第1章
夢小説設定
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帽子屋屋敷は、なんとハートの城より穏やかに過ごすことができた。マフィアの総本山なのに。使用人全員がだるだる~と話しているのもなんとなく和んでしまう。
最初は恐怖の対象でしかなかった双子とは割とすぐにほんとうに仲直りして打ち解けてしまった。私が臆病でほんとに斧とか剣とか銃がダメなのを分かってくれて、私の前ではそういったものを一切出さなくなった。もちろん門番の仕事中にあれをもっているのだが、私が近づくと門に立ててから近づいてきてくれる。自他共に認めるこどもである彼らは素直で一緒に居るととっても楽だ。
「夢子、僕たち休憩時間なんだよね。」
「僕たち休憩だから、一緒にあそんでほしいな。ね?遊んでくれるでしょう!」
「え…。前の休憩時間は3時間帯前だったよね?大丈夫なの?」
「僕たちのこと心配してくれるの夢子」
「夢子はほんとにかわいいな、大丈夫だよ、僕たちこどもだから休憩時間もたくさんあるんだ。」
どちらかというと帽子屋の警備とか、他の使用人が殺されそうとかそういったことを心配しているが、ここであえて言う必要ものないのでおとなしく黙っておく。
二人は今日は森に遊びに行くらしく、まだ言ったことのない私を連れて行ってくれるという。懐いてくれた彼らのお言葉に甘えて森にいる役持ちたちに会いに行くことになった。
#
「まてまてまてまて~~~!!」
「ぎゃあーーぎゃーーぎゃーーーーー!!猫怖い猫怖い猫怖いーーーー!」
ディーとダムに挟まれて森に向かう道中にはおもにいたずらについて話していた。森に仕掛けた罠について意見を求められたので、元の世界のホームなんとかという映画に出てきたいたずらについてや、隣にすんでいた発明家の博士が弟に与えていたトンデモグッズについて会話を弾ませていると、帽子屋領の森とは明らかに様子が変わってきた。
私がここに来て初めて見かけたカラフルな巨大キノコが群生していて、ねじれた矢印の看板がポツポツと出てくる。二人に両手を引かれて歩いていると急にディーとダムは私の前に踊りで、爛々とした表情でどこからか取り出した大きな斧(私とお出かけなので屋敷を出たときは腰に色違いの銃しか持っていなかったのに)を構えた。
すわ戦闘かと、あわてて二人から距離をとろうと一歩後ずさると私を追い越してなにかがぎゃーぎゃー隣を通り過ぎて背後から抱きついてきた。
「っきゃあ!」
「にゃん、にゃん、にゃんこ!コワイコワイコワイ!」
そして冒頭に戻る。
最初は恐怖の対象でしかなかった双子とは割とすぐにほんとうに仲直りして打ち解けてしまった。私が臆病でほんとに斧とか剣とか銃がダメなのを分かってくれて、私の前ではそういったものを一切出さなくなった。もちろん門番の仕事中にあれをもっているのだが、私が近づくと門に立ててから近づいてきてくれる。自他共に認めるこどもである彼らは素直で一緒に居るととっても楽だ。
「夢子、僕たち休憩時間なんだよね。」
「僕たち休憩だから、一緒にあそんでほしいな。ね?遊んでくれるでしょう!」
「え…。前の休憩時間は3時間帯前だったよね?大丈夫なの?」
「僕たちのこと心配してくれるの夢子」
「夢子はほんとにかわいいな、大丈夫だよ、僕たちこどもだから休憩時間もたくさんあるんだ。」
どちらかというと帽子屋の警備とか、他の使用人が殺されそうとかそういったことを心配しているが、ここであえて言う必要ものないのでおとなしく黙っておく。
二人は今日は森に遊びに行くらしく、まだ言ったことのない私を連れて行ってくれるという。懐いてくれた彼らのお言葉に甘えて森にいる役持ちたちに会いに行くことになった。
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「まてまてまてまて~~~!!」
「ぎゃあーーぎゃーーぎゃーーーーー!!猫怖い猫怖い猫怖いーーーー!」
ディーとダムに挟まれて森に向かう道中にはおもにいたずらについて話していた。森に仕掛けた罠について意見を求められたので、元の世界のホームなんとかという映画に出てきたいたずらについてや、隣にすんでいた発明家の博士が弟に与えていたトンデモグッズについて会話を弾ませていると、帽子屋領の森とは明らかに様子が変わってきた。
私がここに来て初めて見かけたカラフルな巨大キノコが群生していて、ねじれた矢印の看板がポツポツと出てくる。二人に両手を引かれて歩いていると急にディーとダムは私の前に踊りで、爛々とした表情でどこからか取り出した大きな斧(私とお出かけなので屋敷を出たときは腰に色違いの銃しか持っていなかったのに)を構えた。
すわ戦闘かと、あわてて二人から距離をとろうと一歩後ずさると私を追い越してなにかがぎゃーぎゃー隣を通り過ぎて背後から抱きついてきた。
「っきゃあ!」
「にゃん、にゃん、にゃんこ!コワイコワイコワイ!」
そして冒頭に戻る。