに〜オマケ】
「ねえ、シズネ。外来のナースセンターがお通夜状態だったんだけど、なんかあった?」
「紅さん、聞いてないんですか?」
「だから、なにがあったのよ?」
「昨日、ERのはたけ先生が泌尿器科で診察受けてらして、ですね…」
「は? どんな病気貰ったの? あのバカは?」
「ただの尿道炎ですよ」
「尿道炎? 本当にバカなんだから…」
「あはは。猿飛先生もおんなじ事言ってましたよー」
「ちょっ、シズネ。なんでアスマが出てくんのよっ」
「だって、聞き出したの猿飛先生ですから」
「…アスマが? あいつ、小児科でしょ?…」
「ばったり泌尿器科の前で鉢合わせてな。なんか悪い病気でも貰ったかと思って問い質したら、盛大に惚気やがった…」
「…それはご愁傷様」
「あ、猿飛先生。お疲れ様です」
「お疲れー。お、群林堂の豆大福か」
「はい。はたけ先生の彼氏さんからの差し入れだそうです」
「そう、か…」
「あら。イルカ先生ったらマメねえ」
「へえ、彼氏さんも先生なんですか?」
「小学校のね。今はアスマの甥っ子の担任、だったかしら?」
「…ああ」
「へえー」
「ねえ、アスマ。あんまりイルカ先生に無茶させないよう、カカシに言っておいてくれた?」
「…あの割れ鍋と綴じ蓋にナニを言えってんだよ? めんどくせぇ」
「…それもそうねえ。ああ、そう。シズネ、外来のナースセンターのお通夜状態がなんでカカシの尿道炎と関係あんのよ?」
「それなんですけど、はたけ先生と猿飛先生の会話を立ち聞きしたナースが居たらしくて…」
「…カカシが彼氏持ちだってバレたのね…」
「しかも、今までカカシからの差し入れだと浮かれてたのが、実はそのよく出来た彼氏からだったと…」
「はたけ先生狙ってたナース多いですからねー」
「まあ、あいつも顔だけはいいものねえ」
「顔だけってだーれーがー?」
「あ、はたけ先生。お疲れ様でーす」
【了】
‡蛙女屋蛙娘。@iscreamman‡
WRITE:2014/10/08
UP DATE:2014/10/11(mobile)
RE UP DATE:2024/07/28
「ねえ、シズネ。外来のナースセンターがお通夜状態だったんだけど、なんかあった?」
「紅さん、聞いてないんですか?」
「だから、なにがあったのよ?」
「昨日、ERのはたけ先生が泌尿器科で診察受けてらして、ですね…」
「は? どんな病気貰ったの? あのバカは?」
「ただの尿道炎ですよ」
「尿道炎? 本当にバカなんだから…」
「あはは。猿飛先生もおんなじ事言ってましたよー」
「ちょっ、シズネ。なんでアスマが出てくんのよっ」
「だって、聞き出したの猿飛先生ですから」
「…アスマが? あいつ、小児科でしょ?…」
「ばったり泌尿器科の前で鉢合わせてな。なんか悪い病気でも貰ったかと思って問い質したら、盛大に惚気やがった…」
「…それはご愁傷様」
「あ、猿飛先生。お疲れ様です」
「お疲れー。お、群林堂の豆大福か」
「はい。はたけ先生の彼氏さんからの差し入れだそうです」
「そう、か…」
「あら。イルカ先生ったらマメねえ」
「へえ、彼氏さんも先生なんですか?」
「小学校のね。今はアスマの甥っ子の担任、だったかしら?」
「…ああ」
「へえー」
「ねえ、アスマ。あんまりイルカ先生に無茶させないよう、カカシに言っておいてくれた?」
「…あの割れ鍋と綴じ蓋にナニを言えってんだよ? めんどくせぇ」
「…それもそうねえ。ああ、そう。シズネ、外来のナースセンターのお通夜状態がなんでカカシの尿道炎と関係あんのよ?」
「それなんですけど、はたけ先生と猿飛先生の会話を立ち聞きしたナースが居たらしくて…」
「…カカシが彼氏持ちだってバレたのね…」
「しかも、今までカカシからの差し入れだと浮かれてたのが、実はそのよく出来た彼氏からだったと…」
「はたけ先生狙ってたナース多いですからねー」
「まあ、あいつも顔だけはいいものねえ」
「顔だけってだーれーがー?」
「あ、はたけ先生。お疲れ様でーす」
【了】
‡蛙女屋蛙娘。@iscreamman‡
WRITE:2014/10/08
UP DATE:2014/10/11(mobile)
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