第1章
夢小説設定
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ハートの城を出て、一度クローバーの塔によることにした。彼らはずいぶん私のことを心配してくれていたので進捗状況の報告を兼ねてだ。
あのお茶会で私が処刑をとめなかったことがどういう経路かわからないがアリスに伝わった。そのせいか領土を移るときに彼女には会えなかった。
アリスは自分と違う余所者にどう思ったのだろうか。
そういうわけで、私は一人でクローバーの塔まで歩いている。もちろん今日は移動日なので制服姿だ。クローバーの塔とハートの城との道はアリスに連れられて歩いたとき以来の道だが、クローバーの塔はかなり高い建物なのでここからでもよく見える。それに分かれ道は森の中でも看板があって迷うことがない道だ。
きちんと舗装された道を歩いていたら、舗装された道のど真ん中にテントを見つけてしまった。
__ここはバーベキュー場だったりする?すごく良い匂いまでするんだけど。そういえば水の流れる音もするしだれかバーベキューやってるの?
そう思って、クローバーの塔にも行きたいのでテントに近づく。イベントの最中なら邪魔しないように端を通らせてもうしかない。
「…、きゃっ!」
「おっと、あれ?女の子?てっきり刺客かと思ったんだけど、あははは!ごめんな?大丈夫?」
何がおこったのかまったくわからず、テントのそばに尻餅をついてしまった。
目の前には片手に大きな剣を持って、こちらに手を差し出す赤い男の人が居た。赤い服がところどころほつれてて全体的にボロっとしているが、なんとなくハートの城の関係者っぽい服装だ。
「す、すみません。吃驚して、えっと…。」
「うーん、あ!もしかして君、2人目の余所者じゃないか?」
彼は笑いながら私の手を引いて立ち上がらせてくれた。並んで立つとグレイと同じぐらい背が高い。ここに来てから上ばかり見ている気がする。
「もしかして、ハートの騎士さん?」
「おっ、君も俺のこと知ってくれているんだな!!俺の名前はエース、見ての通り騎士だ。」
私のなかの清廉潔白な騎士像が盛大な音をを立てて崩れ落ちていくのを感じる。なんて胡散臭いひとなんだろう。容姿は爽やかでかっこいい青年なのに、すべてがわざとらしい。同居人の変装時よりも胡散臭い。
__この人が会う人会う人に気をつけろと忠告される要注意人物…。なんとなく分かる気がする…。
「あれっもしかしてまだ怖がってる?ごめんな、うっかり斬りかかっちゃって!」
「あ、ごめんなさい。私は夢子・夢宮です。私いままでハートの城にいたのにあなたに会えなかったから、こんなところで会って吃驚してしまって。」
「そうかそうか、そういえば君は領地を回っているんだったな。君のような可愛い子が会いたがってくれていたなんて光栄だぜ、あはは」
あのお茶会で私が処刑をとめなかったことがどういう経路かわからないがアリスに伝わった。そのせいか領土を移るときに彼女には会えなかった。
アリスは自分と違う余所者にどう思ったのだろうか。
そういうわけで、私は一人でクローバーの塔まで歩いている。もちろん今日は移動日なので制服姿だ。クローバーの塔とハートの城との道はアリスに連れられて歩いたとき以来の道だが、クローバーの塔はかなり高い建物なのでここからでもよく見える。それに分かれ道は森の中でも看板があって迷うことがない道だ。
きちんと舗装された道を歩いていたら、舗装された道のど真ん中にテントを見つけてしまった。
__ここはバーベキュー場だったりする?すごく良い匂いまでするんだけど。そういえば水の流れる音もするしだれかバーベキューやってるの?
そう思って、クローバーの塔にも行きたいのでテントに近づく。イベントの最中なら邪魔しないように端を通らせてもうしかない。
「…、きゃっ!」
「おっと、あれ?女の子?てっきり刺客かと思ったんだけど、あははは!ごめんな?大丈夫?」
何がおこったのかまったくわからず、テントのそばに尻餅をついてしまった。
目の前には片手に大きな剣を持って、こちらに手を差し出す赤い男の人が居た。赤い服がところどころほつれてて全体的にボロっとしているが、なんとなくハートの城の関係者っぽい服装だ。
「す、すみません。吃驚して、えっと…。」
「うーん、あ!もしかして君、2人目の余所者じゃないか?」
彼は笑いながら私の手を引いて立ち上がらせてくれた。並んで立つとグレイと同じぐらい背が高い。ここに来てから上ばかり見ている気がする。
「もしかして、ハートの騎士さん?」
「おっ、君も俺のこと知ってくれているんだな!!俺の名前はエース、見ての通り騎士だ。」
私のなかの清廉潔白な騎士像が盛大な音をを立てて崩れ落ちていくのを感じる。なんて胡散臭いひとなんだろう。容姿は爽やかでかっこいい青年なのに、すべてがわざとらしい。同居人の変装時よりも胡散臭い。
__この人が会う人会う人に気をつけろと忠告される要注意人物…。なんとなく分かる気がする…。
「あれっもしかしてまだ怖がってる?ごめんな、うっかり斬りかかっちゃって!」
「あ、ごめんなさい。私は夢子・夢宮です。私いままでハートの城にいたのにあなたに会えなかったから、こんなところで会って吃驚してしまって。」
「そうかそうか、そういえば君は領地を回っているんだったな。君のような可愛い子が会いたがってくれていたなんて光栄だぜ、あはは」