第1章
夢小説設定
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家に強盗が入ったり、立てこもり犯にナイフを突きつけられたり、知り合いの喫茶店員と命綱なしのバンジージャンプしたり、同居人と爆弾を探しに高層ビルを駆け回ったり、どこか見覚えのある光景からナイトメアが焦っている顔切り替わった。
「夢子!いったいどうしたんだ!?なにがあった!今の悪夢は、まさか君の元いた世界の出来事か!?」
「ナイトメア?…夢魔って本当に夢に出られるから夢魔って呼ばれていたの?」
焦っている他人を見るとこちらは冷静になるというものだ。あまり詮索されないようにあえて的外れな感想を言う。
「君は…。はあ。いや、君が無事ならそれでいいよ。
帽子屋屋敷で何があったんだ?今、現実の君は帽子屋屋敷の一室で寝かされている様だ。」
双子の門番に詰め寄られて(?)卒倒してしまったと話すとその光景が想像でできたのかナイトメアは顔を蒼くした。
「夢子!帽子屋屋敷は危険だし、帽子屋はもっと危険だ!もう帽子屋屋敷には来たんだからいますぐに戻ってきなさい。グレイを迎えによこしてもいい。」
「そ、うだね。さすがに怖かったな、あの二人。けどまだ帽子屋さん?と挨拶できていないんだよね。せっかく来たから、話すだけ会ってみたい。」
「そうは言うが…、だがもう屋敷内にいるのなら会わずに帰ることはできないか……。まったく、初めて君が心の声を聞かせてくれたと思ったら泣き叫ぶ声が聞こえて私も死にそうになったぞ!」
「心配かけてごめんね、ナイトメア。助けに来てくれてありがとう。ナイトメアこそ身体は大丈夫?」
「ああ、ここは私の領域だからね。少しはましになる。…ん?あ!帽子屋が部屋に来ている!それに、アリス!彼女も訪れたようだ、なにかあったら彼女に頼るといい。アリスは帽子屋とも仲が良いからな。
夢子なにかあったらまた叫んでくれ!そしたら君の声も私に届くから…」
目を開けるとすぐにノックの音が聞こえて、身体を起こす。そしたらベッドの横に座っていたメイドさんがこちらに一礼してから扉に向かった。
飛び込んできたのは数字時間帯振りの少女。続いて、例の派手な帽子を被った自由業の元締め否マフィアのボスである帽子屋と呼ばれる男性だ。
「夢子!まさか倒れるだなんて!ごめんなさい。私があなたを避けたばっかりに。わたしのせいね…。」
「アリス、久しぶり!また会えてうれしいよ。それとベッドの上からでごめんなさい。夢子・夢宮です。挨拶をしに訪問させていただいたのに、迷惑をかけてしまって、部屋を貸していただきありがとうございます。」
「いやいや、余所者のお嬢さん。眼が覚めてくれたようで安心したよ。うちの門番が失礼した。」
寝かされたベッドから五歩ぐらい離れたところで帽子をとってこちらを伺う帽子屋さんは近くで見るとすごいイケメンだ。世間的にかっこいい人は見慣れているが、いままで在った中でも1,2を争うぐらいかっこいい。服装でかっこよさがかすんでいるが。
家主に失礼だが、ベッドの上で上身だけ起こして礼をする。
「ちょうどいい。お嬢さん達も居ることだし、お詫びといってはなんだが、私のお茶会に招待しよう。」
#
いきなり来て、いきなり倒れて屋敷に担ぎ込まれたのに新品のゴスロリ風ドレス (私のサイズぴったりのしかも帽子屋さんとなんか似てる)をメイドさんに手渡され、着替えてから彼らが待つ庭のテーブルについた。
「改めまして、夢子・夢宮です。よろしくお願いします。」
「私はこの屋敷の主、ブラッド・デュプレだ。君を歓迎するよ。」
「俺はエリオット=マーチ、ブラッドの部下だ!よろしくな~夢子。
…おいおまえら!ちゃんと夢子に謝れ!!」
正面に座る帽子さんはシルクハットを上げて会釈する。薔薇のティーカップや鮮やかなお菓子が載っている三段のケーキスタンドが似合う、服装以外非の打ち所がなく、夜の時間帯のせいか妖艶という表現がぴったりな美青年。
優雅な彼と二つ隣から気さくに声をかけるのは、立派なうさぎ耳と大量のお菓子を並べたオレンジ色の男前なお兄さん。お菓子も髪もオレンジ色づくしで正直うさぎ、オレンジ以外の感想が出てこない。
そんなオレンジ色のうさぎさんに促されて恐る恐る近づく2つの影がある。よくみるとあの大きな斧を持っていない双子の門番達だ。
「夢子!いったいどうしたんだ!?なにがあった!今の悪夢は、まさか君の元いた世界の出来事か!?」
「ナイトメア?…夢魔って本当に夢に出られるから夢魔って呼ばれていたの?」
焦っている他人を見るとこちらは冷静になるというものだ。あまり詮索されないようにあえて的外れな感想を言う。
「君は…。はあ。いや、君が無事ならそれでいいよ。
帽子屋屋敷で何があったんだ?今、現実の君は帽子屋屋敷の一室で寝かされている様だ。」
双子の門番に詰め寄られて(?)卒倒してしまったと話すとその光景が想像でできたのかナイトメアは顔を蒼くした。
「夢子!帽子屋屋敷は危険だし、帽子屋はもっと危険だ!もう帽子屋屋敷には来たんだからいますぐに戻ってきなさい。グレイを迎えによこしてもいい。」
「そ、うだね。さすがに怖かったな、あの二人。けどまだ帽子屋さん?と挨拶できていないんだよね。せっかく来たから、話すだけ会ってみたい。」
「そうは言うが…、だがもう屋敷内にいるのなら会わずに帰ることはできないか……。まったく、初めて君が心の声を聞かせてくれたと思ったら泣き叫ぶ声が聞こえて私も死にそうになったぞ!」
「心配かけてごめんね、ナイトメア。助けに来てくれてありがとう。ナイトメアこそ身体は大丈夫?」
「ああ、ここは私の領域だからね。少しはましになる。…ん?あ!帽子屋が部屋に来ている!それに、アリス!彼女も訪れたようだ、なにかあったら彼女に頼るといい。アリスは帽子屋とも仲が良いからな。
夢子なにかあったらまた叫んでくれ!そしたら君の声も私に届くから…」
目を開けるとすぐにノックの音が聞こえて、身体を起こす。そしたらベッドの横に座っていたメイドさんがこちらに一礼してから扉に向かった。
飛び込んできたのは数字時間帯振りの少女。続いて、例の派手な帽子を被った自由業の元締め否マフィアのボスである帽子屋と呼ばれる男性だ。
「夢子!まさか倒れるだなんて!ごめんなさい。私があなたを避けたばっかりに。わたしのせいね…。」
「アリス、久しぶり!また会えてうれしいよ。それとベッドの上からでごめんなさい。夢子・夢宮です。挨拶をしに訪問させていただいたのに、迷惑をかけてしまって、部屋を貸していただきありがとうございます。」
「いやいや、余所者のお嬢さん。眼が覚めてくれたようで安心したよ。うちの門番が失礼した。」
寝かされたベッドから五歩ぐらい離れたところで帽子をとってこちらを伺う帽子屋さんは近くで見るとすごいイケメンだ。世間的にかっこいい人は見慣れているが、いままで在った中でも1,2を争うぐらいかっこいい。服装でかっこよさがかすんでいるが。
家主に失礼だが、ベッドの上で上身だけ起こして礼をする。
「ちょうどいい。お嬢さん達も居ることだし、お詫びといってはなんだが、私のお茶会に招待しよう。」
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いきなり来て、いきなり倒れて屋敷に担ぎ込まれたのに新品のゴスロリ風ドレス (私のサイズぴったりのしかも帽子屋さんとなんか似てる)をメイドさんに手渡され、着替えてから彼らが待つ庭のテーブルについた。
「改めまして、夢子・夢宮です。よろしくお願いします。」
「私はこの屋敷の主、ブラッド・デュプレだ。君を歓迎するよ。」
「俺はエリオット=マーチ、ブラッドの部下だ!よろしくな~夢子。
…おいおまえら!ちゃんと夢子に謝れ!!」
正面に座る帽子さんはシルクハットを上げて会釈する。薔薇のティーカップや鮮やかなお菓子が載っている三段のケーキスタンドが似合う、服装以外非の打ち所がなく、夜の時間帯のせいか妖艶という表現がぴったりな美青年。
優雅な彼と二つ隣から気さくに声をかけるのは、立派なうさぎ耳と大量のお菓子を並べたオレンジ色の男前なお兄さん。お菓子も髪もオレンジ色づくしで正直うさぎ、オレンジ以外の感想が出てこない。
そんなオレンジ色のうさぎさんに促されて恐る恐る近づく2つの影がある。よくみるとあの大きな斧を持っていない双子の門番達だ。